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Mother's Day がやってくる
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☆墓前にブーケを
木天蓼市郊外にある墓地。
そこで
青山 絢
の母はとこしえの眠りについている。
大人しく穏やかな印象の少女、絢は、つい今しがた墓前にカーネーションのブーケを供えたばかりだった。
手を合わせたあと、そこから離れがたくて、無言で立っている。
四年前亡くなった母に手向けた花は白ではなく、赤、オレンジ、ピンクのカーネーション。
母はオレンジのカーネーションが好きだった。
「……お母さん、突然いなくなってしまったよね。何の前触れもなく、いきなり倒れちゃって」
ポツリ、ポツリと絢の口から言葉が漏れた。
絢の目に涙はない。
淡い微笑みの陰に深い悲しみを隠して。
「それから何日かずっとずっと病院のベッドの上で一度も目を覚まさないまま……いつか目を覚ましてくれると思ってたのに」
その希望だけが、あの時絢を支えていたのに。
「結局そのまま旅立ってしまって。さよならの一言も言ってくれなくて。あの時、私、きっと一生泣いて過ごすのかな、って思ってた」
母が、それとも自分が、どんな悪いことをしたというのか。
目を覚まさせる方法があったなら、絢はどんなことでもしただろう。
「でも……ちっとも涙なんて出なかったよ。お葬式の時も、全然泣けなかった。いまもこうしてお母さんのところに来てるのに、こうして妙に冷静でいられるのは、どうしてなのかな……」
四年経って、自分は変わったろうか。
時が経ちいろんなことがあった。
母がいなくなり絶望に打ちひしがれたあの時、父に裏切られたと感じたあの日、よりは今はましなのかもしれない。
けれど思い出は薄れることなく、悲しみは癒えるように思えない。
「お母さんからはいろんなことを教えてもらったけど……これだけは教えてほしくなかった。ほんとうに悲しいときって、涙なんて出ないってこと……」
泣くことで母が戻ってきてくれるなら、いくらでも泣くのだろうけど。
「私の涙ってどこに行ったのかな? お母さんが天国へ持っていったの?」
問いかけても答えがあるはずもなく。
「……それじゃ、今日は帰るね」
最後まで涙を流さず、ただ胸の奥に悲しみを秘めたまま微笑んで。
寂しさを振り切るように、背を向ける。
五月の空はどこまでも青かった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月16日
参加申し込みの期限
2018年01月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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