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だらだらウィルス、感染拡大中!?
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●序(4)
楡宮 遠海
は、正真正銘、紛うことなき方向音痴である。
買い物をすべく旧市街を訪れた遠海は今日も今日とて道を見失い、
(また迷子……?)
なんて、若干うんざりとして息を吐いた。
と、ここまでは至っていつも通りの出来事だったのだが、
「……きゃ!?」
それから間もなく、遠海は感染者達に追われ、逃げ惑う羽目に。
機敏であるとは言っても、感染者達の行動パターンは単純だ。
遠海は狭い路地を通り、建物の陰を駆使し、(益々迷子度を上げながら)感染者達から逃げ続けた。
やがて――辿り着いたのは、参道商店街。
遠海は路上に人が倒れているのを見留めて、ハッと息を飲んだ。
急いで近づき、その人の身体を検める。
(このジャージ、寝子高のよね? 怪我はしていないみたい……あれ?)
謎の行き倒れさんを仰向けに転がして、遠海は気付いた。
「……川添、先生?」
行き倒れ改め
川添 かおる
先生は、すうすうと気持ちのよさそうな寝息を立てている。
遠海は、はてな、と首を傾けた。
(何で、こんなところで寝てるのかしら……?)
理解に苦しむところではあるが、とにもかくにも、遠海は川添先生の身体を揺さぶってみた。
「……待って……あと5分……やっぱ、1時間……」
「1時間は長いです! 先生、起きてください!」
叫んだその時――遠海は、肌がざわつくような嫌な感覚にはたと気付いた。
恐る恐る、振り返る。
いつの間にか、遠海(と川添先生)は、感染者達に周囲をぐるりと囲まれていた。
「あ……」
震える声が喉を揺らした、その瞬間。
「くそ~! 腹が減った!」
ぶおん! と音を立てて、感染者達が向こう側から何人ともなく薙ぎ倒された。
のぼり旗の竿を用いて感染者達を薙ぎ払ったのは、
山田 勘三郎
だ。
「大丈夫か!?」
勘三郎の声に、こくこくと頷く遠海。
腹が減ったと喚きながら切れ間なく竿を振るい、勘三郎は遂に、遠海と川添先生の前へと庇い立つ。
「ありがとうございます、助かりました。あの……」
「何、気にすんな! とにかく、早くなんとかしようぜ。このままじゃ……」
「このままじゃ?」
「飯が食えねぇ!!」
だから俺は、食欲でウィルスをぶっ飛ばしてやるぜ! と、勘三郎は熱く宣言した。
彼がここに仁王立ちするに至った経緯は、こうである。
「まずい。こんな状態が続いたら……食物にありつけなくなっちまう!」
事態のあらましを知った勘三郎は、第一に、そう考えた。
輝かしき食生活の為には、とにかく、元を断たなくてはいけない。
勘三郎はろっこんでカラスの姿に変じるや、すぐに、参道商店街まで飛んでいった。
ろっこんを解除した勘三郎は、だらだら~っと歩きながらめぼしい武器を探し、のぼり旗の竿をGET。
そのあとは時に竿を振るい、時にだらだらモードで感染者をやり過ごして、
「やっと辿り着いたぜ……!」
と、歴戦の猛者の顔をしてコンビニエンスストアへと足を踏み入れた。
「ろっこん使ったし、腹減ったな……ええと、ジャムパンと……おっ、バナナもある!」
大きなジャムパンとバナナを拝借したところで、勘三郎はふと気付く。
広々とした窓の外を行く感染者達が、何やら、一所を目指しているということに……。
かくして、勘三郎は、遠海の元へと辿り着いたのだった。
そんな勘三郎へと、感染者達の波がまたも襲いかかる。
「邪魔すんな! 俺は腹ぺこなんだ!」
竿が、感染者達を過たず捉え、しかし、
「っ、危ない!」
生まれる隙を狙って、また別の感染者が勘三郎を味方に引き入れようと大きく口を開いた。
遠海が危険を訴えるが、感染者は、もう勘三郎の間近に迫って――、
――ガッシャーン!!
その刹那、凄まじい音が辺りの空気を揺らした。
1台の自転車が、《パッション》と乗り手――
八神 修
を背に、感染者の群れへと突っ込んだのだ。
自転車からとび降りて、修は可愛らしい表紙のお弁当の本を手に、ふっと笑った。
高機能マスク越しでも、その涼やかな目元が、彼が不敵に笑んでいることを周囲に伝える。
「少し遅くなったけど、チャイムが鳴り終わる前には着席できたって感じかな?」
「ああ、充分だぜ!」
にっと勘三郎が白い歯を零し、遠海がほっと胸を撫で下ろす。
「――さあ、反撃の時間だ」
言って、修は料理本をすちゃと構えた。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
ホラー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年06月11日
参加申し込みの期限
2018年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年06月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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