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ぐらぐらプレゼンツ・ファイナル脱獄ゲェム!
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【小さくなあれ、サン・魔・サン!(2)】
ほんの軽ゥーい気持ちだったわけです。
急用で少々遠くへ出かけることとなり、やっと帰ってきたらぐらぐらのお買い物期間は終わっていて、がっくり。ファイナルイベントとやらだけでもちょっぴり覗いていこうかな……くらいのカンジで、なにげなーくその部屋に足を踏み入れたわけなのです。
「で、でっでっで」
にもかかわらず、
三夜 深夜子
は両目をひん剥いて叫びました。
「でっかあああああああああい!?」
いきなり巨大サンマさんがどーーーん!!
日頃の多忙でお疲れの深夜子さんには少々、刺激の強すぎる光景でありました。
「ちょっちょっ、ちょっと待って。待って。まずいわ、さすがに大きすぎる。いったいどれだけ大きな七輪が必要だって言うの、ってちがーーーう! そうじゃなくってぇー」
「ひとりノリツッコミしてる場合じゃないんだぜぇ~」
混乱することしきりな深夜子へ、はるか頭上から振り下ろされるサン・魔・パンチ!
「どああああああ!?」
「お前も俺サマのために、暗黒石を掘り続けるドレイになるのだ~」
ぐわしゃーっと地面を砕く巨人いやさ巨サンマさんの拳をからくも避けたところで、ふと。
深夜子の胸にふつふつと、湧き上がるものがありました。
「ぐぬぬぬ。忙しくて買い物イベントに参加できなかったこの悲しみ……いや恨み! はらさでおくべきかー!」
わりと逆恨みですけれど、ともかく深夜子は手提げかばんを思い切り振り上げて、うおりゃーっと渾身の一撃を繰り出します。
ぼすん!
「……あれっ?」
思い切りは良かったものの、かばんはぐらぐらで買ったものでもなんでもなく、ただのかばんです。
けろりとしたサンマさん、足を振り上げサン・魔・キック!
ずぎゃんっ!!
「んぎゃああああああーーー!!」
チョクゲキを食らい、深夜子はお空の向こうにどぎゅーんっとすっとんでいってしまいました。
志波 甲斐斗
はのんびり、ぽつりとつぶやきます。
「今の方、かなりいいのをもらってましたが。大丈夫でしょうか」
「ここは割とコメディ空間だから、まあ大丈夫だろ。それより、少し時間を稼いでくれ」
身もフタもないことを言いつつ、
曖浜 鴻
はなにやらスマホ片手に悪戦苦闘中です。
「ぐらぐら購入品が役に立つってんだから、このカプギアだって使えるだろ……なにぃ!? この『A.I.C.O.』っての、登録がいるのかよぉ!?」
「ははあ。なんだか大変そうですねえ」
スマホの操作には慣れない鴻。ぐらぐらで購入したカプセルギアでサン・魔・サンとの激闘へ飛び込もうという判断は良かったものの、カプギア専用オペレーションシステム『A.I.C.O.』の登録を済ませるところからのスタートでして。戦場のど真ん中にどっかと座り込みながら、ああでもないこうでもない、なんてスマホと格闘中なのでした。
「まずはなんだ、えー……ギアマスターネーム登録? 『コウ』でいいか。あー、文字はどうやって入力すんだこりゃ」
「……まだまだ時間がかかりそうですね」
ここは、居合わせた甲斐斗がしばし時間を稼ぐしかないようです。
「では、いきますか」
温厚な陶芸家たる彼の特技のひとつは、合気道です。
対峙するなり、繰り出されるサン・魔・パンチ&キック!
「おっと」
相手の力を受け流していなすのが合気道。するり、ひらり! 巨体から繰り出される攻撃も、巧みな体さばきで避けまくり!
そのままするすると巨大なサン・魔・サンの懐へ潜り込むと、足に手を触れてぽつり、ひと言。
「うーん。これは『駄作』ですね」
「ぐはあっ!?」
びしっ! 甲斐斗のろっこんが、サン・魔・サンの暗黒オーラあふれるボディへ、ひと筋のヒビを走らせました。
「おいおい、やってくれるじゃねえか~」
反撃のサン・魔・キックを避けつつ後ろへ下がって、甲斐斗はほうっとひと息。
どうやら彼のろっこんは有効のようですけれど、
「これ……使うと疲れますね」
相手が巨大サンマさんということもあってか、ろっこんの反動がずっしりとした疲労となって甲斐斗を襲います。
ふらついたところへ、サン・魔・ビーム!
「おっと……! これはまずい」
疲れ切った身体はうまく動かず、いかに彼の合気道とて、このままではまともに攻撃を受けてしまいそうです。
「こんな時、ぐらぐらで買ったものが役に立つということでしたが。あいにく僕の買ったものは食べてしまったんですよね。あの『
猫島軒の特製焼き餃子
』に、『FairyFizz』というカクテルも。美味しかったですね……おや?」
と。そんなふうに先ほど堪能した味覚を思い出したとたん……しゅわっと吹き飛ぶ疲労感。身体の奥底から湧き上がる、このパワー!
