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白い光を追いかけて ~妖精の森の大冒険!?~
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●集めて! 花の蜜(3)
お花さんだってお話したら分かってくれるよね? と
岡野 丸美
のお願いはどこまでもストレート。
「こんばんは、蜜を分けてくれないですか~?」
のんびりにっこりとして声を掛けるのは、これで何度目だろうか。
断られてもめげない! しょげない! と同じ声掛けを繰り返してきて、
「わ、いいの? ありがとう~」
やっと淡いピンクの花が頷いてくれれば、丸美の笑顔も益々明るくなる。
「そうだ、お礼をしないとだね~」
言って、丸美は魔法で呼び出した木の葉を頭に乗せて、手を三回ぱんぱんぱん!
ろっこん発動で綺麗な色の紙に変じた木の葉に、丸美は鉛筆を走らせた。その手元を覗き込んで、
「おっ、花の似顔絵か。粋やなぁ」
と、声を華やがせたのは、向日葵を模したドレスを身に纏う
輝楽 弥生
だ。
にっと笑えば、お団子にした髪がぽわんと揺れる。
「丁寧に描いてるなぁ。めっちゃええやん。なあ、ちょっとこれ、貸してくれへん?」
「えへへ、褒められると照れちゃうな~。うん、どうぞどうぞ」
「よし! 皆、これ見てみぃや!」
元気な声を出して、弥生は丸美が描いた花の絵を、辺りの花達の前に掲げてみせた。
「蜜分けてくれたら、こんなええもん見せてもらえるで!」
途端、私も、自分も、とばかりに花達が大きく揺れ出し、丸美はくるりと目を丸くする。
「あやや、こんなにいっぱいじゃ、ものすごく時間がかかっちゃうよ~」
「これは、うちも負けてられへんなぁ。見ててや!」
やる気十分、弥生が地面に手を当てると、そこに幻想の虹が現れた。
「わあ、すごいね~」
「せやろ? 空をカンバスにできたら、もーっとええ感じやったんやけどなぁ」
丸美が地面を彩る虹を目にぱちぱちと拍手をすれば、弥生はふふんと胸を張る。
「説得は得意やないけど、芸術なら負けへんで!」
「ふふ~、何だかわくわくしてきたね~」
弥生の様子を目に、丸美もにこにこ。
2人の作品を前に、花達も大いに沸き、蜜を分けてくれたのだった。
オルカ・ヴィヴァルディ
と
獅子目 悠月
は、どちらがより多くの蜜を集められるか、勝負の真っ最中。
しかも、勝った方が言うことを一つ聞いてもらえるという勝者特典付きだ。
ちょ~っと本気出してこうかな? と、オルカは早速花々に甘い言葉をプレゼント。
「Bambolina! 赤い花弁が凄くチャーミングだね。そっちの彼女は葉の形まで美しい」
まあ! あらやだ! なんてふうに、花達が嬉しげにさざめく。
「素敵な君たちと会えたことが記憶にしか残らないのは悲しいから……」
――君たちに思いを馳せるよすがとして、甘い蜜を貰えないかな?
