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つつもすすはらいて
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氷と炎に包まれ、動けぬつつも。これが最後だ。
御剣 刀
のイメージの世界で、撃鉄ががちりと落ちる。『加速』の力で駆け出した刀は一気に間合いを詰め、もがく妖怪の真ん前にたどり着いた。一撃。つつもは腕で防ぐ。振袖の片方が千切れて飛んだ。フェイントで防がせて、もう一撃。その攻撃は僅かに残る髪で絡め取られる。刀は木刀を投げ捨てた。同時に縮地の応用で至近距離に迫る
風雲児 轟
。
「……痛いぞ、歯を食いしばれ!」
刀の強烈なストレートが、白い顔に食い込んだ。
「理由はどうあれ、島のみんなを巻き込んだことは許さねぇ! お仕置きだ、目を覚ましやがれぇ!」
それがとどめの一撃となって、つつもの恐ろしい断末魔の声が境内に響き渡った。長くつややかだった黒髪は、たちまちかさかさと乾いた白髪となり、つつもはどうと地面に横倒しになる。同時に、残っていた操られた者たちもばたばたと倒れた。
(白髪は怨念が尽きたからかな。それともやっぱり僕の劣化能力、かな)
長く引きずられた、今は白くなった髪先を握って
刻人・F・ミセリア
は思う。
「人の形をしているから、人のように悲しみ、怒る。……もう、土にお帰り」
刻人は、もはや妖怪の脅威が失われた場所を後にした。
「観念しろ! この極悪妖怪め!」
「待って。話を聞いてあげて」
桜庭 円
がいきり立つ者たちを制止する。
「つつもちゃん。なんで人が嫌いになったのかな。ぼくにできることがあるなら言ってごらん」
ちぎれ、縮れた白髪を乱し、横たわったままつつもは答えた。
「人間が憎かった……。私たちは人を拠り所にしてしか生まれ得ない。なのに、創造主たる人間たちは、私たちに一顧だにしない」
「なんでこんなに櫛をいっぱい持ってるの?」
落ちた一枚を拾い上げ、
海神 湊面
は尋ねる。
「それはみな、私の姉妹だ。昔はある娘の宝として愛されていたのだ……都合のいいときだけ利用して、いらなくなったら捨てるだけ。それがどうしても許せなかった」
「大切にしてもらいたかった……」
つつもの目に涙がにじむ。それはすぐに乾いて消えてしまった。同時に少女の白い肌には、無数の亀裂が入っていく。
「つつもちゃん!?」
「どうか、私の姉妹たちだけは……壊さないで……」
無数の破片となってつつもは四散する。あとには塗りがはげ、歯が欠けた古い櫛がひとつ落ちていた。
「もう、迷っちゃだめだよ。安らかにお逝きね」
晴海 飛鳥
は少し離れたところから、静かにつつもに別れを告げた。ひふみは、櫛と、つつもがいた辺りをそっと忌竹で払う。
弘明寺 能美子
は、そっと一度だけ、欠けた櫛に触れた。そして、垣間見る。何を見たのか、つつもの何を知ったのか。彼女は語らなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月19日
参加申し込みの期限
2013年08月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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