ぐらぐらで購入した品物たちは確かに、甲斐斗の役に立ってくれました。さわやかな飲み口のカクテルが疲れを解消し、具がぎっしりたっぷりと詰まった餃子のおかげで、エネルギー全開!
「これなら、もう少し頑張れそうです」
甲斐斗がひらひら、ひらりとサン・魔・サンの攻撃を避けまくっている間、その後ろでは鴻がまだまだ苦戦中。
「よし、やっとギアマスターネームが登録できたぜ……次はカプセルギアネームだとぉ!?」
フリック操作などというものには、さっぱり慣れないのでした。
おかげでちょっぴり指が滑って、
「コウ・メイジンダー・R、っと。おし、登録できたぜ! 立て、俺の『
コウメエジンダーQ
』……って間違ってるー!?」
まあ少々思った名前とは違ってしまいましたけれど、ともかくA.I.C.O.への登録は完了です。
いよいよ鴻のカプセルギア、コウメエジンダーQが出撃!
「……なんかでかくねえ?」
立ち上がってみると、コウメエジンダーQの全高は、優に2メートルくらいありました。カプセルギアなのに、とてもカプセルには入りそうにありません。
神魂おそるべし、といったところでありましょうか。
「ええい、まあいい! とにかく行くぞ、メエジンダー!」
「おや、これは頼りになりそうですね」
ひらりひらりとサン・魔・アタックを避ける甲斐斗と入れ替わりに飛び込み、
「おらぁっ、正気に戻れよ……観光大使ぃぃぃ!!」
2メートル級のメエジンダーパンチがどぎゃんっと炸裂!!
「痛ってぇ~! このやろ~、や~ってくれるじゃねぇか~」
強烈な一撃に、サン・魔・サンのサイズがちょっぴり縮みました。確かに効いています!
「おっし、このまま元のサイズまで戻しちまおうぜ! あんた、かく乱頼む!」
「ええ、任せてください」
ふたりは協力して、サンマさんを愛すべき観光大使へと戻すべく、大奮闘!
「いたたた……ひ、ひどい目にあったわ」
キックでお空の星となった深夜子さん。
どうにか帰還してみたところで、ほかの面々がぐらぐら購入品を使って華麗な戦いを繰り広げているのを目の当たりにします。
「ええっ、あんなことできちゃうの? そんなことまで? い、いいなー!」
ますます、お買い物イベントに参加できなかったことが悔やまれました。
けれど、深夜子にだってできることはありましょう。
「よしっ、ここは私が囮になって……隙を見て、サンマさんの本名を暴いてやるわ!」
深夜子のろっこんは、挨拶をしてから十秒間、相手を見つめながら微笑むことで、対象のフルネームを知ることができる能力です。もしサンマさんの本名? などというものが分かったなら、戦いを有利に進めることができる……かも? しれないね?
「ともかく、私にできることはそれしかない!」
「おや、あなたは先ほどの……」
「おいおい、危ねえぞ!?」
のんびりな甲斐斗とカプギアの操作に忙しい鴻の間に踏み込んで、深夜子はとっておきのスマイルを浮かべます。
「こんばんは、サンマさん! 元気ー?」
「俺サマはサン・魔・サンだぜぇ~」
「どわーーーっ!?」
閃くサン・魔・ビーム!
どうにか避けつつも、深夜子はあくまで笑顔。にっこり!
十秒です。十秒間耐え抜けば、勝てる!
「ねえねえサン・魔・サン、暗黒パワーってなにー? それってどこから仕入れたのー?」
「暗黒石が、俺サマに永遠のパワーを与えてくれるのだ~。その石を掘り出すのは、お前たちドレイの仕事なんだぜぇ~」
「どわーーーっ!?」
サン・魔・パンチ!
どがががががんとビルが崩れ落ちるも、そうこうする間に永遠のような十秒間は過ぎ去り、深夜子の頭のなかへと彼の本名が浮かび上がります。
びしり! 指を突きつけ、叫びました。
「『
寝子 サンマ
』!! あなたの本当の名前は、サンマさんよっ!!」
「そりゃそうなんだぜぇ~」
当然ながら特に動じることもなく、無情のサン・魔・キック!
ずぎゃんっ!!
「んぎゃああああああーーー!!」
やっぱりチョクゲキをもらい、深夜子はお空の向こうにばびゅーんっとすっとんでいってしまいました。
ぽかーんと口を開けた鴻の背中を、甲斐斗がつんつん突っつきます。
「今、隙だらけじゃないですか? サンマさん」
「お、おお? そうだな、行けっメエジンダー! あのネエちゃんの仇を討て!」
生きてますけどもね!
ともかく深夜子の活躍? で、メエジンダーQの放つ必殺のメエジンダービームが直撃! 見事、サンマさんのサイズをもう少し小さくすることができたのでした。
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3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
ゲーム
定員
1000人
参加キャラクター数
42人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月20日
参加申し込みの期限
2018年01月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月27日 11時00分
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