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- 00月00日生 00歳
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携帯戦記カプセルギア 第三話「共闘、カプギアマスターズ！！」
【そのイケメン、残念(2)】
ギアマスター『リョータ』こと漁 良太くんは、申し込んだギアバトルをあっさり断られて、一瞬意識が飛びかけました。
が、すぐに気を取り直し、BLUEにその真意を訊ねます。
「ま、待ってくれよ！ な、なんで？ ギアマスターなんだから、カプセルギアが大好きなんじゃないのか？」
良太くんが言うと、BLUEはふぁさっと前髪をかきあげながらまたポーズを取り、
「ああ、俺はカプギアが好きだ。美しいからな。俺のギア――ペンギンカイザーも然り。だが、お前達のギアは美しくない」
などと、言いだします。
「あー、ひどい！ ボクのサニィはこんなに可愛い女の子なのに！」
叫んだのは、柚瀬 玲音さん。
確かにとっても可愛いギアなのです。
「お前のギアはまだ悪くない」
と、それにBLUEはひとまず頷いて見せ、
「だが、そこの触手。お前は駄目だ」
「な、なんだってーーー！？」
そこから名指しでディスられた良太くんは飛び上がって驚きました。何しろ良太くんにとって、イサリビ丸の触手はとても格好良いものだったからです。
そんな良太くんを見て、口を挟んできたのはBLUEの友人二人でした。
「あー、わりぃな。こいつ、こんなやつだけど悪気はねぇんだ、たぶん。俺はいいと思うぜ、その……触手？」
見かけが派手な方の友人がそう言うと、
「いいと思う」
と、地味な（けれどよく見るとイケメン）方の少年も無言で頷きます。
「だ、だよな！」
と、良太くんはとても嬉しそう。彼はとても素直なギアマスターなのです。
「ギアバトルがしたいんだよな？ だったら、まずは俺達とやらないか？ お前等のギアが格好良く戦ってるところを見れば、こいつも気が変わるかもしれねぇぜ？」
そう言って、ギアマスター『ジェンツー』を名乗る派手な少年と、ギアマスター『アデリー』を名乗る地味な少年はそれぞれにペンギン型のギアを取り出します。
「こっちは二人だが、そっちは何人でも構わねぇぜ。どうせそのうち堪らなくなってBLUEも割り込んできて、しっちゃかめっちゃかになるからな」
口の端をにやりと曲げて言うジェンツーの言葉からは、彼らの信頼関係とカプセルギアを純粋に愛する気持ちが窺えました。
「そっちのペンギンのカプギアも可愛いな！ よし！ じゃあ、まずはうちが相手をするぞ！」
「……ゆきのも、戦う」
ざざっとギアバトルの誘いに応じて前に出たのは、ギアマスター『あんず！！！』こと東条 あんずさんと、ギアマスター『ゆきの』こと楠木 ゆきのさんでした。
当然、イサリビ丸の格好良さを証明するために戦うのですから、良太くんも参戦。
「……まだボスが残ってるから、飛ばし過ぎちゃだめだよ？」
三人に、彼らよりちょっぴりお姉さんな美里愛さんがこそりとアドバイス。
「おう！」
「わかってるぞ！」
と、『リョータ』『あんず！！！』は今にも全力突撃しそうな勢いで頷いて、『ゆきの』もこくりと静かに頷きます。
「よーし。それじゃあ、ギアバトルスタートだ！！ いけぇ」
ギアバトルが開始させるや否や、ジェンツーは脚部パーツのブースターを使って突撃！
まだ隊列も組みきれていないギアマスターチームに、正面から突っ込んできます。
「お、おわっ！ よ、よけろ、イサリビ丸！」
「……あのペンギン……可愛いだけじゃなく……速い……」
リョータとゆきのは、想像以上に早いジェンツーのギア――ルークペンギンの突撃に息を飲みます。
「確かに速いな！ けど、うちのライラプスの方が速いんだぞ！」
あんずさんは、その速さにむしろ闘争本能に火を点けられたようでした。
「負けるな、ライラプス！」
『あんず！！！』がスマホをスワイプ！
それに従って、ゴールデンレトリバーそっくりのギア、ライラプスが戦場を高速で駆けまわります。
「へへっ！ やるじゃねーか！ だけど、俺のルークはもっと速ぇ！」
『ジェンツー』もスマホをスワイプし、自身のギアをさらに加速させます。
そして、まさしくドッグファイトのように、お互いの背後を取ろうとする二機のギアがやがて激突！！
ガキィンと激しいエフェクトと効果音とともにギアとギアがぶつかりあえば、ギアマスター達のボルテージはいやがうえにも高まります。
「むむむ！ パワーも凄いな！ けど、突進なら分かってれば避けれるぞ……！」
ややパワー負けを感じた『あんず！！！』は正面衝突は避けて、側面に回り込もうとさらにスマホをスワイプします。
けれども、『ジェンツー』はその動きを察知して、小刻みに軌道を変えて、相手に横っ腹を見せないように高速移動を続けました。
どうやら、BLUEのみならず、その二人の友人もかなりの凄腕ギアマスターの様子。
そうして、彼らのギアバトルはさらなる盛り上がりを見せていくのです――。
