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Good Day!!~『somnium』~
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素敵なお店を見つけたのよと、誘ったのは
空歌・アヴェルス
から。
「りりちゃんといっしょに、おとなのおねーさんみたく、カフェでお茶したかったの!」
「う、うん……すごくおしゃれで、すてきなお店だね……!」
そんな空歌の言葉にこくこく頷きながら、
篁 凛々子
もわくわくお店の中を覗き込む。ソムニウム、というのがこの、大人でお洒落で素敵なお店の名前らしい。
小学2年生の少女達にとって、カフェでお茶、というのはとてもとても大人のお姉さんがするような、ものすごくお洒落な憧れだ。そもそも、カフェにお友達同士で入るという事自体が大人の仲間入りみたいで、ドキドキ、ワクワクしてしまう。
空歌と凛々子は顔を見合わせ、こくん、と互いに頷き合った。パパからもらったお小遣いは、ちゃあんとお財布に入れてあるから大丈夫。
お守りのようにお財布をポンと確かめ、少女達は精一杯大人びた様子で、けれどもはたから見ればたいそう微笑ましく、ガラス扉をからん、と開けた。すると、お盆を持って立っていたおばあちゃんが、あら、と微笑んで2人を振り返る。
「いらっしゃいませ。まあまあ、可愛らしいお客様だこと」
「こんにちは!」
「こんにちは」
そんな老婦人にぺこりと頭を下げると、老婦人もにっこり笑って、こんにちは、と丁寧に頭を下げた。それからひょいと首を傾げて、今日はおふたり? と優しく聞いてくれる。
はい、と空歌と凛々子は揃って頷いた。そんな二人に老婦人、伊都子さんはそう、とにっこり頷いて。
それじゃあこちらへどうぞ、と小さな淑女に対するように、優しく丁寧に案内してくれる。このお店は、先にショーケースのケーキと飲み物を注文して、好きな席に座ってお茶を楽しむらしい。
どれでもお好きなケーキを選んで頂戴ね、と微笑んだ伊都子さんの言葉を聞きながら、空歌と凛々子は並んだケーキに目を見張った。
「りりちゃんはなににする?」
「んー……どうしようかな、迷っちゃうね……?」
ケーキはとってもたくさんあって、どれもこれも美味しそうで。きょろきょろケーキを見つめる少女達に、ショーケースの向こうから高明さんが「他に食べたいケーキがあったら、簡単なものなら作ってあげるよ」なんて言うものだから、余計に迷ってしまう。
悩みに悩んで少女達は、えっと、と木原夫妻に礼儀正しく注文した。
「私は苺のケーキと、ココアをおねがいします!」
「私、この……チョコのケーキと、……紅茶をお願いします」
にこにこ元気に注文した、空歌の傍らで凛々子も内心どきどきしながら注文を告げる。――実は紅茶を飲むのは生まれて初めてだけれど、せっかく大人のお店に来たんだし、ちょっとだけ大人みたいに背伸びしたくって。
そんな凛々子を空歌が「りりちゃんすごーい」ときらきらした眼差しで見つめる。それに、ちょっと照れてしまって凛々子はどぎまぎしながら、空ちゃん座るとこ探そう、と手を引いた。
イートインスペースには、お兄さんやお姉さんがたくさん居て、本を読んだりお話をしたり、思い思いに過ごしていた。うわぁ、とそれにまたドキドキしながら、程よい場所を見つけて座って待っていたら、伊都子さんが飲み物とケーキを持ってきてくれる。
ありがとうございますとお礼を言って、2人は同時にケーキを口にして。
「うわぁ、美味しい♪」
「! おいしいー……!」
そうして、驚きと喜びに声を上げたのもまた、同時。カフェで食べているからか、大好きなお友達と一緒に食べているからか、ケーキは普段より何倍も何倍も美味しく感じられた。こく、と飲み物を口に含んで、また美味しくて嬉しくなる。
ふふー、と顔を見合わせ、幸せに笑い合った。
「空ちゃんと来られてよかった、すごくしあわせ」
「うん! こういうところに、おともだちとくるの、あこがれてたからうれしいなっ」
「私も、あこがれてたから。だいじなお友達と、こうしておしゃべりしながらお茶するの……できたらいいなって思ってたから」
嬉しい、と目を細める凛々子に空歌は、よかった! とにこにこする。凛々子がこんなに喜んでくれて、空歌もこんなに嬉しくて楽しいんだから、お小遣いをもらうために、一生懸命お手伝いをした甲斐があったというものだ。
周りのお兄さんやお姉さんくらい大きくなっても、こうしてりりちゃんと一緒に遊べたらいいのに。そう思う、空歌と同じ思いで凛々子もチョコケーキを味わいながら、にこにこ笑う空歌を見つめていた。
大きくなってもずっと、空ちゃんと一緒にいられたらいい。ずっと、ずっと――
(……ううん。凛々と空ちゃんは、ずっとおともだちだよ)
ふる、と小さく首を振って、自身に言い聞かせるように凛々子はそう強く願う。たとえこの先に何があろうとも、きっと、自分達は仲の良い大事なお友達同士で居られるに違いないのだから。
そんな風に美味しくて楽しい時間を過ごした後は、一緒にアクセサリーを見て回った。お店の奥にある雑貨コーナーにはたくさんの綺麗だったり、お洒落だったり、可愛らしかったりする小物やアクセサリーが並べられていて、空歌と凛々子のお小遣いでも十分手が届くものもたくさんある。
「これ、りりちゃんに似合いそう!」
「そう、かな……? これ、この水色のペンダントは空ちゃんに似合いそう。空ちゃんの色だよ」
「ほんと? わあ、本当にかわいいね!」
あれこれアクセサリーを手に取っては、自分にあてたり相手に見せたり楽し気な少女達に、伊都子さんが「こんなアクセサリーはどうかしら」とお店の奥から、幾つか別のものを持ってきてくれた。おばあちゃんが作ったのよ、と秘密を告白するようにそっと教えてくれたのに、すごーい、と目を丸くする。
代わりに、たくさんお手伝いをしてお小遣いをもらって遊びに来たのだと教えてあげたら、凄いわねぇ、と今度は伊都子さんが目を丸くした。それが何だか嬉しくて、頑張ったもんね、と2人で顔を見合わせにっこりする。
そうやって、あっという間に楽しい時間は過ぎ去って。2人並んだ帰り道、今日はありがとう、と空歌は凛々子ににっこりした。
「すっごく楽しかったね!」
「こちらこそ、今日はありがとう。すごく、楽しかった」
そうして満面の笑みで告げた、空歌に凛々子もこくりと微笑みを返す。まるできらきら、宝石のように輝く時間と思い出が、確かに凛々子の中にあった。
うん、と空歌も大きく頷く。楽しくて、嬉しくて、胸が弾む特別な思い出のひととき。
だから。
「またいっしょにソムニウムさんでお茶やお買い物したり、おでかけしてほしいな、りりちゃん♪」
「うん、またいこ。それまで、お手伝いがんばらなきゃね」
お小遣い頑張って貯めようね、と少女達は笑顔で頷き合い、約束ね、と指切りした。その約束が近く果たされることを、今の凛々子と空歌は少しも疑っていない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月02日
参加申し込みの期限
2018年03月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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