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だらだらウィルス、感染拡大中!?
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●それぞれの戦い(1)
2階の空き教室にて。手の中の回転箒を、えい、と振ってみて、
「……これで戦えるかな」
と、
鴻上 彰尋
は口元を小さく引き締めた。
楢木 春彦
が、「武器、武器なぁ?」と、首を傾け――ぐっ、と拳を握る。
「《やる気》で倒れんだろ? 素手でもナンとかなんじゃねぇ」
「だけど、リーチが長いに越したことはないかなって」
「あー、成る程なー。飛び道具トカあっかな? 怪我させねぇで済むヤツ……おっ」
室内を見回して、春彦が手に取ったのは色とりどりのチョーク。
「先生がたまに飛ばしてるよな。コレならよっぽどでなきゃ怪我の心配もねぇだろ」
ポケットにチョークを仕込んで、「作戦は鴻上に任せた!」と春彦はにっと笑う。
ええと……と、顎に手を宛がう彰尋。
「先ず、お互いに噛まれないように、は必須事項」
「おぅ」
「あとは、出来るだけ感染者が少ないところから制圧したい」
「つーことは……」
「俺が偵察に出てみるよ。だらだらのふりをするとどうも襲われないようだから……」
「だらだら? んなコトより、遭遇したら倒しちまおーぜ」
シュッ! とやる気十分、感染者を殴る真似をしてみせる春彦を前に、
「……楢木には無理そうだな」
と、彰尋は軽く肩を竦めた。
「うん? 何か言ったか?」
「いや、何も。じゃあ楢木は……この場所を、避難所にしておいてもらえるかな?」
「わかった、バリケードでも作っとくわ。鴻上も気ぃつけろよ?」
一つ頷いて、彰尋はそっと教室を出る。
だらけたふりも、演技に通じる彰尋からすれば、そう難しいことではない。
しかし――感染者をやり過ごしたと思ったところで、
「ノーモアフツウ! 私が欲しいのは普通の暮らしなんだ!!」
と、全力の叫び声の切れ端が耳にとび込んできた。
回転箒で感染者達をいなしながら、声の方へと急ぐ。
そこには――教室の中、感染者に囲まれてなお怯まぬ、
水上 桜
の姿があった。
掃除用具入れから拝借した箒を振り回しながら、
「あーもう、夢だ夢だ夢だ夢だ、これはもうチート無双ヒャッハーな夢なんだ!」
なんて、ある意味、迸るほどに《パッション》がこもったシャウトを響かせる桜。その鬼気迫る様子に、
(あれは……願望?)
と、思わず内心に首を傾げたあとで、彰尋はハッと我に返って回転箒を構えた。
意識するのは、殺陣。
必要最低限の動きで感染者の攻撃を避け、
「はぁっ!」
と、気合を込めた掛け声と共に、舞踏の如き流れるような所作を以って、回転箒を相手へと叩き込む。
桜ははたと、彰尋の存在に気付いた。
しかし、「今度は何!?」と尋ねることも叶わない。
次々と迫り来る感染者へと、心中に、「ごめんなさい!」と詫びながら、
「さっさとこんなアホなこと終わらせて、フェルトで猫ぐるみを作るんじゃ!!」
なんて声を張り、桜は(一応手加減はしながら)箒をビシバシと叩き付ける!
桜の《パッション》の前に、どさどさと崩れ落ちる感染者達……。一方、
「せいやぁ!」
彰尋の方も、負けてはいない。
教室の中、立っている感染者達の数は、次々に減っていく――。が、しかし。
「っ……!」
廊下側の窓を割って、凶暴化した感染者が数名、なだれ込んできた。
対応し切れない、と、彰尋が咄嗟に腕で己が身を庇ったその瞬間。
「こっから先は俺が通さねぇぜ!」
ギリギリで彰尋の前に立ち塞がった何者かの拳が、感染者の腹を容赦なく捉える。
「楢木!」
「頭脳戦は苦手だケド、《やる気》と《パッション》ってコトなら任せとけってな!」
白、青、黄色――チョークが宙を走り、新たに侵入してきた感染者達を打ち据えた。
彰尋と背中を合わせて、春彦は口元に弧を描く。
「間に合ったな。いや、これでもちゃーんと、避難所の警護してたんだぜ?」
「助かったよ。だけど、どうやって気付いたんだ?」
「感染した奴らの様子がおかしかったからだな。こっちに向かってる感じで。ああ、それと……」
「それと?」
尋ねた彰尋の回転箒が、感染者を打つ。
拳をヒュンと唸らせて、春彦はオリーブグリーンの双眸を細めた。
「勘、だな!」
「……勘」
「そ。まぁとにかく……なんとかするっきゃねぇよなぁ!」
静と動のコンビが暴れ回るその近く、桜の箒捌きも止むを知らない。
「何が! フツウだ! ふざけるなー!!」
心からの叫びは、感染者の減りつつある教室に、わんわんと木霊した。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
ホラー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年06月11日
参加申し込みの期限
2018年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年06月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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