this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
開店! 写真館 Recollection
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
10
つぎへ >>
■絢の憂鬱
どうやら、無事にお店が開店したらしい。
寝子島高校より程近いことのあって、その様子は
青山 絢
も気が付いていた。
オープンしてから幾日か経たある日、絢の元に女店主、
小田切 理子
から「またバイトして欲しいんだけど!」と連絡が入っていた。
絢は、即座に脳裏をよぎる。
また、バニガか……と。
絢が理子によりバニーガール姿でチラシ配りをさせられてから、絢はどうしても理子が同居する従姉と存在が重なって見えて仕方ない。
(きっと、同じ人種なんだわ……)
絢の従姉もまた、絢が自分ではチョイスしないような服装を選んでは、絢に着せ楽しんでいる節があり。
裸に水色のリボンしかり、その他思い出せない程の様々な過激衣装を用意させられた。
そしてそれに対し、断れない……否、既に神輿に乗せられ降りることが許されない状況に陥っている自分がいるわけで。
今回もまた、どこか不安を抱えつつも女店主の店にやってきた絢であった。
相変わらずのハイテンションな歓迎に、絢はその可憐な表情を曇らせる。
「きゃー、よかった絢ちゃんまた来てくれてありがとーーう!」
変わらぬ店長の姿に若干構えつつも、
「いらっしゃいませ」
愛らしい声が重なった。バイトとして店で働いてくれている
環 的子
の姿。
「いやぁ、来月のジェーンブライドに合わせてお店に飾る写真を撮っててねー。引き受けてくれて有難いわー」
理子が笑みを浮かべながらテキパキと準備をしていく。隙あらばバニガに仕立て上げてくるのでは、と訝しむも、きっと的子のような少女が傍にいるからきっと大丈夫……いや、それでも強硬することもありそうだ、もし従姉ならばやりかねない、などと絢が悶々としたものの。
(……あ、意外と……)
チョイスがマトモ。
理子が用意しているのはマーメイドラインの清楚なウェディングドレス。
「これと、あといくつか衣装を着てみて貰いたいんだけど、いいかしらっ」
その中にバニーガールが……! と頭をよぎりはしたものの、結局首を縦に振る絢であった。
(……綺麗だし、凄い)
手伝いながら、的子は絢の姿に目を丸くする。
どちらかというと内向的で大人しい雰囲気を持つ絢であったが、ひとたび絢がドレスを着用し、ポーズを取ればガラッと彼女の持つ空気が変わる。
(読者モデルとしても活動してる、っと言ってたし)
準備中に絢がそう言っていたことを思い出す。
更に言えば、絢は演劇部に所属しており。何者かになりきるのは慣れているのだろう。
ウェディングドレスの清楚さ。
その次に、明るいハニーレモンカラーのドレスを着れば変わってチャーミングな印象を受ける。
そして着物に至り………絢は疲れる顔を見せることなく、また集中力を途切れさせることもなく、モデルとして求められる以上の表情と共に写真へと納まっていくのだった。
そう的子から思われる少し前。
絢がウェディングドレスを着用し、その姿を鏡で見た瞬間。脳裏に一枚の写真がよぎった。
以前見た、亡き母の写真。印画紙に残された、ウェディングドレス姿の母。
その笑みが幸福そうであればある程、母の結末を考えると胸が締め付けられ……絢の表情が翳る。
「ねぇねぇ、絢ちゃん、こっちの丸っこいブーケと、こっちのドロップ型のブーケ、どっち持ちたい?」
そんな事情を知る由もない理子が屈託なく絢に語りかければ、絢は即座にいつもの柔和な表情を浮かべ。
「そうですね……どちらも好きですが、このドレスに合わせるならばドロップ型でしょうか」
「おっけー! それじゃあこれで撮影しよう!」
きっと、理子は絢の父親が高名な写真家であることも知らないかもしれない。
(つくづく、写真に縁がある……わね)
気を引き締めて。気持ちを切り替え、撮影していた絢だった。
撮影後のティータイム。
「え、てっきりバニーガールになるのかと思ってた、って?」
あっはっは、と笑う理子に。絢は温かな紅茶を口にしながら頷いた。
的子が「何の話ですか?」と小首を傾げている。
「いやそれがね、オープン前に絢ちゃんとか集まってくれた皆に、色んな衣装を着てチラシ配りしてもらったんだけどさぁ」
絢がその時のことを思い出し、やや頬を染めながら。フルーツタルトにフォークを入れ、口へと運ぶ。
「バニーガールのインパクト強くって、そういうお店だと勘違いされちゃってね」
なんなんだ、その宣伝の仕方は。
人生経験のまだ少ない的子ですらツッコミを入れたくなる。
「いや、個人的にバニー衣装はそりゃあ好きよ? ストッキングも絶対領域も好きよ? 着せていいなら着せまくるけれど……」
「えっと、今日はもう結構です」
慌てて首を横に振る絢に残念そうに頬を膨らます理子。
「今日はもう結構、ってことは……じゃあ、明日だったら……!」
目を輝かす理子に、更に強く首を横へと振る。
(従姉だったら問答無用で着せているでしょうね……)
そう思いながら、シーサイドタウンで同居する従姉へと想いを馳せる絢だった。
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
開店! 写真館 Recollection
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月28日
参加申し込みの期限
2018年02月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!