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<七福猫シリーズ>布袋猫を探せ編
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「なにかいいネタないですかね」
シーサイドアウトレットで、きょろきょろと
椿 美咲紀
がネタを探していた。次に書く新聞記事の題材に詰まった美咲紀は、人や商品の多いアウトレットなら、なにかインスピレーションを得られるだろうと思って来てみたのだが、なかなかピンとくるものがなく悩んでいたのだった。
「難しいのです」
うーんと唸りながら、美咲紀はぼんやりと空を眺める。五月の青く澄んだ空は美咲紀の心を癒したが、ネタを沸かしてはくれなかった。そうしていると、足元で猫の鳴き声がする。美咲紀はばっと視線をそちらに向けた。
「まあっ」
――すごくいいネタになりそうなにゃんこの姿を発見!
きらりと目を光らせて、美咲紀はくしくしと毛づくろいしているサンタ猫にしゅばばっと音が鳴るほど素早く近付く。そして手を丸く握ってくにくにと招き猫のように動かすと、
「にゃーん」
と、話しかけた。猫は話しかけられ、こてんと首を傾げる。美咲紀はそんな姿に目を細めて、にっこりと笑いかけた。
「サンタさんの姿、可愛いね。とってもイイですよ」
にゃおーん。
褒められた猫は満足げに両手を腰にやる。美咲紀はその肩にかかっているもこもこのケープに手を伸ばした。
「赤いケープがとても似合っているのです」
にゃうん!
美咲紀の言葉に猫は気を良くしたようで、美咲紀にすりすりと甘えだす。美咲紀は暫く撫でてやってから、その背後に転がっている袋に手を伸ばした。
「袋、何やら重そうですね。何が入っているですか?」
すると、猫はしゃっと威嚇する。美咲紀はにこにこと覗き込んだ。
「ねこちゃんの大事なオヤツかなー? それとも宝物かな―?」
そんなところも可愛いと、美咲紀はにこにこと眺めていたが。ふと思い立ったのかぱちんと指を鳴らして、鞄を漁る。
「そうだ。猫のオモチャを持っているのです。一緒に、あーそーぼ」
そういう美咲紀が取り出したのは、ねこじゃらしだった。ふりふりと鼻先で動くねこじゃらしに、猫はうずうずとしていたが、やがて我慢できなくなったのかぱしりと手を伸ばす。それをひょいっとかわすと、美咲紀はさらに高い位置で振り始めた。猫はぴょいぴょいと軽やかに飛んで、ねこじゃらしで遊ぶ。
「癒されますねぇ。写真撮らせてねー」
すっかり癒された美咲紀は、猫の姿を写真で撮るとすぐさま確認して、その出来にむふーと満足した。
「これは早速拡散しなくてはなのです! 『アウトレットにサンタ猫現る!』と……」
「待ってくれ」
それをねこったーに投稿する寸前、何者かに呼ばれて慌てて振り向いた。美咲紀の前に居たのは、サキリだった。
「ひゃっ、デイジーカッターさん、どうしたんですかぁ」
「拡散するのはやめてくれないか」
サキリは冷静な表情で、美咲紀に事情を説明する。美咲紀はふむふむと聞いて、しょんぼりと俯いた。
「そういうことなら、仕方ないのです……残念なのです」
「すまない、よろしく」
にゃおん。
サンタ猫は二人の足元でゴロゴロと寝転がっている。美咲紀から奪い取ったねこじゃらしをがっしり抱えてご満悦だ。
「布袋猫様、見つかるといいですねぇ」
「うん」
サキリはそう言うと立ち上がり、美咲紀に手を振る。
「それじゃ、僕はここで」
「はーい、いってらっしゃいなのです」
遠くなるサキリの背中を見送りつつ、美咲紀はサンタ猫の腹をまふまふと撫でくりまわした。そしてまた鞄を探ると、中からカリカリを出す。
「はいねこちゃん。遊んでくれたお礼に、あげるです」
にゃおーん。
猫はカリカリを美味しそうに食べ終わると、袋の中からごそごそと何かを取り出した。
「ほえ?」
リボンの巻かれたプレゼントボックス。猫はそれを重そうに、よいしょよいしょと美咲紀に差し出してくる。美咲紀はそれを受け取ると、花の咲くような笑顔を浮かべた。
「ありがとうなのです! 嬉しいのです」
にゃおんっ!
美咲紀の言葉を聞いて、猫も嬉しそうに鳴いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月26日
参加申し込みの期限
2018年02月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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