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開店! 写真館 Recollection
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■今日の主役は
いつの間にかオープンしていた写真館の前。
一人の少女――
結城 日和
が熱心に写真に見入っていた。
ウェーブがかった明るい茶色の髪が風に揺れれば、彼女の髪を纏めるアンティーク風のリボンも軽やかにたなびき。
はちみつのような鮮やかな黄色い瞳は、飾られた写真に釘付けだった。
(素敵な写真だなぁ)
鮮やかな銀髪の女性のウェディングドレス姿を始め、様々な衣装と素敵な表情の写真に日和は思わず笑みが浮かぶ。
「あら、そこの可愛いお嬢さん」
そんな日和に突然声がかかった。振り向けば、店のドアが開いており、快活そうな女性が笑みを浮かべていた。
「写真、お好き?」
首からカメラを下げているのを見て、この店の人なのだと悟る日和。
音楽や美術を愛する日和、写真も芸術表現の一つだと感じている。女性の言葉にはい、と頷けば。
「あら嬉しい! ねぇねぇ、良かったら撮影のモデルに興味はない? 来月のジューンブライドに向けて、こんな写真撮れますよー! っていう見本写真を出したくって」
(ジューンブライド、かぁ……)
6月の花嫁。女性にとって憧れの衣装の一つと言えるだろう。日和にとってもそれは同じことで。
(私もいつかは着たい、な)
自分がいつか着るかもしれない、美しい純白のウェディングドレス。
きっと、場所は教会だろう。ステンドグラスから洩れる光。
アンティークやゴシックを好む日和、教会やその内部の景色、パイプオルガンの音楽までもが瞬時に彼女の脳裏に広がっていく。そして
(それに、隣にいるのが、好きな人だったら嬉しいなぁ、とは思うけど)
今、日和が恋心を抱いている相手を思い浮かべる。
紳士的な所作で、日和の顔を隠すヴェールを上げる彼の姿と眼差しを想像し、日和は心が瞬時に熱くなるのを感じた。
そんな空想に浸っていると、いつの間にか日和は理子の言葉に頷き。店内へと入店していた。
「うっふっふ、日和ちゃんならどんなドレスでも似合いそうだけど~」
理子がご機嫌にドレスを見繕う。日和はそんな理子の後ろでドレスの華やかさや優雅に胸をトキメかせていた。
貸衣装屋も兼ねているだけあって、ウエディングドレスは豊富に取り揃えられており。
「あ、でも日和ちゃんが着てみたいのあったら遠慮なく言ってね!」
「はい、ありがとうございます」
そう言う理子に返事を返すものの
(今まで、自分が着る側になることってあんまり考えたことがなかったんだよね)
音楽を、ヴァイオリンを愛し嗜む日和にとって、自分はどちらかと言うと主役を引き立て、ムードを盛り上げる音楽隊の役割を担うことが多く。
(私の音楽でその場が盛り上がったり、楽しんでもらえて、それはそれで嬉しかったけれど)
そんなことを考えながらドレスを見ていると
「あれ、おねーさん緊張してますっ?」
明るい声が日和にかかった。
この店でバイト中の男子、
紗雪 幽
が笑みを見せ、日和の顔を覗き込む。
「あ、ドレス悩んでるっすね! そうだなー、おねーさんだったらこーゆーヒラヒラ系似合いそうっすよねー」
「そ、そうかな?」
勢いに押されつつも、幽が選んだウェディングドレスは確かに愛らしい。
「えー、こっちのお姫様っぽい方のが似合うってば」
「うっわ、理子さん少女趣味っすか!」
「自分が着られないからこそ、可愛い日和ちゃんに着て欲しいんじゃないの! ねぇ?」
「……お二人共、日和さんが困ってしまいますよ……?」
仲裁をするように現れたのは、同じくバイト中である
御巫 時子
。落ち着き、丁寧な物腰で日和に挨拶をし、日和にドレスの好みなどを伺う。
「えっと、それじゃあ……理子さんの選んだ、こちらのドレスにします」
よっし! とガッツポーズする理子に、露骨に悔しがる演技を見せる幽。
笑みを見せながら、日和は着替えへと向かうのだった。
「……どう、かな?」
着替えを終えた日和がスタジオにやってくれば、理子や幽の瞳が輝いた。
お姫様のような愛らしさと清楚さを兼ね備えたドレス、そして時子の手によって結い上げられた髪は清楚さを更にアップさせ、とても美しく似合っており。
「おねーさん、めちゃウェディングドレス似合いますね~!」
幽が明るい声を上げ、更に続けて
「おねーさんと結婚できる人が羨ましいっすよ~」
その瞬間、日和の脳裏に一人の人物の姿が現れ、日和の頬が赤らむ。
「あら、良い表情!」
すかさずシャッターを切る理子に更に頬が桃色に染まっていく日和。
「…俺、なんか青春スイッチ押しちゃった感じっすかね」
幽の言葉に理子はよくやった、と親指を立て。
「よっし、それじゃあ日和ちゃん。このカメラをお相手の視線だと思って~」
「かっ、からかわないで~」
困り顔を見せる日和も、とてもとてもキュートだったのは間違いなく。
(全くもう……)
時子が苦笑しつつも
(私も、そんなこと言われたら頬が赤くなってしまうかもしれません……)
と、思うのだった。
撮影が終わり、ウェディングドレスを脱ぎ私服へと戻った途端、日和は大きく息をついた。
(実際に結婚する訳じゃないけど、ウェディングドレスを着るのって緊張するね)
花嫁になったらもっと緊張するだろうな……と日和が想像していると
「お疲れ様でした」
と、時子がフルーツタルトと温かな紅茶を日和の元に運ぶ。
「お茶とケーキを頂けるんですか?」
と日和が目を丸くする。
「そうよー、疲れたでしょう、お疲れ様!」
「いいえ、誘っていただけてありがとうございます。いい体験が出来たなーって思います」
そう言いながらケーキを口に運び。
「美味しいっ」
そう呟く日和に、理子も
「此方こそ、素敵な写真をありがとう」
と笑みを深めるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月28日
参加申し込みの期限
2018年02月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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