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ジャガイモ畑でつかまえて(精神)
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●ともあれ、ごはんを食べよう
後木 真央
が鶏飯の下ごしらえのため、大きなお鍋でまるっと1羽、鶏を茹ではじめた。
どうやら、鶏がらスープを作っているらしい。
もっとも本人は、残りの材料を買うためにお出かけしたので、灰汁を掬っているのは そふとだ。
「さすがと言うか、フットワーク軽いな。ところで鶏飯ってなんだ?」
「さあー?」
食料に羨望の眼差しを向けつつ、
初島 優
も
骨削 瓢
と共に、士の下へ寄って来た。
「家出の子かぁ、まいっちまうねー」
狭い台所から少し出たところで、
雨崎 荒太郎
は座り込んで、せっせとジャガイモの皮を剥く。
時々、携帯を取り出して、ちらちらと時間を気にする素振りをしていた。
5キロはあるだろうか。
たくさんのジャガイモと鶏肉を見た、寮生の大多数が望んだメニューは、王道のシチュー。
「そいえば、そふと君。家で鶏飼ってるんだよね?」
荒太郎が切り出せば、そふとは「はい」と答える。
「いいな、猫鳴館でも鶏舎作りたい……」
朝食に卵がつけば、栄養面がかなりアップするし、余れば売って収入に変えられるかもしれない。
荒太郎の夢は膨らむ。
「家畜を飼うことで寮の民度もアップし、栄養もプラス、一石二鳥なんだな。ねえ、飼おうよ鶏!」
「その意見、あっしも賛成だねぃ。
邪衣はん、この件うまく解決して、おジイから見返り貰いましょうや」
「いいねー、鶏をゲットして、猫鳴館の暮らしを一歩豊かにするチャーンス!!」
瓢と優も、かなり乗り気だ。
「うん。と言っても、どうやって?」
「あっしと邪衣はんとで、
畑 耕作
ジイの所へ行って、説得するんだよぃ」
「上手く行けば、猫鳴館に鶏が……卵楽しみだねー」
「なるほど。でもどうして、俺まで説得に?」
「そりゃあ、邪衣はんが猫鳴館の代表だからねぃ」
「あー……そうか、そうだな分かった。そういうことなら、自信はないが頑張ってみよう」
「よーし、じゃあ決まりー。説得はそっちに任せて、俺は鶏小屋を作る準備をしておこーっと」
優は猫鳴館の修繕資材から、鶏小屋の建設に使えそうなものを探しに向かう。
「へえ、イモとちび助か。まあしゃあねえ、とりあえず腹膨らませるか。
腹減った夜ほど、人は酷い思考になっちまうからな!」
いつものように姪っ子が来ていないかと覗きに来た
お好み焼きの店・『うさぎ屋』
の店主の弟、
宇佐見 望月
も人好きのする笑顔を見せると、荒太郎と並んで、十徳ナイフでジャガイモの皮を剥き始める。
大きさが不揃いだが、新鮮で美味しそうだ。
ナイフを使ってヘコミや痛みをくりぬいていく望月は、いかにも手馴れていて様になっている。
「……あ、シチュー用はどんくらい要る?」
望月の言葉に、はらぺこ寮生達は無言で口をぱくぱくさせる。
「たっぷりだな! わかったぜ」
サムズアップ。
「ほう、家出少年がお土産持ってやってきた?
そいつはいい心がけだ。よし、じゃあせっかくだからご馳走になろう」
トレードマークの白衣を引きずって現れた、鼻眼鏡の少女・
伊賀 解理
も、台所からアルミホイルを出してきた。
下から無理やり引っ張り出したから、どさどさと色々落下してきて、積み上げてあったふきんを、顔でダイレクトキャッチしたのはご愛嬌。
「じゃがいもは、僕の故郷である北の大地では『じゃがバター』にするというのが、古来より伝わる伝統さ」
「じゃがバターうまいよな、俺様も作ろうと思ってたんだ」
解理のふきんを、そっとどかしてやりながら、望月も同調する。
ジャガイモをきれいに洗って、泥を落としてホイルで包んで。
「電子機器を使ったら、ブレーカーが飛びそうだから、庭で焚き火するか」
また吊り棚に手を伸ばす解理。
「ああ、俺様が取ってやるよ、おチビちゃん。どれが欲しい?」
「竹串があると思うんだが、それとどこかにトング無かったか?」
「お、これだな。トング、トングっと……ほらよ、解理ちゃん。焚き火は任せていいか?
