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ぐらぐらプレゼンツ・ファイナル脱獄ゲェム!
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【サイクルメイズ(2)+れーねちゃんのこべや】
真っ暗部屋をどうにか脱出して、合流を果たした修、あおい、彰尋の三人。
ほっとひと息……というのも束の間、
「あれれ。今度は彰尋くんが……!」
「しまった。分断されてしまったようだな」
次はサイクルメイズに挑戦! と意気込み足を踏み入れたまでは良かったものの。自転車で形作られたこの迷路はどうやら、時折勝手に構造が変わるようです。
というわけではなくて、先にここへ入った樹や荒太郎がろっこんを使って自転車を移動させたり戻したりしているからでして。なんとなーくそんなことだろうと予想はしているのか、修はうむっと、クールにうなずいたのみです。
「彰尋くん、向こうでなんとか出口を探してみるって」
「そうか、ではこちらも行こうか。あおい、足元に気を付けてな」
「うん!」
歩きながらも、おびただしい数の自転車が積み上がる壁を、あおいはもの珍しげに見上げます。確かにこんな光景、日常のなかではめったにお目にかかることはできません。
もっとも。修の心を躍らせるのはかたわらのあおいが浮かべる、どこか無邪気な笑顔でしたけれど。
「修君見てみて! 自転車がこんなに……! でも、なんだかどれも錆びたり曲がったりしてるね」
「おそらく、ここにある自転車はすべて、廃棄予定のフレームなんだろう。もう人は乗せられないが、こうして最後まで、俺たちや誰かを楽しませてくれているというわけだ」
「へぇえ、なるほど~!」
修の語る話に、あおいはいつだってそんなふうに素直な感動を寄せてくれるもので、彼もありあまる知識や見識の披露のしがいがあるというものです。
なにより、好きな女の子をこうして楽しませてあげるのは、修自身もわくわくしてしまうのでした。
「ぴんぽんぱんぽーん!」
「お。マンボウくんじゃないか」
唐突に聞こえる気の抜けた声。マンボウくんのヒントタイムです。
「うえ、みぎ、うえってなんだろうねぇ~? 困ったら、ぐらぐらで買ったアイテムを使ってみてねぇ~!」
「ぐらぐらで買った品物……ふむ? では、これを試してみるか」
「なになに?」
するりと取り出したのは、なにやら一枚の紙。猫さん好きのためのコミュニティ、『
ねこみゅ
』のぐらぐらショップで描いてもらった似顔絵です。
といっても、修本人の似顔絵ではありません。彼の愛猫、
ブルーのイラスト
でありました。
あおいはひょいと肩口から覗き込み、
「うわぁ、かわいい! でも、どうやって使ったらいいのかな?」
「光に透かして見る? 誰かに見せる? さて……」
と。しばしそうして、使い方を模索しておりますと……ぺかーっ!
「……これは?」
神魂の影響か、はたまたそれ以外の不思議パワーのたまものか。あるいは、光の加減でしょうか?
イラストのなかで、愛らしいブルーが青く輝き始めたではありませんか! 光はあたりに広がって、積まれた自転車を照らし、地面に複雑な青い影を落としています。
聡明な修はすぐにも、ピン! ときました。
「なるほど。イラストを持って移動すると、地面の影も形を変える。こちらへ動いてみれば……よし! 矢印が現れたぞ、これをたどっていけば」
「修君! み、見てあれ!」
ちょっぴり慌てた声に、振り返ってみますと……ふわ~り。ふわり。
「自転車が……浮いてる?」
「どどど、どうなってるの!?」
無論、樹や荒太郎が脱出のために自転車を移動させているわけですけれど……あおいはどうやら気付かないようです。
「……よし! 走ろう、あおい!」
「え、ええっ!?」
修としては、あれはきっと誰かの力のせいだとか、この部屋のしかけだから大丈夫、といって彼女を安心させることもできたかもしれません。
けれど彼も知らず知らずのうち、あおいの手を取り、駆け出していました。
「ほら、こっちだ! ブルーが教えてくれる。影が作る矢印を、上、右、上とたどっていけば」
「わ、わ! 修君、そんなに急いだら転んじゃうよ! ……ふふっ!」
「はは。俺だって、たまには走るのさ!」
好きな子といっしょに! なんて、彼もまた、ちょっぴり浮かれていたのかもしれません。
あおいの手をしっかりと握っていたことに彼自身が気付き、赤面しながら名残惜しくもやわらかい彼女の手を離したのは、けっこうな距離を走った後でした。
「『れーねちゃんのこべや』にようこそーっ、なんだよだよ!」
サイクルメイズを訪れた人々を、やけにあけっぴろげで明るい声がお出迎え。
ヒントに従い行きついた先で、彼らを今か今かと待ちわびていたのは、『CatBiCycle』のある意味看板娘?