オルカにめろめろになっている花達が、これに応じないはずがない。
Grazie~、と、オルカはウンディーネの魔法で、花達にお礼の水を贈るのだった。
一方の悠月は、どうすれば蜜を貰えるか真剣に思案していた。
「……確か、話しかけたり音楽を聞かせればいいんだったか?」
試してみるか、と、悠月は凛として花達の元へ。
「申し訳ないが、蜜を分けてもらいたい。こちらからやれる『物』は特にないんだが……」
――鳥のさえずりよりも美しい旋律を、対価に。
満足したらした分だけ蜜をと言い置いて、悠月は歌声を零し始める。
それは、春の日差しを思わせる明るい歌。
魔法で起こしたそよ風が、高く澄んだ声をより遠くまで運んでいく――。
不意に、そこへもう一つの声が重なった。
オルカのハスキーボイスが自身の歌声に寄り添えば、悠月の口の端が綻ぶように上がる。
赤銅色の髪が風になびく。喉を震わせる音は、より生き生きと、鮮やかに。
曲が終わる。2人で優雅に一礼すれば、花達は拍手の代わりに大きく揺れた。
「はは、結局いつもと同じになっちゃったね~」
「だが、悪くはなかった」
「だね。だけど……結局これ、どっちの勝ちになるんだろうね~?」
「……あ」
悠月が思わず小さく声を漏らしたのに、オルカがくすりとする。
――勝者がわからないならば、願いは、互いに叶え合えばいい。
宮祀 智瑜
は、
桐島 義弘
先生を誘っての蜜集め。
「先生、優しく蜜をもらうんですよ」
「やさ、しく……?」
キャパオーバーで固まってしまった桐島先生に「見ててくださいね」と声をかけて、
「少しいいですか?」
なんて、智瑜はにっこりとして花達へと話しかけた。
「私に、受粉のお手伝いをさせてもらえませんか? その代わりに、蜜を分けてもらいたいんです」
花達が、嬉しそうにさやさやと揺れる。OKの合図だ。
「ありがとうございます。ほら、先生。そーっとですよ?」
「あ、ああ……」
智瑜の手からほおずきの蜜入れを受け取って、桐島先生も花の元へ。
すると、淡い紫の花が、桐島先生を歓迎してはしゃぐみたいに大きく揺れた。
「あっ!」
気付いた智瑜は、花の耳元(?)へと慌てて飛んでいって、
「ダメですよ、義弘先生を誘惑したら!」
と懸命に訴える。智瑜からしてみれば、これはものすごーく大事なことなのだ。
白い光が好きで此処に居るのなら構わないけれど、迷子だったらきっと寂しい。
だから
真辺 伸幸
は、ゆるゆると、けれどしっかりと蜜を集める。
「はじめまして。こんにちはーだねぇ」
手なんか振ってみせて、伸幸は緩く間延びした声で花達にご挨拶。
「この中に迷子さんが居るかもしれないから、少しだけ蜜を分けてもらえませんかー」
相談してみれば、どうする? どうしよう? と花達は囁き合うように揺れて、やがて、
「わ、有難うだねぇ」
花達がそれぞれに頷き合えば、伸幸の声に晴れた色が乗る。
その近くでは、
椿 美咲紀
が、光る花達を前に瞳をきらきらさせていた。
「とっても綺麗に咲いてますね。素敵なのです」
褒め言葉は、心の底から湧いて出たもの。
花が大好きな美咲紀は、珍しく美しい花を目に、その胸を弾ませていた。
「実は、蜜を取らせて欲しくって……。イイですか?」
真摯な頼みに花達が「どうぞ」とばかりに揺れれば、美咲紀は嬉しさのあまり花びらに頬ずり。
「香りも素敵なのです。好きです、癒されます……」
うっとりと呟いたら、花達もどこか幸せそうにさやさやとした。
蜜を受け取り終えた伸幸の声が、辺りに伸びやかに響く。
「白い光さーん。迷子だったら出ておいでーなのよー」
呼び声が空気を震わせた、その瞬間。
「……ぬ?」
蜜の中から、淡く煌めく光の欠片のようなものがふわりと躍り出る。
それはそのまま、ふわふわとどこかへ飛んでいった。
その一部始終を見留めた美咲紀の声が、益々華やぐ。
「わああ、とってもとっても綺麗だったのです! 今のが……」
「蜜に溶け込んでいた白い光の欠片、かなぁ」
迷子じゃなくなったならよかったのよー、と、伸幸はへにゃりと笑った。
蜜に溶け込んでいた白い光の欠片達は、
錦織 彩
の手元へと集まっていっていた。
「わ、わ……!」
花々から繰り出した毛糸で、欠片達のために柔らかなベッドを編んでいた彩。
その上へと欠片が集まり、白く輝く玉の形へと変じていく――。
「きらきら綺麗ですにゃ、このベッドが気に入ったんですかにゃー?」
「だ、だったら嬉しい……です。白い光さんが安心してくれたらと、編んだ物なので……」
白い光を前に、
ミーツェ・M・フェリス
の瞳もぴかぴか。
そんなミーツェの言葉に、彩は小さく、はにかみ混じりの笑みを零した。
そっと包み込めば、白い光は、ふわりと彩の手のひらの中に収まる。それを目に、
(白い光……絶対守るのですにゃ、盾ですにゃ!)
と、ミーツェは自身に誓い、きゅっと両の拳を握ったのだった。
会いたいと願う白猫の姿を思い浮かべて、胸をあたためながら。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
161人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月24日
参加申し込みの期限
2018年03月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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