＜七福猫シリーズ＞布袋猫を探せ編｜リアクション

＜七福猫シリーズ＞布袋猫を探せ編

「皆さん、お疲れ様でした……！」

――こんな豪華なもんになるとは思ってなかったわい。皆、ありがとうなあ。

　日はとっぷりと暮れて、沈みかけた太陽の光がその場の全員を照らす。アウトレットの片隅に建てられた簡素なお社には、サンタ衣装を着こみソリに乗り、さらにはミニ鯉のぼりを風に靡かせる布袋猫像の姿があった。ソリを引くトナカイ人形も一緒だ。

「よかったな、布袋様」

　喜ぶ布袋猫に、刀が微笑んだ。

「他の七福猫も見つかったら、七福神詣りならぬ七福猫詣りとか、どうだろう……」

　その帰り道、事件に関わった者がぞろぞろと歩いている。そんな中、まほろがふとこういうことを言いだした。

「お年寄りとかに人気がでそう……訪れる人も、増えるかも」

　そのアイデアに、ミルカとあきらが頷く。

「それもおもろそうやなぁ」
「いいですね！」

　そして企画を考えては盛り上がると、今度は刀が呟いた。

「他の七福猫か……」

　続いて、修とサキリが口を開く。

「どこにいるんだろうな」
「また、見つけ出さないといけないね」
「でも、寂しいだけで……皆さん優しい猫さんですよ、きっと」
「うん！　きっとそうだよ！」

　一方、綾花と瀬莉は、残りの七福猫を想像して、ほんわかと笑った。その隣、夏朝がどこか不安そうに空を仰ぐ。

「何も起こらないといいけど……」

　カラスがどこか遠くで鳴いている。その声は長く響いた。

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あとがき

担当マスター：六原紀伊
ファンレターはマスターページから！

六原です。
皆様のおかげで無事布袋猫が見つかり、異変も収束しました！ありがとうございました。

布袋猫を祀るお社もシーサイドアウトレットの隅、地図上ですとL-10あたりに立てて貰いました。
セカンドマップにもそのうち掲載されますので、お待ちください。

そして七福猫シリーズですが、今後も他のマスターさんから素敵なガイドがたくさん出ます！
どうぞお楽しみに。

それでは皆様、ご参加ありがとうございました。またご縁がありましたらよろしくお願いします。

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