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メカリエチャンがやってくる!
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「メカ……?」
「ロボットの暴走だと?」
源 竜世
と
タイラ・トラントゥール
は、揃って首を傾げて黄井研究員の言葉を復唱する。黄井研究員は得意気に口を開いた。
「そうだ! ここは人海戦術、たくさんの人間に手伝ってもらい捕獲したい!」
竜世はその曖昧な説明を受けて、ぼんやりとカプセルギアとして動き戦うメカリエチャンを想像する。
「ソレもカプセルギアなのか?」
「ふはは! 違うのだ! 説明しよう、メカリエチャンとは!」
黄井研究員はビシッとメガネの弦を上げる仕草をすると、メカリエチャンについて語り始めた。タイラはそれを聞くと、溜息を吐いてやれやれと肩を竦める。
「なぜボクがそんなものに手を貸さねばならないんだ。研究所の不始末は研究員がつけるべきじゃないのか?」
「ングッ」
タイラが言ったのは、まったくの正論であった。黄井研究員もこれには返す言葉もなく、ただうめき声を出すだけである。しかし竜世の瞳は正義感に燃えていた。
「――けどつかまえなきゃいけねえんだろ?」
そしてそのまま、自らの胸をどんと叩き、頷く。
「まかせろ!」
「助かるぞ少年!」
黄井研究員は竜世の助けにほっとしたような顔を見せた。タイラはそんな竜世にむっとした表情を向ける。
「お前はまた勝手に首を突っ込もうとして……これは大人の問題だろうが」
しかしそんなタイラの正論を竜世は右から左、きょろきょろとメカリエチャンの姿を探し始めた。すると、丁度よく
「ンパー! ンパー!」
という声が彼の前方からやってくる。いま彼の肩を掴もうとしたタイラの手をするりと抜けて、竜世は走り始めた。
「あれだな!?」
「あ、こら待てっ!」
タイラもまた、竜世にワンテンポ遅れて走り始める。黄井研究員は車に乗り込みながら、二人へエールを送った。
「頑張るんだ、少年!」
メカリエチャンと竜世の距離は限りなく近く、手を伸ばせば届きそうである。タイラはその後ろを息を切らしながら追いかける。
「人の話を聞けっ!!」
タイラは咳き込みながら、竜世の背中にこう言った。しかし竜世はその声を聞き流して、メカリエチャンの正面に回り込み抱き着き捕まえようとする。二人が止まったその瞬間、タイラがメカリエチャンの背後につく形で追いついた。
「捕まえた!」
「ンパー!」
「あー!」
メカリエチャンは竜世の手をするりと抜けて、爆速で走り出す。勢いを殺しきれなかったタイラと竜世は、意図せず抱き合った。
「何をする!」
「くっそ逃げられた! くやしー!」
ぎゅっ。そんな効果音を鳴らしながら、二人の身体はぎゅむぎゅむと密着する。タイラはどこかむずむずとする感覚を覚えて、竜世を自らの身体から引きはがそうとした。
「離れろ!」
「え?」
――あれ……なんで抱きついてんだろ?
竜世はこう思うも、自然とタイラの背に回る腕と、引き剥がそうとされるとどことなく感じる切なさに、口を開く。
「いやなんか、抱きついてないとおちつかねえっつーか……体が勝手にうごくんだって!」
「なにをバカなことを言っている」
タイラはむすっとしたまま竜世を押すが、竜世は開き直ってタイラに抱き着いたままだ。
「イイじゃん、こまけえことは気にすんなって!」
「なにが細かいことだ! 気にするに決まってるだろう!」
そんな問答をしているうちに、メカリエチャンはどんどん遠くに走り去る。
「ンパー……ンパー……」
随分と遠くなった声に、竜世がタイラをじーっと伏し目で見つめた。
「もたもたしてっとメカリエチャンどんどん遠く行っちゃうぞ!」
「お、おい、やめろ。引きずるな」
半ばタイラを引きずるように走り出そうとした竜世だったが、タイラのあまりにも渋い顔と拒絶の言葉に、一旦彼を解放する。しかし、しかし……うう~、と竜世は唸った。
――なんかもぞもぞしておちつかねえ……。
自らの腕の中から失われた温もりに、どこかそわそわとして落ち着かないのである。竜世は目の前を歩く通行人を見て、はたと名案を思いつく。
――近くにいる人に抱きついちゃえ!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年02月27日
参加申し込みの期限
2018年03月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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