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■カエルの王子様
「俺が、モデルのバイト?」
「そう、亮くんなら着こなせると思って!」
女店主、
小田切 理子
の強い期待の眼差しに後ずさりそうになりながら、
新田 亮
は己の財布の中身のことを考えていた。
正直、丁度懐が寂しくなってきていたのも事実。
それに『亮にしか着こなせない服』というのがどんな服装なのかも、ちょっと気にはなるわけで。
(……まぁ、いいか)
亮はふぅ、と息を吐き。気合を入れ、お店の中へと入るのだった。
なんだこれ。
亮は固まる。更衣室に入ってみれば、用意されていたのは王子様のような服装。
(ウェディングフェア用とは聞いていたが……)
タキシードや燕尾服と言った類ではなく、西洋の王子様チックな服装。かぼちゃパンツに白タイツ。真っ赤なマントまで用意されている。
百歩譲って、そこは良いとしよう。だが。
(何故)
頭にかぶるのは王冠でもなく。
ガマガエルの被り物である。
しかも、リアルな。
「一体誰をターゲットにしているんだ?」
思わず呟く。あれか、美女と野獣的なアレか。
(まぁ、被れと言うなら被るけれどさ)
スッポリとそのガマガエルフェイスで顔を包む亮。
(……あれ? なんか、腹の調子が……。手洗いはあっちだったよな)
急な腹痛に襲われ、亮は急ぎ足でお手洗いへと向かった。ガマガエルフェイスにて。
鼻歌交じりに、お店の掃除を行うのは
環 的子
。
今では星ヶ丘寮に住むお嬢様ではあるが、それまでは母親と二人で暮らしていた。そのため、出来うる限り家事をこなしていたこともあり、今回の店の手伝いも率先して掃除や雑用を担ってくれている。
「はぁ~、的子ちゃんみたいな娘が欲しいものわぁ」
メロメロとした視線のまま溜め息をつく理子の言葉に、的子がいえいえそんな! と謙遜しテレテレする表情に、理子はまたメロメロし……と、エンドレスループしかけた所に
「理子さんお手洗い借りまーーす」
「どうぞー……ヒィィッ!!」
思わず理子が後ずさりする、そして的子も現れた亮の姿にひゃあああ! と怯えの表情を見せた。流石にリアルガマガエルフェイスは刺激が強い。
「ちょ、亮くん!? どしたのその顔!?」
「は、話は後でっ」
お腹を抑えつつお手洗いへと駆けて行く亮を見送ると。
「あー、なんか幽霊とか妖怪でも出たっすか?」
紗雪 幽
が的子と理子の前に姿を現した。その表情は悪戯な笑みを浮かべており。
「……そういや、幽くんに亮くんの着替えの準備頼んでたわよね」
なんの話っすかねー、わからないでーす、とニマニマ笑みを浮かべる。
「……うん、まぁ面白いからいっか。あれでいこう」
「いいんですか!?」
思わず驚きの声を上げる的子だった。
結局。
「やっぱりこのまま撮影か」
腹痛も無事に収まり、理子による撮影が開始された。
「前回のほら、チラシ配りの時のファンシーリアルゴリラもなんだかんだお子様に人気だったからねー。色んな趣味の人にアピールできる。多分」
よっし、それじゃあ王子様らしく行ってみようかー! と理子はノリノりで撮影を始める。
亮はガマガエルの覆面もそのままに、作り物のレイピアを翳したり、真っ赤な薔薇を口に咥えたり。風に煽られ、赤いマントがたなびけば。どこか風格すら感じさせるから不思議なものである。
(本当にこんな写真で良いのだろうか)
王子様らしい真っ当なポージングをしながらも……顔は、蛙。
ガマガエルの中で自問自答するが
「おっ、今のポーズいいね! 心なしかガマちゃんにも哀愁漂っているわよー!」
まぁ、理子が良いとするならばそれで良いのだろう。多分。
そう割り切りながら、亮は蛙仮面の中でここぞとばかりにキメ顔を披露してみるのだった。
そんな亮の様子を。
「はー、おもしれーーっす」
幽がケタケタ笑うながら見守れば
「見慣れてくると普通に思えてくるから不思議だね」
呟く的子だった。
「はぁ……なんか凄い疲労感を感じる」
亮はテーブルで大きく息をついた。
息苦しい仮面、そして装飾が多く地味に動くのに気を使う王子様服も脱ぎ終えた亮の目の前に用意されたのは、給仕された熱い紅茶と、ショートケーキ。
それぞれをゆっくりと口に運べば、ケーキの甘さと温かさが亮の心と身体を癒す。
「あぁ、美味い」
「働いた後の甘い物は格別よねー」
亮の元に現れた女店主。彼女はノリノりで楽しんでいただけ、という感は拭えないが。
「はい、プリントアウト出来たわよー! 見て見て!」
ご機嫌な理子から写真を受け取れば……やはり、シュールだ。
凛々しい王子様の格好、頭はガマガエル。だが、パッと見はシュールにしか見えなくても角度やライティングによって、哀愁や勇ましさも感じさせるのには素直に凄い、と思わざるをえない。
「こんなことも出来るのよ! っていうアピールも出来るし、より客層を広げられそうよね!」
上機嫌な理子の姿に
(理子さん、なんでもありだな……)
もし次があれば、どんな格好をさせられるやら、と軽く目眩を覚える亮だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月28日
参加申し込みの期限
2018年02月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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