this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【ホームルーム】委員決定っ! 普通科篇
<< もどる
1
2
3
4
5
…
13
つぎへ >>
一方その頃。
授業をさぼって放送室にいた
アントニオン・モライシュ
は、ただこのままいても面白くないとこんなことを言い出した。
「ヘーッヘエー! 秋風、クロ兄やん、蕎麦っちよぉー。なんかやらねぇ?」
「何かって?」
霧下 蕎麦人
が聞き返すと、アントニオンは両手を顔の横で開いて見せた。
「こう、ぱーっと派手ななんか。ねーもんかなぁ?」
だったら、と
秋風 透
が悪巧みをする瞳で提案する。
「1年生の選挙放送なんてどうだ? 今頃委員決めをしてるはずだろ?」
「それいただきィ! なんなら生中継しようぜッ!」
「なんか面白そうだね。俺も乗ったー」
蕎麦人も乗り気になる。
クロウディア・W
は早速生中継のためのマイクを取りだした。
「はっはっはっ! よくわからんが騒がしいのは良いことだ。全力で生中継させてもらうぜ」
「あ、俺も1年の教室に行く役をやるよ。ええっと、確かこの辺りにこの間使ったクラッカーの残りが……」
透はごそごそと放送室を漁って、出てきたクラッカーをポケットに詰め込んだ。
「おっ、そうくるか」
クロウディアも負けじと、黒いリュックにクラッカーを詰め、1年生の委員選挙襲撃準備を整える。
「よっしゃー、行ってくるぜ!」
「さぁて! 1年生はどんな面白い反応を見せてくれるかな?」
準備完了した透とクロウディアはカメラとマイクを手に、競うように放送室を飛び出していった。
「で、どうすればいいの? スイッチやらいろいろあって楽しいねー」
2人を見送った後、蕎麦人はアントニオンと並んで座り、興味津々に機材に手を出した。
「……これでよし、っと。さあ、いくぜ、ひゃっほぅー!」
アントニオンはセッティングを終えると、一杯に息を吸い込んでマイクのスイッチを入れ、
「フルルルルルルルリヤッヒィー」
大音響で叫ぶ。
「なにこのボタン? 押してみよーっと」
けれど蕎麦人が適当にボタンをいじった途端、ぶちっと放送は切れた。
「あれ?」
もう一度押し直してみるが、放送は回復しない。
「蕎麦っちー、何壊してんだぁ?」
「壊してなんか……ヘンだなぁ。ま、てきとーに触ってればそのうち直るってー」
蕎麦人は軽く言って、かなり適当にあちこちをいじっていった……。
そうとも知らず、透とクロウディアは1年生の教室へと走っていった。
透は手元のマイクに向けて、1年生へのメッセージを叫ぶ。
「寝子島高校1年生のみんな! 張り切ってるか!
君たちは俺たちの母校となる寝子島高校の未来を背負っている!
というわけで不肖ながら、先輩の俺たちが君たちの力、試させてもらうぜ!
全力でかかってきな! 君たちの力信じてるぜ!」
「よし、まずは1-1だな……うわ、っ……!」
「って、おわっ!」
リュックからクラッカーを取り出そうとしたクロウディアがいきなり廊下で転倒し、それに引っかかって透も転ぶ。
「ってーな、何だこれ? バナナの皮じゃん?」
お約束すぎるバナナの皮を透はつまみあげた。
「なんか恰好悪いな。ってか幸先悪ー」
今頃これを仕掛けた1年生は、廊下の気配に笑っているだろう。
「はははっ、1年生にしてやられたな」
クロウディアは笑いながら立ち上がると、制服についていたバナナの筋をはがして捨てた。
「ならここは俺たちの襲撃を予測して罠を仕掛けた先見の明に敬意を表して――飛ばして次のクラスに行くぜ!」
他にどんな罠が仕掛けられているやも知れない。ここで時間をかけてしまっては、他のクラスが回れなくなる。
透は次の2組に向かって……足下にもうバナナの皮が無いかどうかを確かめてから……走っていった。
「あら……混線でしょうか」
いきなり入って切れた放送に、島岡は首を傾げた。
「そんなことよりとっとと進めるのじゃ! あとは各種委員じゃな。誰ぞやっても良いという者はおらんのか?」
いいなは構わず、選出を進めてゆく。
「そういえばさっき他の委員をやると言っておった……そう、貴様じゃ。何をやるのじゃ?」
指された千歳は考えた。
せっかくこうして寝子島高校の生徒となった以上、学校に役立つ仕事を何かしたい。
けれど自分にも出来そうな委員というと何だろう。
千歳は黒板に書き出された委員会の種類を見て、そして風紀委員会に目を留める。
(風紀委員というと、学内の風紀の乱れを正したり、校則の遵守を促す委員よね。最近はプライバシーの尊重とかがうるさいから、持ち物チェックとかはしないところもあるようだけど……)
生徒手帳の校則は何度も確認したけれど、生徒が守れないような理不尽な校則はなかった。いやむしろ、これぐらいが守れないようだと卒業して……といっても入学したばかりだから相当先のことになるけれど……いずれ社会に出た後にきっと苦労するに違いないと感じたくらいに、妥当な校則だと思う。
あの校則を守る役目だったら、自分にも出来そうだ。
「私は風紀委員に志願します」
「これで1人決まったな。あとはどうじゃ?」
次の手はすぐに挙がった。
さっきまで机に頬杖をついてうとうとしていたはずの
千鳥 雅人
だ。
「俺は保健委員を希望するよ」
保健委員になったら、きっと保健室への出入りは自由だろう。
(そうすればきっと自由にベッドも使えて、お昼寝には困らなそう!)
