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開店! 写真館 Recollection
【ウェディング】とある写真館にて、あるいは…?
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■銀髪の君と
「ちょいとそこ行く少年よ」
「……は?」
滝原 レオン
が呼ばれた声に振り向けば、そこには妙齢の女性が瞳を輝かせて立っていた。
「少年よ、単刀直入に言おう。モデルのバイトに興味はないかしらっ?」
ググイッ! とレオンに近寄るその女性。よほどレオンの姿にインスピレイションをギュンギュンに受けたのだろう、その焦げ茶色の瞳は爛々とした輝きを放っている。
普通だったらそのまま少年が逃げ去ってもおかしくない案件である、が。
(あれ、甘い香り……?)
レオンの鼻がヒクリと動いた。
「実は私、こないだオープンした写真館の店長なんだけど、今、お店でアピールする用のモデルを探してて―」
「……焼き菓子、か?」
女店主、
小田切 理子
の話も聞き流し。レオンの意識は甘い香りに引っ張られる。己もお菓子作りを嗜むからこそわかるバターの芳醇な香り。
「あ、うちの旦那がホテルパティシエしてて、お店のサービス用に今ケーキ作ってる所みたい。そう! モデルしてくれたら甘いものが! 食べられる!」
「……やろう」
「え? 本当!? 嬉しい~っ! でね、もしよかったら君にぴったりな服装が浮かんでて~」
ハイテンションな理子がキュルリン☆ と年に似合わぬお願いポーズを向けるが、既にレオン氏の意識は甘い物へ。
「別に衣装は問わない」
さぁ、ケーキを食べるぞ、と言わんばかりに写真館の入り口に向かうレオンの後ろを、ニシシと笑みを浮かべ着いて行く理子だった。
「……確かに。衣装は問わない、とは……言った。言ったけど」
衣裳部屋に案内されたレオンの顔がひきつる。
「……あの、なんで俺の前にドレスが置かれてるんすかね……」
「えーだって、絶対似合う! って、あたしの第六感がピピピッって!」
レオンの目の前に用意されたトルソーが着こなしているのは。
「よりによって……ウェディングドレス……」
あれ? 俺、滝川怜の姿してたっけ? と己の服装を再度チェックしてしまう程。
レオンの隠された趣味の一つとして、『女装』がある。
『滝川怜』とは、そんなレオンの女装時の名前であり。
高身長に、鋭い目つき。不良とすら思われることもしばしばのレオン。
しかし前述した通り、実際にはお菓子作りを嗜み、ぬいぐるみを作成し。可愛いものだぁいすき☆ な高女子力の持ち主なのだ……!
「絶対、似合う」
理子が凛々しい表情で断言する。
「……こ、こうなったらヤケだ! ドレスでもなんでも着てやる!」
その言葉にヒャッホー! と子供のように喜ぶ理子に、レオンはビシィッ!と指をさし。
「ただしっ! 俺だってわからないようなヘアメイクを! お願い! する!」
「かしこまりっ!」
それからそれから。
「さって、こんな感じでいかがかしら、お嬢様」
恭しく理子がレオンに微笑みかける。
「お、おぉ……これが、俺……!」
思わず己の頬に手を添えるレオン。
自分でメイクを施すことはあっても、他人によって行われたメイクはまた違う雰囲気で。
カメラ映りのためか、いつもより濃い目の化粧ではあるが、そこまで重たさを感じさせないのはプロの技なのかもしれない。
地毛を活かしつつ、ウィッグを使用した美しき銀色の髪はアップに纏められ。シンプルながらも上質なティアラが、化粧を施したレオンを更に上品な雰囲気に仕立て上げている。
「……なんか、新鮮な感じ」
レオンの着るワンショルダータイプのウェディングドレスは胸元に大きな華を配し、またふんだんに使われたレースが視線を引きつける。スカートは腰で絞られ、そこからボリュームが膨らみ華やかで、ふんわりとしたシルエットがお姫様らしさを演出している。
高身長ではあるが華奢なレオン、ちょっとやそっとじゃ男性とは思われないだろう。
「それでは、プリンセス。あちらがスタジオよ」
写真館の女店主はレオンの手を取ると、スタジオへと案内した。
スタジオ内は簡素ながらも教会の内部風に組まれており、思わずレオンは目を見開いた。
(本当の花嫁になったみたいだ……)
「新郎がいないのが残念だけれどっ、撮影するわよー!」
あたりを見回していたレオン、理子の声に振り向けば、同時にシャッターの切られる音が響く。
(もう撮影してんのかっ)
心の準備が……! と思いつつも
「あ、今のはにかんだ表情、超可愛い! よっし、ちょっと笑ってみようかー!」
楽しそうな理子の声、そしてリズム良く響くシャッター音。
その音が更にレオンの心を高揚させる。
「あ、凄くイイ表情っ! かっわいい!! じゃあ、はい、このブーケ持って。そう、そして胸の前で大事そうに抱えて~……あぁ、凄く良いっ!」
「こ、こんな感じ……ですか?」
少しずつ、レオンの頬に赤味が差していく。
「そうそうっ! あ、今の上目遣いもいいわね! ちょっとくだけて、胸の前でハート作ってみよっか! そして、ニコッ! と!」
ニコッ! と笑みを見せるレオン。
(写真撮影って……案外楽しいな……!)
レオンの趣味に『女装で撮影』が加わる日は遠くないのかもしれない。
「つ……疲れた……」
テーブルにポテリ、と身を倒すレオン。
既にウェディングドレスは脱ぎ、化粧も落とし。来店した姿に戻っている。
(ドレスって長時間着ているとけっこうキツイ……)
お出かけ用女装との気軽さは段違いだと悟るレオン。
(花嫁って大変なんだなぁ……)
改めて、思う。
(……まぁ、楽しかったけど)
そんなレオンに明るい声がかかった。
「お疲れ様ー! フルーツタルトと暖かい紅茶よー!」
理子が、念願のスイーツと共に現れた。
「いただきまーす」
手を合わせ、口に運ぶスイーツは肉体労働の後ということもあり、その甘さ、そして紅茶の温かみがじんわりとレオンの疲労と緊張を癒していく……と、同時に。
レオンに大切なことを思い出させた。
「写真っ! 飾るのは仕方ないけれど……絶ッッッ対に! 名前は出さないでください……!」
「えー、こんな綺麗なのに?」
じゃん! と早速現像した写真は、確かに綺麗に映っており、レオンも思わず息を呑む、が。
「名前だけは!!」
「ふふ、冗談よ。こんな素敵な写真撮らせてくれただけでも有難いし! 勿論、内緒にするわ」
そう頷く理子に、安堵の気持ちと共に残りのケーキを口に運ぶレオンだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月28日
参加申し込みの期限
2018年02月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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