恵御納 夏朝は気付いたらそこにいた。
何だか見慣れた場所。そうだ、ここは良く行く店がある近くの道だと夏朝は気付いた。
しかし、夏朝はおかしいとも思う。どうやってここに来たのか、いや、そもそも少し前に自分が何をしていたのか思い出せないのだ。
「……あれ? 何か、おかしいかも?」
それに何だかふわふわとして、現実感がないような感覚を夏朝は覚えていた。もし、彼女が大人になってお酒を飲んだ事があればそれは酔っているのと同じ感覚だと気付いたかもしれないが、当たり前だがその経験がない為に果たしてその感覚が何なのかははっきりとしない。
まるで夢の中にでもいるかのような感覚があるからか、夏朝は何だか自分が別人になった気にさえなっていた。
「うん、何だか、楽しくなってきたかも?」
高揚しているような、夏朝本人にも解らない気分。今ならもしかして、何でも楽しめてしまうかもしれない。そんな風にさえ思っていた。
どうしよう? と夏朝は考える。
直ぐ近くには行きつけの店がある。この気分のまま猫さんグッズを見たりすれば更なる高揚感が得れそうだ。
しかし、何だか普段はしないような事をしてみるのも良いかもしれないと思う自分がいるのも感じる。それに従ってみるのも良いかもしれない。
「うーん。どうしよう?」
こんにちは、昂祈です。
まずは恵御納 夏朝さん、ガイドに出演して頂きありがとうございました。
もし、ご参加頂く場合はガイドを気にせずにアクションをお考えくださいませ。
さて、今回は原因は解らないけど、突然酔ったのと同じ状態になってしまったというのがコンセプトです。
あくまでもお酒を飲んで酔ったわけではなく、いきなり酔った状態になってしまったのです。
また実際にお酒が飲める方の場合、その時の酔い方とは違う酔い方になるというのも有りだと思います。
○酔った状態について
どんな風な酔い方になるかはお任せします。
見た目はしっかりしててあまり変わらない(けど、酔ってる)、ちょっとふわふわしてる、足元がフラフラしてる、何か世界が回るよ等々。
最初は世界が回ってるけど、少し酔いがさめて足元がフラフラする程度になるというのもOKです!
今回のこの酔った状態は普通の酔いとは違い、何故か普段できない事ができるようになる事もあります。
例えば、普段はスポーツが苦手だけど何故か得意になったり、普段は手先が不器用だけど何故か得意になったり、普段は料理苦手だけど何故か得意になったり。
ちなみにこの普段はできないけどできるようになった事については、何故か直感的にできるようになったと自覚します。
また普通の酔いと同じように、ちょっと性格が変わったりする事もあります。
普段より恋人に対して大胆になったり、普段より明るくなったり。
この不思議な酔いによって、普段とは違う皆様のお姿を是非とも見せて頂きたいです。
お色気なシーンがご希望な場合は、描写可能な限界まで頑張ります!
○場所について
普通とは違う少し違った夢に近い不思議な空間です。
どんな場所かはその人次第。
普段行く店、印象深い場所、少し前に行ったところ等々、ご自由です。
誰がいるかもまたご自由です。
自分だけしかいない、自分と知り合いしかいない、現実と全く同じように人がいる等々。
ここの事を覚えているか、それとも忘れてしまうかは皆様にお任せ致します。
○NPCについて
遠藤 健。
高校二年生。
同行のご希望があれば、一緒に参加します。
基本的に皆様のアクションに沿った行動をとります。