柚瀬 玲音
ちゃんでありました。
「あおいさん! 無事で良かった」
「おーっ、やがみんだ! いらっしゃーい」
先に部屋へたどり着いていたらしい彰尋がやってきたあおいの元へ駆け寄り、荒太郎はなにやら、手に持ったゲームのコントローラをひらひら振ってみせました。
「なんだ、みんなここへ来るようになっていたのか。ここはどういう部屋なんだい?」
修が玲音へ尋ねると、にんまり。
「ふっふっふ~。ボクは出口までの道を知ってる、『ひんとまん』なんだよ!」
「ヒントウーマンかな……それともヒントガール?」
「でもね~、ここには部屋から出たくなくなってしまう、おっそろしい~罠があるんだよだよ!」
どどん! 胸を張って自信げな玲音。
『れーねちゃんのこべや』と名付けられたこの部屋は、よくよく見るとダンボール製の壁と天井で囲まれただけの、なんとも簡素な作りです。
けれど確かに荒太郎や、同じくここへたどりついていた樹、英二やののこも、玲音にヒントを聞いてさっさと出ていくでもなく、なんだかのんびりくつろいでいるように見えました。
「先を急ぐのも良いけど、少し休憩していくのも良いんじゃないですか? ていうか勝負を挑まれたからには負けられない!」
「私だって負けないよ~! 見ててね英二くん、ばっちり超必殺ワザを決めちゃうから!」
「はは……うん、応援してるよ」
なんて、樹とののこは格ゲーでびしばし対戦中。隣で英二はのんびりお茶をすすりつつ、奮闘するののこの横顔を眺めて満足げであります。
苦笑いまじりの彰尋が、肩をすくめて言いました。
「まあ……要するに、ここで遊んで欲しいらしいよ。あおいさんも少し休憩していくのはどう?」
「いっぱいあそんで欲しいんだよだよ! なにしてあそぶ? ゲームもあるし、カプセルギアでもあそべるし、マンガもアニメもいっぱいあるんだよ!」
きらきらきら。玲音のぱっちりおめめはこれでもかっと輝いておりまして、確かにこんな瞳につかまってしまったなら、さっさと出ていくなんてできません!
「ヒントはねー、ゲームでボクに勝ったら教えてあげる! おえかき勝負でもいいよ? あとねー、お菓子もジュースも飲み放題!」
結局修もあおいも、勧められるままにぺたんとダンボールの床へ座り、荒太郎たちと人生ゲームで遊ぶことになりました。
「よーし、一財を成してリア充人生を送るでがんすー」
「ふっふっふ~、ボクがいっとうしょーになっちゃうんだよ! だよ!」
なんだかんだでとっぷりとゲームにはまり……ようやく『れーねちゃんのこべや』からの脱出を果たすことができたのは、ハッスルしすぎたののこが勢いあまって、ダンボールハウスの壁をどかーん! と物理的にブチ抜いてしまった頃でした。
「うわーっ、ごめーん! ちょっと頑張りすぎちゃった!」
「面白かったおっけーなんだよだよー! あはは、ののこおねーちゃんの形の穴が開いちゃった!」
玲音はがっくりくるわけでもなく楽しそうなので、ののこもほっとひと安心です。
「いっぱいあそんでくれたみんなには、プレゼントがあるんだよー! はいっ、これ!」
「おーっ、かわいい。もらっていいの?」
樹の手のひらの上には、手作り感満載のプラバンキーホルダー。ちょっぴり歪んではいるものの、サンマさんがモチーフの可愛らしい一品です。
「ボクががんばって作ったんだよ。記念にもらってくれたら嬉しいんだよ、だよ!」
「そっか、ありがとー。もらっとくね」
楽しいひと時はあっという間に過ぎて、玲音が道順のヒントを伝えると、彼らは少しだけ名残惜しそうにサイクルメイズを脱出していきました。
「どうだレイン。たくさん遊んでもらったか?」
「あっ、おとーさん!」
ひょいと顔を出したフィーリクスの胸元へ、玲音はぴょんっ! 飛びつきます。
おにーさんやおねーさんに思いっきり遊んでもらって、最後には大好きなおとーさんに頭を撫でられて、大満足な玲音でありました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
ゲーム
定員
1000人
参加キャラクター数
42人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月20日
参加申し込みの期限
2018年01月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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