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【深緑庭園(1)】
匂い立つ緑の香りすら漂ってきそうな、ここはまるで深い森。樹々の太い幹や重なり合う葉の合間から漏れるように届く淡い青は、空の色でしょうか。それともこの森に潜む、もっと別の……ナニカが放つ輝きでしょうか?
「すごいお部屋で、驚いちゃったわ。どうなってるのかしら……?」
樹々に挟まれたレンガの道へ足を踏み入れたとき、
貴家 衿花
は思わずぱちくり、目を丸くしておりましたけれど。今ではその瞳もすっかり、好奇心に彩られています。
森のなかでは数人の女の子たちが卓を囲み、優雅なお茶会を楽しんでおりました。
「うん……よい香りだね」
ティーカップに口をつけ、
葉月 朱真
はほうっとひとつ息を漏らします。
「研究でこもりがちな日々だ。このように自然のなかを歩くなど、久しぶりだよ。緑に囲まれながらのティータイムもね」
「出不精はいけませんよ、朱真ちゃん。身体がなまってしまいますよ」
くすりと微笑んで、学友の
古苗木 美姫
も上品な仕草で紅茶をひと口。
森からは時おり、聞いたこともないような不思議な笑い声が響いてきて、樹々の幹には白磁の巨大な蝶が羽を休めています。
迷宮の入り口で催される歓迎のティーパーティーは、主催者たる魔女の計らいです。
ちらり、森の奥を覗いて、
花風 冴来
はすうっと目を細めます。
「樹々に埋もれた美術品。おしゃべりな花たち。美味しいお茶……存外、居心地は悪くないものだけれど」
長い髪をさらりと流し、青い瞳で見つめたのは、上座に腰を下ろす魔女その人。
「あいにく、囚われのお姫さまは柄じゃないの」
「ふふ……そうじゃろうとも」
不敵に笑う
舞錠 桜華
。
古風な物言いはもちろん演技ですけれど、これが実に様になっておりました。苦労して飾り付けた部屋の佇まいも手伝ってか、なんだかノリにノっていて、今日は素の顔がこぼれ落ちてしまうことも無さそうです。
魔女の三角帽子をついと目深にかぶりなおして、魔女・桜華は雰囲気たっぷりに告げました。
「ハーブを育てていたのじゃがの。我が魔力が暴走し、ここら一帯は深き森になってしもうた。おまけに『あれ』が逃げ出したとあっては、森のなかは迷宮と化していることじゃろう……が、其方らならば、きっと抜け出ることもかなうであろう」
マントをぶわさっ! 翻すと、一瞬ぱちりと照明が落ちて、
「!? き、消えちゃった!」
再び明かりが灯ったそのときにはもう、桜華の姿はそこにはありませんでした。見事な演出に驚きつつ、いよいよ始まる謎解きに衿花はどきどき、胸の高まりを感じます。
ことりとカップをソーサーへ下ろして、冴来はささやくように。
「さて……楽しみましょうか」
彼女たちは、二手に分かれて迷宮を探索することにしました。
けたけたと笑うなにかの声を遠くに聞きながら、樹々の形作る迷路を歩むのは、美姫と朱真の大学生コンビです。
「本当にすごい森ですね……」
「まさに迷路だな。壁に片手を当てたまま歩き続けるという古典的な突破法もあるが、時間がかかりそうだ。もう少しスマートに行きたいものだが」
「ふふ。大丈夫ですよ、朱真ちゃん」
いつも穏やかな美姫ですけれど、本日は心なしか上機嫌、はしゃぎがちに見えました。
「とある美術館で、父とこういった野外迷路に挑戦したことがあるんです。そのときだって、ちゃあんと脱出できましたから。こう見えて自信あるんですよ♪」
「ほう、それはすごいな。頼りにしているよ、美姫」
かたわらの友人がうきうきとしていると、朱真まで心が弾んでくるようです。
森は薄暗いものの、樹々をとおして届く光や点在するランプ、そこかしこに光る花や虫などもあって、明かりには困りません。
しばし緻密に再現された森の風景を楽しんだ後、
「さて、こうして森を散策するのも悪くはないが。やみくもに歩いているだけではね」
「そうそう。マンボウくんが言っていましたよね? 確か……」
「ああ、そうだった。『ぐらぐら』で手に入れたアイテムが役に立つ、ということだったな」
それぞれに、イベントで購入した品物を取り出します。
朱真が買ったものは、手のひらに乗るくらいの大きさの、手触りの良い小袋。
サシェ
という、いわゆる香り袋です。
なかにはサンダルウッドの乾燥ハーブが収められていて、なんとも爽やか、かつ甘い香りがふんわり鼻腔をくすぐります。
「わたしが購入したものはこれだが……うん?」
「わあ、とってもいい香り! あら?」
ほのかに、それでいてはっきりと力強いサンダルウッド……サシェから香るそれが、どこか別のところからも漂ってきていることに、ふたりは気付きました。
すんすんと可愛らしく小鼻を動かしながら香りをたどってみますと、視線は下へ、下へ。やがて地面へとたどりつきます。
「これ……でしょうか?」
「ふむ、ポプリだな。これがサンダルウッドなのだろう」
乾燥した香木のかけらを拾い上げれば、確かにサシェと同じ香りが漂いました。
ポプリのかけらは道なりに、点々と落ちています。まるでふたりを誘っているかのようです。
「なるほど。この香りがアリアドネの糸というわけだ……森のなかだし、ヘンゼルとグレーテルのほうがいいかな?」
「ふふ、どちらにしても素敵ですね♪」
「うん。では、行こうか」
不思議な魔女の森に魅了されるふたり。そこに秘められたさらなるしかけに胸躍らせながら、美姫と朱真はさらなる奥へと歩を進めていきました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
ゲーム
定員
1000人
参加キャラクター数
42人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月20日
参加申し込みの期限
2018年01月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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