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ぐらぐらプレゼンツ・ファイナル脱獄ゲェム!
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【美の妖精を探せ!(1)】
まぶしさに目もくらまんばかり。
水上 桜
はいささか口元をひくつかせつつ、明るい部屋のなかを見回しました。
「自己主張の激しい部屋ね……」
思わず半笑いです。
とにかくびっかびかに輝いておりますこのお部屋。壁には写真やポスター、パネルなどがところ狭しと飾られていて、そのいずれにも、真紅のバラを掲げた美少年が良い笑顔の良いポーズで写り込んでいます。部屋の真ん中には、精巧な等身大フィギュアなんかも置いてありました。
つまりは彼こそ、『美の妖精を探せ!』と題されたこの部屋の主。
駄菓子と文具の店 『つばき』
の看板息子こと、
花椿 涼太郎
でありました。
「あはは……なんだかもう、キラッキラしすぎてる」
写真はでかでかと引き延ばされていて、ポスターやパネルは等身大。この世のものとは思えない究極の美(自称)こと涼太郎の全てを余すことなく堪能できる、実に贅沢なお部屋なのでした。
桜はやっぱり半笑いでしたけれど。
「とにかく、この部屋から脱出しないと。サンマさんの暗黒パワーだかなんだかしらないけど、またフツウに巻き込まれるのはごめんだわ」
各部屋に隠された謎や仕掛けを、ぐらぐらで購入したアイテムを使って解くことが、このファイナル脱獄ゲェムのキモです。
桜が購入したものといえば、
「これ……かしら?」
ケバブ屋『Gule gule!』の『
ドネルケバブ
』!
ちょうどお腹も減って来たところです。テイクアウト後もまだまだほんのりあたたかくて、香ばしい匂いに耐え切れず、ぱくりっとひと口。
途端に口のなかへあふれ出る肉汁! しゃきしゃきお野菜の食感に、このソースがまた絶品!
「お、美味しい……! あら?」
そんなケバブのもたらすパワーのおかげでしょうか? はむはむもぐもぐとやっておりますと、部屋のなかに、どこか違和感を感じます。
キラッキラな部屋には巨大な写真に等身大ポスター、等身大パネル。それに等身大涼太郎フィギュアなども飾られていて……。
「……ん? フィギュア?」
そう。気付けば部屋のど真ん中に、それはありました。いえ、いました。彼はずうっとそこにいたのです。
くりんっと瞳がこちらを向いて、
「はーーーっはっはっはっはっは!」
「うわーーーっびっくりした!?」
フィギュアはなんと、涼太郎本人! でありました。どーりで時々ポーズが変わってるような気がしたわけです。
片手に真紅のバラを携え、しゃらららん!
「パネルやポスターに紛れてみたのだけど、見つかってしまったようだね! どうやら、僕の美しさまでも隠すことはできなかったようだ。美のオーラとでもいうのかな? 漏れ出してしまうんだね自然と、いやはや参ったなはーーーっはっはっは!」
「えっと、はあ、そうですね……」
ケバブ食べたら見つかった、とは言いにくい桜でした。
それでもゴキゲンな涼太郎は、ぐりんと桜を振り返って言いました。なんとも楽しそうに。
「さて! 見事僕を見つけた君には、ヒントを差し上げよう! 美しい僕からのプレゼントさ!」
「はあ……」
「この部屋にある美しい僕の美しい写真をじっくりたっぷり、穴が開くほどに見つめてみるといい。ある共通点に気づくはずさ!」
はっはっは、と笑う涼太郎のかざした手の先には、並んだ五枚の巨大涼太郎写真。桜はまじまじとそれを眺めて、
「あはは……なんかヘンな気分だわ」
五人(+本人)の涼太郎に一斉に見つめられているような気がして、やっぱり苦笑いを浮かべてしまうのでした。
桜が涼太郎たちと見つめ合っているうちに、やってきたのは
呉井 陽太
、
呉井 弦月
の兄弟に、
楢木 春彦
を加えた三人組です。
「うわぁ、涼太郎君がいっぱいだねぃ♪」
「これはまた、変わった場所ですね……」