ギアマスター『リョータ』こと漁 良太くんは、申し込んだギアバトルをあっさり断られて、一瞬意識が飛びかけました。
が、すぐに気を取り直し、BLUEにその真意を訊ねます。
「ま、待ってくれよ！ な、なんで？ ギアマスターなんだから、カプセルギアが大好きなんじゃないのか？」
良太くんが言うと、BLUEはふぁさっと前髪をかきあげながらまたポーズを取り、
「ああ、俺はカプギアが好きだ。美しいからな。俺のギア――ペンギンカイザーも然り。だが、お前達のギアは美しくない」
などと、言いだします。
「あー、ひどい！ ボクのサニィはこんなに可愛い女の子なのに！」
叫んだのは、柚瀬 玲音さん。
「お前のギアはまだ悪くない」
と、それにBLUEはひとまず頷いて見せ、
「だが、そこの触手。お前は駄目だ」
「な、なんだってーーー！？」
そこから名指しでディスられた良太くんは飛び上がって驚きました。何しろ良太くんにとって、イサリビ丸の触手はとても格好良いものだったからです。
そんな良太くんを見て、口を挟んできたのはBLUEの友人二人でした。
「あー、わりぃな。こいつ、こんなやつだけど悪気はねぇんだ、たぶん。俺はいいと思うぜ、その……触手？」
見かけが派手な方の友人がそう言うと、
「いいと思う」
と、地味な（けれどよく見るとイケメン）方の少年も無言で頷きます。
「だ、だよな！」
と、良太くんはとても嬉しそう。彼はとても素直なギアマスターなのです。
「ギアバトルがしたいんだよな？ だったら、まずは俺達とやらないか？ お前等のギアが格好良く戦ってるところを見れば、こいつも気が変わるかもしれねぇぜ？」
そう言って、ギアマスター『ジェンツー』を名乗る派手な少年と、ギアマスター『アデリー』を名乗る地味な少年はそれぞれにペンギン型のギアを取り出します。
「こっちは二人だが、そっちは何人でも構わねぇぜ。どうせそのうち堪らなくなってBLUEも割り込んできて、しっちゃかめっちゃかになるからな」
口の端をにやりと曲げて言うジェンツーの言葉からは、彼らの信頼関係とカプセルギアを純粋に愛する気持ちが窺えました。
「そっちのペンギンのカプギアも可愛いな！ よし！ じゃあ、まずはうちが相手をするぞ！」
「……ゆきのも、戦う」
ざざっとギアバトルの誘いに応じて前に出たのは、ギアマスター『あんず！！！』こと東条 あんずさんと、ギアマスター『ゆきの』こと楠木 ゆきのさんでした。
当然、イサリビ丸の格好良さを証明するために戦うのですから、良太くんも参戦。
「……まだボスが残ってるから、飛ばし過ぎちゃだめだよ？」
三人に、彼らよりちょっぴりお姉さんな美里愛さんがこそりとアドバイス。
「おう！」
「わかってるぞ！」
と、『リョータ』『あんず！！！』は今にも全力突撃しそうな勢いで頷いて、『ゆきの』もこくりと静かに頷きます。
「よーし。それじゃあ、ギアバトルスタートだ！！ いけぇ」
ギアバトルが開始させるや否や、ジェンツーは脚部パーツのブースターを使って突撃！
まだ隊列も組みきれていないギアマスターチームに、正面から突っ込んできます。
「お、おわっ！ よ、よけろ、イサリビ丸！」
リョータとゆきのは、想像以上に早いジェンツーのギア――ルークペンギンの突撃に息を飲みます。
「確かに速いな！ けど、うちのライラプスの方が速いんだぞ！」
あんずさんは、その速さにむしろ闘争本能に火を点けられたようでした。
「負けるな、ライラプス！」
『あんず！！！』がスマホをスワイプ！
それに従って、ゴールデンレトリバーそっくりのギア、ライラプスが戦場を高速で駆けまわります。
「へへっ！ やるじゃねーか！ だけど、俺のルークはもっと速ぇ！」
『ジェンツー』もスマホをスワイプし、自身のギアをさらに加速させます。
そして、まさしくドッグファイトのように、お互いの背後を取ろうとする二機のギアがやがて激突！！
ガキィンと激しいエフェクトと効果音とともにギアとギアがぶつかりあえば、ギアマスター達のボルテージはいやがうえにも高まります。
「むむむ！ パワーも凄いな！ けど、突進なら分かってれば避けれるぞ……！」
ややパワー負けを感じた『あんず！！！』は正面衝突は避けて、側面に回り込もうとさらにスマホをスワイプします。
けれども、『ジェンツー』はその動きを察知して、小刻みに軌道を変えて、相手に横っ腹を見せないように高速移動を続けました。
どうやら、BLUEのみならず、その二人の友人もかなりの凄腕ギアマスターの様子。
そうして、彼らのギアバトルはさらなる盛り上がりを見せていくのです――。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2018年03月21日
- 参加申し込みの期限
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- 2018年03月28日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2018年03月28日 11時00分