という個人的希望はともかくとしても、常日頃父親に『他人を助けることができる男になりなさい』と言われていたことだし、保健委員に入っていれば、皆を助ける機会もありそうだ。
「保健委員になったら~、なったら~~……い、一生懸命頑張ります! 具体的に何を頑張るかは、委員活動の中で見付けれたらいいな、と思ってます! あ、でも一生懸命頑張るつもりだけど、俺たち保健委員が頑張らなくてもいいくらい、皆健康に1年を過ごせるのが一番だよね! とにかくこれから1年間、よろしくお願いしまーす!」
雅人はぺこりと頭を下げた。
「はいはい、俺も保健委員やりたいなー」
宮田 厚
も元気良く手を挙げる。
「具合悪くなったり怪我した奴がいたら、俺と御木本さんで保健室連れて行くよっ!」
な、と厚は御木本さん……人体模型の腕を軽く叩いた。
「は、ぁ……」
島岡は引き気味で頷く。極彩色で臓器が描かれた御木本さんを見たら、気分の悪い人がより気分悪くなったりもしそうだけれど……生徒の自発的な立候補を妨げるべきではないと、島岡はその言葉をのみこんだ。
「あたしも保健委員に立候補するぜ。健康とか食事とかはこう見えても得意分野だからな」
学級委員は出来なくてもこちらなら協力できるからと、
春日 はるか
も保健委員に名乗りを上げた。
「どうなることかと思いましたけれど、他の委員は順調に決まりそうですね」
学級委員の立候補が半分しかなかったから心配していた島岡も、ほっと胸をなで下ろす。
それからも志願者は次々に手を挙げて、委員はスムーズに決まっていった。
「うちは図書委員になりたいな。本を読むことが好きだから、図書委員になって他の子が気分良う図書室を利用出来るように活動するお手伝いをしてみたいと思うんや」
長谷川 優雨
も図書委員を希望する。自分が本好きだから、本を読むときにどんな状態だったら嬉しいか、気分良く読書に集中できるかはよく分かる。
できるだけ多くの人に読書を楽しんでもらいたい。その為に図書委員として活動してみようと思ったのだ。
そうして名乗り出た人の名前を島岡は黒板に書いていった。
「これで希望者は全員出そろいましたか?」
もう立候補する生徒がいないのを確認してから、では、と島岡はもう一度黒板にある名前を皆に示した。
「ここに書かれた委員を承認するという人は、拍手をお願いしますね」
ぱちぱちと一斉に拍手が起こる。
明らかにほっとした様子で島岡は、
「それでは新しく委員になった皆さん、これから1年どうぞよろしくお願いしますね」
と委員たちに笑顔を向けた。
委員選出に気を取られていた1組のほとんどの生徒は気付かなかったけれど、各種委員選びの途中、廊下で上がった声に
上泉 睡蓮
はこっそりと両手拳を握っていた。
学級委員選挙に乱入しようなどというお調子者ならば、バナナの罠に引っかからずにいられるわけがない。そう踏んだのは当たりだったようだ。
(ふふーん、軍師・睡蓮ここにありですよっ)
これでもう何事もなく委員選出が終えられる。これも学級委員たるべき仕事……バナナの皮を仕掛けたときには学級委員になるつもりなんてまるっきりなかったけれど、まあそれも運命だ……と言えるだろう。
そう気を緩めた時。
窓の外を白いものがひらひらと落ちていった。
相変わらず外を見ていた
屋敷野 梢
が気付き、手を伸ばしてキャッチしたビラを読む。
『 委員決定おめでとう。これから先、寝子島で騒動を起こし続けるので、よろしく頼む。
今後事件で悪事をしても問題ないように予告しておいた……さぁ、薄暗い欲望をさらけ出せ!
虐げられ苦しめられた怒りをぶちまけろ!
手段を問わず訴えなければ何も変わらない! 俺が肯定する! 』
新聞の切り抜きで作成したものをコピーしたと見られるビラを読み上げて、梢は首を傾げた。
「何でしょうね、これ」
「屋上からか? よし、学級委員のみんな、ビラを撒いた奴を捕獲に行こうぜ!」
ラッセルは黒板消しを手に取ると、先に立って屋上へと走った。
「やっぱり貧乏くじか」
やれやれとミハエルも後を追う。
「みんなって俺もかよ……めんどくせー」
それでも仕方ないかと優はついていったが、梢は自分の席から立ち上がろうとはせず、エールだけを送る。
「私はそういうの苦手ですから、ここは他の委員さんに任せますー」
駆け上がった階段の先、屋上にはこのビラの仕掛け人、
草薙 龍八
がいた。
「案外早かったな。どうやら優秀な学級委員を選べたとみえる……むっ?」
余裕をかましている龍八に、ラッセルの投げた黒板消しが見事命中する。
「やりぃ、これで目印はばっちりだぜ。ミハエル、そっちは任せた!」
回り込んでくるミハエル、正面から来るラッセルと優。
3人に捕獲されそうになった龍八は、ホームセンターで購入しておいた発煙筒を焚いた。
たちまちもくもくと白煙があがる。
「さらばだ。委員諸君! ククク……フッハハハ……!」
龍八は3人をかわし、白煙にまぎれて逃走していった。
「ったく、騒がしいな」
ばたばたと賑やかな上階の様子に呆れ顔で呟くと、はるかは携帯メールに意識を戻した。相手は友達のかなただ。
保健委員になったことを報告し、最後に一行付け加える。
『つーわけで身体測定の日は勝負下着でヨロシク!ヾ(´ε`*)ゝ』
――送信っ。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
13
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【ホームルーム】委員決定っ! 普通科篇
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
ねこの珠水
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
推理・サスペンス
定員
1000人
参加キャラクター数
83人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年11月23日
参加申し込みの期限
2012年11月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年11月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!