俺様、シチューにかかりきりになるから」
「うむ、任せてくれたまえ」
薄い胸を張って見せ、解理が庭に消える。
入れ替わりに顔を見せたのが、
西野町とうふ店
の看板娘にして一人娘の、
西野町 かなえ
だ。
「お邪魔しまーす! こーたろーくん、遊びに来たでー」
元気印の明るい声に、荒太郎がジャガイモ放り出して、わかりやすく反応した。
「とうふちゃん、いらっしゃい!!」
「こんばんはー……あれ? なんやお客さん?」
見慣れない顔に、かなえが小首を傾げた。
「うん、ふもとの農家さんの子だよ。お爺ちゃんと喧嘩して、家出してきたみたい」
荒太郎は、そふとがやって来たなりゆきをかいつまんで、かなえに話した。
「そっかー、農家も大変なんやねー。お爺ちゃんも、ちょっとやり過ぎやなー」
自身も家業である豆腐屋を、よく手伝う かなえだから、素直に そふとに同情してしまう。
「そふと君の気持ちが、お爺ちゃんに伝えられたらええんやけど」
「だね。まあ、そふと君がジャガイモ持って来てくれたから、まずは食事って流れなんだけどね」
もうすぐ夕飯時だ。荒太郎はペコペコになった、お腹を撫でた。
「うわぁー、よーけ持って来たんやなー。こんなに重かったやろ?
せやな。せっかくやし、そふと君が持ってきたもんで何か作ろかー」
「とうふちゃん、今、シチュー作ってるところだよ」
「そうなんや。こーたろーくん、うちもお手伝いするー♪」
二人で協力して、小麦粉、牛乳、バターでホワイトソースを作る。
荒太郎がバターに小麦粉をかき混ぜ、そこへ かなえが少しずつ牛乳を加えていく。
一度に入れず、ダマにならないよう様子を見ながら。
「牛乳の足りない時は、豆乳で代用しても良さそうだね」
「うん、それならきっと美味しいし、栄養もタップリやで」
「後は、あの二人に任せるか……」
睦まじい二人に、望月は空気を読んで、庭でファイアーしてる解理の様子を見に行った。
「ただいまなのだー! もうゴハン炊けたのだー?」
後木 真央
が買い物袋を手に、帰ってきた。
「真央ちゃん先輩、お帰りなさい。多分、あとちょっとかな? スープこれで大丈夫ですか?」
「バッチリなのだ、スープ番助かったのだ。あとは料理酒と薄口醤油で味をつけるのだ」
自分の名前シールが貼られた調味料を奥から引っ張り出すと、そふとと交代し、真央は味を調える。
そうして干ししいたけと陳皮、海苔とネギ、そして卵のパック。
それらをガサガサと袋から取り出した。
「けいはんって、どういう料理になるの?」
桃原 空音
は興味津々だ。
「鶏飯は陳皮以外は、細長く裂くのだ! ゴハンの上に鶏肉とシイタケと、錦糸卵と海苔とネギと、みじん切りした陳皮乗っけて、上から鶏がらスープの出汁をかけるのだ! 元気出るのだ、優しい味なのだ、夏バテ時期にはピッタリなのだ!」
奄美の郷土料理なのだ、と補足する真央に空音は腕を絡めると、鍋を覗き込んで胸いっぱいに香りを堪能する。
「へー、真央にゃんくわしいー。ん~、いい匂いー、たまんない……お腹すいたぁ……」
「もうすぐ出来るのだ、シチューの方はどうなのだ?」
「鋭意制作中だよ!」
シチュー担当の荒太郎と、かなえがニッコリ微笑みながら返す。
あちらからも、クリーミーな良い香りが漂ってくる。
「お、いい匂いだな。手伝う事ないかな?」
奥から線の細い少年を思わせる、
奈良橋 博美
が現れた。
狭い台所はすでに一杯で、すれ違うのもやっとだ。
「あっちは良さそうだな、じゃあ俺は大部屋を、皆で食事出来るようにセッティングしておくよ」
「奈良橋さん、私も手伝うよ」
優しげな雰囲気を持つ
藤堂 月乃
が、手伝いに名乗りをあげる。
「お、サンキュー。じゃあ頼むよ」
「任せといて。テーブルくっつけて、向き合えるようにしよ」
「ああ、それがいいな」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月28日
参加申し込みの期限
2013年07月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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