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●遊ぼう! 水色の子猫珠
さて、校舎のほうに向かった緑の子猫珠は、竜世とスターライトナイトに追いかけられていた。
「黄色のやつよりは遅いみたいだ。いけスターライトナイト!」
抱えられたままスターライトナイトに指示を出す竜世。後方からなぎさが声をかける。
「噴水の方へ追い込める?」
「噴水?」
「そう、東門からまっすぐ、中庭のほう」
「わかった。スターライトナイト、頼んだ!」
『御意だぜ、マスター』
切れ長のまなざしにショートカットの黒髪。二十歳過ぎにも見える美女が、制服姿で気怠そうに渡り廊下を歩いている。彼女――
朝鳥 さゆる
は、登校しようとしたが結局行く気をなくして、この日も学校を休んでいた……はずだった。気付けば学校にいて、当て所無く校内を彷徨ってみたが、授業が行われている教室はひとつもなく、職員室も保健室ももぬけの空だ。
「また神魂の影響ってやつかしらね」
そっとため息を吐いたそのとき、中庭の噴水のあたりで何かがばしゃりと跳ねた。
さゆるは上履きのまま中庭に踏み出す。
竜世onスターライトナイト、なぎさ、梨香が校門の方から走ってくる。緑の子猫珠はもっと奥の方へ逃げようとしたが、反対側からさゆるがやってきたので、ちょうど噴水の上空で旋回するかたちになった。
――にゃっにゃにゃーん!
――にゃっ!?
楽し気な声とともに噴水の水がばしゃりと跳ねあがり、緑の子猫珠がびしょ濡れになる。
にゃっにゃっにゃっと笑い声をあげるのは――。
「水色の子猫珠だ!」
竜世がスターライトから飛び降りて、噴水のふちに駆け寄る。
水色の子猫珠は、水しぶきをあげて、噴水の中に飛び込む。水をかけられて怒った緑の子猫珠がそれを追いかけて噴水の中に飛び込んだが、泳げなくて、ばたばたと暴れた。
「よしよし。大丈夫、怖くないよ~」
なぎさが両手を広げて気持ち屈み気味のポーズで、攻撃の意思がないことを示しながら近づき、溺れる緑ちゃんを抱き上げる。毛がぬれてぺしゃんとした緑ちゃんは、半分くらいのサイズに縮こまってしまっていた。
梨香が着ていたコートを脱いで、なぎさに差し出した。
「このコートで包むといいわ」
「でも、濡れちゃうよ」
「濡れても汚れても、洗えばいいのよ。そんなことを気にしてたら冒険なんかできない。でしょ?」
「わかった。じゃあ借りるね」
こうして、なぎさが緑ちゃんをコートで包んでごしごししてあげている間、水色ちゃんを捕まえにかかっていたのが竜世である。
噴水から出たり入ったりする水色ちゃんに水をかけられ、竜世はすっかり本気になった。
「なあスターライトナイト、オレ服がぬれるから寒いと思うんだよ。だからさ、ちょっと持ってて!」
竜世は、着ていた青いシャツと半ズボンと靴と靴下をぽぽぽぽーんと脱ぐと、スターライトナイトに押し付けた!
「ちょ、待て!」
慌てるスターライトナイトを尻目に、頭のバンダナとトランクス一枚だけを纏ったなった竜世は、ひゃっほーと歓声を上げて噴水に飛び込む。
「ひゃーつめてーさっぶ!」
『マスター!』
「大丈夫! こら水色にゃんこ逃げんなよ!」
ザバザバと水飛沫をたてながら噴水の中を転げまわる竜世を、水色ちゃんは最高の遊び相手だと思ったらしい。
――にゃっにゃにゃ~~ん!
ばしゃん、ばしゃん! と弾いた水しぶきが、見守っていたさゆるに盛大にかかった。
「……つめたい」
『うわ……っ』
濡れた髪をかき上げたさゆるは、年齢不相応に大人びた美貌も相まって、スターライトナイトが赤面して目を逸らすほど妖艶だった。
さゆるはおもむろに制服を脱ぐとベンチに置いた。濡れた白いシャツは透けて、セクシーな下着のラインがうっすらと見えていたが、さゆるは気にも留めない。ゆっくりと噴水に近づく。水色の猫は噴水の中に隠れたのか姿が見えない。
「すこしの間、静かにしてくれる?」
さゆるは竜世を立ち止まらせた。
水面が徐々におさまってゆく。
目を閉じて耳を澄ませる。
研ぎ澄ました感覚に、わずかな水音が引っかかった。
だが、さゆるはまだ目を開けない。
わざと気づいていないふりをして一旦やり過ごし油断させるのだ。
一度水中に引っ込んだような感じがあって、今度は、空に向かって水を吐き出し続ける噴水の、水しぶきのてっぺんあたりでちゃぷっという水音と、竜世の「まだか?」と言わんばかりの息をのむ音が同時にあった。
さゆるは目を開けると同時に、噴水の中にジャンプして、水色ちゃんを急襲した。
――にゃっっ!
水色ちゃんはさゆるの白魚のような指先を掠めて、寸でのところで逃げた。
「そっちに行ったわ、少年」
「任せろ!」
竜世はしっかり状況を確認して、待ち構えていた。
両手を広げて、軌道を確認し、水色ちゃんをしっかりとキャッチする!
「よおおおっし! 水色、ゲットだぜ!!」
さゆるは、噴水から出て、スカートを絞る。
「一件落着ね」
「お疲れさま」
なぎさがハンカチを貸してくれる。
一方、竜世はスターライトナイトに抱き着いていた。
「さむいさむい! スターライトナイトあっためて!」
『マスター、唇が紫になってるじゃねーか』
「ううー焚き火とかありゃもっとあったけえのに! なあ火とかふけねえの?」
『この姿でできっかよ。マッチじゃねえぞ』
ぶっきらぼうに言いつつも、スターライトナイトは竜世の肩を強く抱きしめる。
「やさしーな!」
胸に顔を埋めて言うと、スターライトナイトはちょっと照れたようだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
冒険
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月30日
参加申し込みの期限
2018年02月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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