this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ぐらぐらプレゼンツ・ファイナル脱獄ゲェム!
<< もどる
1
…
13
14
15
16
17
…
18
つぎへ >>
【神様の宴会(1)】
「ぴんぽんぱんぽーん!」
のんきなアナウンスが、近づくイベントの終わりを伝えます。
「ぐらぐらプレゼンツ・ファイナル脱獄ゲェム! 楽しい楽しいイベントも、あとちょっとで終了だよぉ~。寂しいなぁ~……でもでも、最後までゆーっくり、楽しんでいってねぇ~!」
「……というわけで、おそらく次が最後の客になるだろうな」
厳かな口ぶりで言ったのは、中学生くらいの少年でした。
いいえ、少なくとも見た目は少年ではありますけれど、彼は他ならぬ『
十二支団
』をまとめ上げる団長、
ティクス・ソル
でありました。
手には杯。卓にはいろんなお菓子におつまみがずらずらり。
「ま、最後だからと気張ることはなにもないが。せいぜい楽しんで帰ってもらうだけ……」
「コルーーー!! お料理追加でちゅ!! ずーちゃんお腹が減ったでちゅ、じゃんじゃん持ってくるのでちゅ!!」
「おう。ちょっと待ってな、今出来上がるから」
「わーいでちゅ!!」
団長のお言葉をさえぎって、ずーちゃんこと
ズコット・リッピンコット
は、今日もすこぶるお元気です。厨房では
コル・ティグリス
が、じゃじゃっ! と見事な手さばきでフライパンを振り、みんなのお腹を満たすべくお料理中。
「んん? なにか言ったでちゅ? ずーちゃん食べるのに忙しくて聞いてなかったでちゅ!!」
「いや……なんでもない。食べすぎてハラ壊すなよ」
くすりと笑って、ティクスは肩をすくめました。
ここは寝子島。彼らの活動拠点である星幽塔にも負けず劣らず、不思議なところです。
ティクスのネズミ耳やコルの虎耳は消え、歩く白うさぎであるところのズコットは、白髪ツインテールな五歳児姿。
「ふふ……まったく、退屈しないところですね」
猿の獣人であるはずの
スハイル・アルムーリフ
もまた、まるで人と変わりない姿です。なんとも奇妙で、そして楽しい場所なのでした。
給仕のようなことをしているスハイルが、テーブルへことりと料理を置くと、
「きたきたーでちゅ!! 食べるでちゅ!! お酒ものむでちゅ!!」
「こら。あなたはいけませんよ、ズコット。団長、どうぞ」
「おう、ありがとよ」
「むーーー!! ずるいでちゅ、ずーちゃんもお酒のみたいでちゅ!!」
「ズコットには、ほら。キャロットジュースですよ」
「わーいでちゅ!!」
くぴくぴとニンジンジュースを飲み始めたちびっ子に、スハイルとティクスはほっこり微笑みました。
なんだかいつもと変わらないような、穏やかな時間が流れるこの空間。確かにその内装は、十二支団のアジトである酒場の一部を再現したものです。いつもの卓にいつものカウンター、十二支団の料理番であるコルが腕を振るうためのキッチンだってバッチリ完備……寝子島にありながらもアジトと変わらない空気を提供してくれる、なんともありがたくて落ち着くお部屋なのでした。
おかげでズコットはもちろんのこと、ティクスやスハイルもすっかりくつろぎモードですし、コルだっていつもどおり存分に腕を振るうことができました。
「それにしても、なかなか好評のようですね、この部屋は」
「ああ。ずいぶんと客が来てくれたもんだ」
ぐらぐらでは屋台を出して、美味しい飴などを提供した十二支団。祭りなら乗らなきゃ損だろ、という団長の方針のもと、団員総出で参加したイベントは大盛況!
おかげでこのファイナルゲェムにも、お客さまはひっきりなしに訪れてくれました。団員たちの心のこもったおもてなしにほっとして、美味しい料理に舌鼓。適度な歯ごたえの謎解きを楽しんで、そうして笑顔で次の部屋へと進んでいきました。
ぐびりと杯をあおり、ティクスは満足げにつぶやきます。
「不思議なもんだ。盗賊団の俺たちが、客をもてなすとはな。しかし悪くない」
「うまい肉もうまい酒も、賑やかならよりいっそううまくなるってものだ。次の料理が上がったぞ、スハイル、持っていってくれ。お前のリクエスト料理もあるからな」
コルの腕前は寝子島でも変わらず、絶品料理が次々に出来上がります。もちろん訪れるお客さまにだって、大好評でありました。
「お前は細いからな、もっと肉を食え肉を」
「ああ、これは美味しそうですね。ありがとうコル、いただきます」
団長がお土産として持ってきた、今やある意味寝子島名物といえなくもない? 『ドネルケバブ』が気に入ったらしいスハイルが、似たような具を挟んで食べる料理をリクエストしたところ、コルはもちろん快諾してくれました。
「酒はどうだ? 美味い料理は美味い酒があってこそだろう」
「ふふ。私はまだ、次のお客さまもお迎えしなければなりませんしね。お酒は仕事を終えてから愉しませていただきましょう」
「相変わらず、律儀なやつだな……」
「コルーーー!! お料理のリクエストでちゅ!!」
キャロットジュースをぷはーっと飲み干したズコットが再び騒ぎ始め、戻ってきた賑やかさに、団員たちは笑います。
「ズコット!! ずーちゃんズコット食べたいでちゅ!!」
「なに? ズコット?」
コルは虎らしいちょっぴり鋭い瞳でズコットをしばし見つめて、
「……うさぎ鍋?」
「ちがうでちゅーーー!? ケーキでちゅ!! ズコットケーキでちゅ!!」
「なんだ、菓子のことか。いいだろう、少し待ってろ」
「わーいでちゅ!!」
繊細な手付きで、冷たいアイスクリームの詰まったケーキを切り分けていく太い腕。それに見とれるズコットのきらきらと無邪気な瞳に、ティクスは苦笑いを浮かべつつ、
「まったく。こいつにかかれば、天下の十二支団も形無しだな。ま、賑やかで大いに結構……おっと」
かちゃりと扉が開いたので、スハイルはやっぱり律儀に居住まいを正し、ティクスは飾らない笑顔のまま、お客さまをお出迎え。
「ようこそ、『神様の宴会』へ。入れ入れ、遠慮するこたあない。飲んで食って、思い切り楽しむ……そいつが正しい礼儀ってやつさ」
<< もどる
1
…
13
14
15
16
17
…
18
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ぐらぐらプレゼンツ・ファイナル脱獄ゲェム!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
ゲーム
定員
1000人
参加キャラクター数
42人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月20日
参加申し込みの期限
2018年01月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!