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不思議な酔いの1日
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「何でこんなところにいるの?」
椎井 莉鳥
はわけが解らないという風に呟く。
莉鳥が今いるのは、どうやら寝子高の教室であるようだった。座っている机はどうやら普段から使っている自らの席だと彼女は判断する。毎日使っているのだからそれくらいは直ぐに判別が付いたようだ。
今いるのが教室なのだから当たり前と言えば当たり前の話だが、莉鳥が自らの身体に目をやれば制服に身を包んでいた。
しかし、莉鳥にはどうにも前後の記憶が曖昧に感じられる。そもそもここは本当にいつもの教室だろうかとも思う。何故なら、まだ外は明るいというのに全くと言って良い程人気がないのだ。
訝しがりながらも状況を確認する為に、莉鳥はまずは席から立ち上がろうとしてふらついてしまい、思わず机にしがみついた。
「……え? 何、これ?」
足元がふらつく。間違いなく自分の身体、足だと言うのにただの一歩さえ踏み出せない程に心許ない。
思わず莉鳥は病気とかで調子が悪いのかと思ってしまうがどうにもそれとも違う。熱でフラフラしているというよりも、高揚感と共に浮ついているような。これではまるでお酒にでも酔っているようではないかと思った。
「……酔った?」
自らの考えに莉鳥は思わず呟きを洩らしてしまう。
莉鳥は酒を飲んだ事がないのではっきりとは解らないが、恐らくこれは酔っぱらっている。少なくともそれに近い状態なのではないかと推測した。
「え、何?」
自分の状態が多少なりとも把握できたからか、少し落ち着いた莉鳥の耳にどこか聞きなれた妙な声が届く。
そこには莉鳥にとっては思わぬ人物がいたのであった。
「んん? 俺、なんで学校にいるんだ?」
北里 雅樹
は気付くと学校の廊下にいた。何故かは自分でも解らないようだ。しかも、制服姿である。学校にいるのだから制服姿なのは当然ではあるのだが。
何で学校にいるのか、それを思い出そうとして雅樹は違和感を感じる。
まるで世界がぐるぐる回っているような感覚。それだけでなく、妙に気分が良くご機嫌であった。言うなれば、最高にハイという感じだ。
「……って、まさか俺酔ってんのか?」
雅樹にはお酒なんて飲んだ覚えはないのだが、この感覚はそうとしか思えなかった。
そうなると、雅樹にすれば現状はとてもまずいという事になる。当たり前だが、学生が酔っ払って良いわけがない。しかもここは学校なのだ。万が一、教師に見つかりでもすれば停学どころか退学だ。
「まずい、まずいぞ!」
現状の把握は後回しにして、雅樹は慌てて歩き出す。とは言えども、完全に酔っている為、ふらつきながらではあったが。
そうして少し歩いていると、扉が開いている教室があったので丁度良いとばかりに中へと入る事にした。
まずは人気のないところで酔いを醒まさないといけないという考えなのだろう。
だが、そうして飛び込んだ教室には人影があった。
まずは入るのが先決とばかりに雅樹は中へと入り、扉を閉めたところで改めてその人影を確認する。すると、その正体は彼の元彼女であった莉鳥であった。
知り合いであった事にほっと息を吐きまずは挨拶をする事にした。
「よぉ、椎井」
まだこちらに気付いていないらしい莉鳥にそう声をかけようとした雅樹だったが、どうにもふらついてしまって上手くいかない。そんな自らの様子に思わず変な笑い声を上げてしまった。
そこでどうやら莉鳥も雅樹の存在に気付いたようで彼の方を振り向くが、どうにも様子がおかしいと雅樹は思った。もっとも今の彼が言えた義理ではないのだが。
「……何やってんのよ」
莉鳥は彼女が知る雅樹とは全く違う様子に、どうやら彼も自分と同じように酔っ払っているのに等しい状態にあるのだと思った。
ため息交じりに呟きながらも、すっかり酔っ払っている雅樹を大人しくさせようと彼の方へと近づいて行く。しかし、相変わらず酔いは覚める事もなくほんの僅かな距離だというのに思うようにいかない。
苦労しながらも雅樹の方へと向かおうとしている莉鳥を見て、やはり様子がおかしいと感じた雅樹は彼女を適当な椅子に座らせようとしてバランスを崩してしまう。
莉鳥が雅樹の元へ近づいて来ていなければ、ただ彼が転ぶだけで済んだだろう。しかし、現実には既に直ぐ傍へと来ていたのだ。
もしかしたら、それは一つの本能であったかもしれない。雅樹はまるでそれが必然であるかのように莉鳥を巻き込んで倒れる。ただ、倒れるのでなく彼女を抱くようにして。
二人の目と目がぶつかる。雅樹が莉鳥を押し倒すようにして覆い被さっている現状は、第三者に見られたら莉鳥を襲っていると思われる事間違いなしだ。
彼らは一時は彼氏彼女の関係であった事もあるが、今は違う。だと言うのに、莉鳥はどいてと言う事も逃げる素振りも見られない。
一体、どれだけの時間が流れた事だろう。それは一瞬だったかもしれないし、数秒だったかもしれないし、数分だったかもしれない。
その時、二人の間にどのような想いが浮かんだのかは解らない。当人である彼らにも解らなかったかもしれない。
気付けば、唇が重なり合っていた。
「……ん」
一瞬だけ莉鳥が抵抗するかのように吐息と共に身じろぎをする。だけど、それも直ぐに消え去った。
最初は重ねるだけだったキスは、次第に深く深く。更には互いの舌を絡ませていく。まるでそれは一度切れた何かを絡ませて繋げるかのように。
酔いに近い状態であった二人の身体は普段より少し熱を持っている。その熱を互いに押し付け合うかのように身体を密着させていく。
莉鳥が雅樹の背に手を回せば、雅樹は片手を莉鳥の髪を梳くように差し入れもう片方の手で腰を抱く。
互いに押し付け合った熱は循環し、更なる熱へと昇華される。思考は次第に塗り潰されるように曖昧になり、ただ目の前の人を求めていく。
唇を離すとその間には交し合った熱の証とでも言うかのように一筋の糸が引かれる。しかし、それも直ぐに再開されたディープキスに潰される。
これだけでは足りないとばかりに二人は互いの身体を弄り愛撫を始める。それはまるで、貪り尽くす獣のようでさえあった。
動物が匂いをつけるように莉鳥が男らしさを感じる雅樹の胸元に手を這わせれば、しなやかさを持つ莉鳥の太ももを撫でてスレンダーながらも女性らしく柔らかい胸付近を愛でる。
どこまでも昂ぶる熱と共に溢れ出るのは互いの想いか動物としての本能か。
二人はまるで自分が自分でなくなるような気がしながらも、溺れて行く。
まるで邪魔だとばかりに互いの衣服の中へと自らの手を差し入れる。乱れた衣服はそのままに深く交わる。
だがしかし、今の雅樹と莉鳥にはこれはではまだ足らなかった。どちらのものとも解らない、正確にはどちらのものでもある微かな喘ぎ声の中で二人は更に深く乱れようとして、それが最後の記憶だった。
雅樹と莉鳥は同時に目が覚める。
はっきりとした記憶はない。ただ、どうにも生々しさと昂ぶる熱と快楽、そして、キスの後味が残る夢だった。
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担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
恋愛
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月18日
参加申し込みの期限
2018年03月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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