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◆
ぴしりっプリッ☆と着こなした上等なスーツ姿にて、しかして足取りにいつもの優美な軽やかさは無く、どこか妖しくふらふらと……している常日頃もあるかもしれないが、よぉく見てあげるとそこに気怠そうな雰囲気が醸し出されているそんな本日の
アケーチ・タッマーキ
が。
「あぁ、なんだかゾクゾクしております、私……!」
彼を知る者ならば『今日も絶好調ですね♪』とでも声がかかるかもしれない。
しかして、アケーチが言わんとする言葉の中には、本人も無自覚な異変が潜んでいたわけで。
「身体が熱く火照り、頭がポーッと……歩くとフラフラいたしますね、ふふぷっくしゅーん!」
くしゃみをした途端、体中を悪寒が駆け巡った。
そろそろ一般人ならば原因に思い至る頃合いだが。
「あぁ、誰かが私のことを噂している、というアレでしょうか……!」
その調子。
そのまま次の連想へいけばそのうちお答えがきっと、
「……これが、恋の病……!?」
ハズレであった。残念である。
とどのつまり、真冬に脱いでも、どんなに外ではしゃいでも健康丈夫なアケーチさんがとうとう
人生初体験☆
(=お風邪召した)というそんな状況。
「……しかし、その恋の対象者はどなたなのでしょう……!?」
嬉しそうに勘違いをこじらせたまま、アケーチ、では本日は恋の対象者様散策と参りましょうか、ふふ! なんて怠さからちょっぴり重たくなったはずの歩みもなんのその。
ピンクの妄想抱えては、幸せそうにお散歩続行なさる様子。
◇◆◇◆
おにー、にょ、ぱんちゅは、いーぱんちゅー♪
つおいおー、つおいおー♪
舌ったらずな可愛らしい歌声に惹かれるようにその方向を見ると、おかっぱ頭の紺色ヒダスカートワンピースがひらめく園児服を着た女の子が一人。
るんたった♪るんたった♪と、スキップしようとしてし切れていない今にも転びそうな足取りで、それでも大変楽しそうに道をゆくのが見える。
跳ねるたびに裾からはみ出ているおたまじゃくしの尻尾が揺れているのは、某星の塔からやってきた探検者・
見帰り沼の コトコ
ちゃんのもはやトレードマークである。
本日は、園開放日として入ってOKだった保育園にお邪魔してきた後のようで、習ったばかりのお歌をずっと口ずさんでいる様子。
「うへー、こにょおうた、たにょしーれすねー」
はっこお、はっこお、おにーにょぱんちゅ♪
あにゃたも、あにゃたも、あにゃたも、あにゃたも~♪
身振り手振りで踊るように軽快に、み~んなも楽しくな~れ♪な気分で人差し指を周囲行き交う人たちに指していく。
すると、通り過ぎた後ろの方でザワザワッと何人かの声が上がって、なんだろうと振り返った。
「……あえ? にーたんねーたん、およーふくにょうえかりゃ、おににょぱんちゅはいてう、なんれ?」
ディス イズ 神魂マジック。
虎の毛皮で出来ているかは定かで無いが、黄色や白や赤の下地に黒い稲妻走ったような模様の大きめトランクスが、コトコに指差されたらしい人々に突如装着されたのである。
服の上から、というのが良心的であろうか。否、いっそ中にちゃんと履かれて他人から見えない方が幸いな者もいるかもしれない。
とにもかくにもコトコちゃん、試しにもう一度通りすがったおじいちゃんへ、指をピッ☆
すちゃー!
おじいちゃん、ビックリ仰天しつつも柄が気に入ったのかそのまま笑顔で歩いて行った。
「そーれす! おににょぱんちゅ、みんなれはくおうたれすもんにぇー。
あにゃたも、あたちも、あにゃたも、あたちも~♪ わーいわーい、とーもおににょぱんちゅはけちゃー!」
無垢で無邪気☆
不思議能力を理解しちゃったらしいコトコちゃん、自らも指差してはポンッと鬼のパンツに身を包んだ。
指差し過ぎて重ね着にすらなっている。『れも、とー、ふたちゅいんにゃいれす』なんて言いながら、あっさりと一枚はポーイ。
脱がされたパンツは、地に落ちる前にぽひゅんっと消えた様子は園児の視界に入らなかったようだ。
みんなとおちょろいうれしーれす~☆、と再び歩み出せば、鬼のパンツ無差別テロが決行される。
パニックになりそうでならない、寝子島民たちの精神の強さが垣間見えた気がした。
さてここで通りすがっちゃったのは、頬を赤らめ恋の対象者を探して彷徨い歩く
アケーチ・タッマーキ
その人である。
ふらふらと、いつも以上に妖しく妖艶に、微笑浮かべて人間観察しながら、時折視線の合った人に一層ポッとときめきながら。
そんな最中、もれなく鬼のパンツテロを被った。
「……ややや! どうしたことでしょう、こんなお素敵なおぱんつ、私物には無かったはずですが……ハッ!」
アケーチ、きょろきょろと辺りを見渡す(すでにコトコちゃんはズンズカ行っちゃった後)。
「もしや! ちょっと肌寒いかなと思った私への、恋のお相手から思いやりという名のプレゼント!?
……ふふふ、恥ずかしがり屋さんなのでしょうか」
絶賛お風邪による悪寒中なわけだが、風邪という症状が未知であるアケーチ。ポジティブ勘違いに身を委ね、どこかの誰かへ向けて恍惚とした感謝の笑顔を送るのであった。
◇◆◇◆
その頃のコトコちゃんはというと。
ぱんちゅ、ぱんちゅ、ぱんちゅ、ぱんちゅ♪
お歌絶好調なようである。
そうして歩いている先に、ふと騒がしい声が上がった。
まだ自分が指差していない道の先に視線を向けてみる。
「……あえ? あのひちょ、けいしゃつかんしゃんかりゃ、にげてう?」
道を聞いたりで交番のお世話になった事もあるコトコ、警察官さんがどういうお仕事の人かも何となく把握していれば、その人から逃げてる人は、つまり悪いコ? と考えた後、暫しじ~~~~っと見つめ。
「そーら、とーがいっぱいうたったりゃ、ぱんちゅいっぱいなるお!
あにゃたも、あにゃたも、あにゃたも、あにゃたも~♪
」
連続指差し、ピッ、ピッ、ピッ、ピッ☆
恐らく悪い事して逃げてたと思われる人、足に突如まとわりついた鬼のパンツ(×10枚)でがんじがらめになれば、スッテーーーン!
その隙に、見事警察官さんがやって来て捕まえている姿を見守って。
「うへー、おもちろいこちょれきたれすー」
良い事をした、というよりも不思議能力存分に発揮出来て楽しかった園児さんである。
子ガエルな元の姿の名残りたる尻尾ふりふり、思わずほわぁと直立不動で見つめていたら、それに気付いたお巡りさんが『怖がらせちゃったかな』と心配してくれた。
「あ、じかんら。とー、せーゆーとーにかえうー」
怖がらせたと思ったお巡りさんから、お詫びな『ねこーひー牛乳』をもらえば、ご満悦そうにそう告げて。
ばいばーいと笑顔でお巡りさんへ、寝子島へ、コトコは手を振って帰っていくのだった。
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担当ゲームマスター
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シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月01日
参加申し込みの期限
2018年03月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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