「うおっ、まぶし!」
三者三様の反応を示す彼らを、涼太郎は変わらずご機嫌でお出迎え。
「君たちも、よく来てくれたね! 美の殿堂を余すところなく堪能していくといいよ! はーっはっはっはっは!」
「あ、どうも。こんにちは、先輩たち」
写真とお見合いをしている桜が軽く頭を下げると、彼らもその隣へ並びます。
「すっげぇ部屋だなぁ、写真まで光ってんじゃん……! あ、菓子食う?」
「え? あ、じゃあいただきます」
春彦は『
お菓子セット
』のパッキーを桜に勧めつつ、自分もつちのこの里をぱくぱく。
ぐらぐらで買ったお菓子を食べていると、なんだか頭が冴えてくるような気がするのは、決して思い込みではないのでしょう。弦月もまた、
(あのCDショップでリンゴジュースを飲んでから、やけに頭がすっきりしているような……)
おかげでカンも冴えわたり、ヒントなしに五枚の写真へと目をつけたのは、偶然ではないのでした。
「ふ~む? 写真の涼太郎君たちが着てるトレーナー、気になるねぃ」
「1、2、3、4、5……なんか番号が書いてあんな。これがヒントなのか?」
陽太と春彦が振り返ると、涼太郎はずびしっ! と華麗なポーズをつけたまま微動だにせず。ここからは自分で答えを見つけてね☆ ということのようです。
「はっ! もしかして……」
と、細い目をほんのちょっぴり見開いた陽太。
「どうしたんだ、陽太? またなにかくだらないことを思いついたのか」
和解したとはいえ、相変わらずお兄さんへは辛辣な弦月です。
それでももちろん大切な弟である彼へ、陽太はにっこり! びしりと写真を指差して、自信たっぷりに推理を披露しました。
「番号は1から5まで……ということは! 涼太郎君はそっくりな兄弟がたくさんいる、五つ子だったんだよぅ!」
ばばーん!!
「1は長男、2は次男ってことでつまり五つ子……あれぇ?」
「陽太……それは絶対違う……」
「さすがにそれはねぇだろー呉井!」
「私も無いと思います」
総ツッコミでした。
「え、違うのん? そっかぁ、残念。ちょっと期待しちゃった」
「期待するな、バカ……」
五人の涼太郎が高笑いをハモらせる様を想像して、弦月は頭を振りました。
「つーかさぁ」
ふと、並んだ写真の上あたりを指差したのは春彦です。そこには文具店の看板息子らしく筆ペンの達筆で、『※涼太郎写真やパネルに悪戯はしないでください』と書かれています。
春彦、にやり!
「あんな注意書きがあるってことは、やれってことじゃねぇ? フラグじゃねぇのこれ? つーかそうじゃないとしても、こういうの見るとイタズラしたくなんだよなー。誰かペンとか持ってねぇ?」
「……楢木さん。それはやめたほうがいいと思いますよ」
わくわくとした顔の春彦へ、弦月は冷静に首を振りました。
彼の差した指のほうを見てみますと……ポーズをつけたままの涼太郎。春彦をじーっと見つめて、物言わずとも、目で訴えかけておりました。微笑みながらもたらりと脂汗を浮かべて、必死に。
美しい僕の写真にイタズラ描きをするのは、できれば勘弁してほしい。そりゃあヒゲを描こうが目の下にクマを描こうが、僕の美しさが損なわれることはないだろうけどね! でもやめてー!
「そーだよぅ春彦君、イタズラはダメだよぅ」
「そーかぁ? なんか起こりそうなんだけどなー」
しぶしぶといった顔で引き下がった春彦に、思わずほうっと深く息を吐いたのは、涼太郎その人だったりするのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
ゲーム
定員
1000人
参加キャラクター数
42人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月20日
参加申し込みの期限
2018年01月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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