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寝子島高校
みんなでやれば……
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捨てたゴミが吸い込まれるように河原へと移動してしまうゴミ捨て場、『ブラックごみごみホール』によってゴミまみれになってしまった河原。その散々な有り様を何とかしたいと、樫本 滝蔵(自称カッシー)は寝子島高校に要請書を提出、健全なボランティア活動とあって要請は受理され、ポスターやねこったーにより寝子島高生から有志者を募るに至った。
そして、清掃活動の当日。ボランティアとして徴集された寝子島高生たちが何十人と河原の前に集まっていた。爽やかに表情を引き締めている者、楽しげに仲間と談笑している者、あくび交じりの者など。どことなくやる気の違いはあれど、それら全員がゴミ袋や手袋などゴミを相手取るにふさわしい装備を整えてその場に居並んでいる。
「さぁ、みんな、張り切って頼むわよーう!」
しっかりと濃ゆいメイクに派手な色の服を着て、気合の表れか額にハチマキを巻いた樫本が手を叩いて躍起になっている。雀のさえずりが似合う爽やかな朝だというのに野太いオカマ節を聴かされて、大体の学生は揃って顔をしかめていた。
「小さいゴミは袋にまとめてそこに集めておいてちょうだい。大きいゴミはトラックの荷台に運んでねー、後であたしが捨てるわー」
殆どが初見であろう学生たちはいざ河原の悲惨な光景を目の当たりにして気の遠くなるような感覚がしたが、いくら手をこまねいていてもゴミが消えてくれるわけでなし。さっそく掃除に取り掛かり始めた学生たちを見渡して、自身もゴミ用のトングを携えつつ樫本が声を張った。
「うわー、すごいゴミだねー」
手始めにと足元に転がっていた空き缶を拾いつつ、
初島 優
が今一度河原を見渡して呟く。袋を広げ、空き缶を放り込む。この作業をあと何度繰り返せばこの河原は綺麗になるのか、焦るという程ではないが、優には全く見当がつかなかった。
「まぁ、なかなかにひどいものだが、これだけいれば今日中には片付くだろうさ」
間延びした声で言う優に、壊れた扇風機を抱えた
邪衣 士
が微笑みながら呟く。粗大品を軽々と持ち上げている姿は凛々しく頼りがいがあったが、気のせいだろうか、その足元が少しふらついているように優には見えた。
「これも猫鳴館イメージアップの為だ……お、これはまだ使えるな」
会話をしつつも作業は休めない。力仕事に自信のあった士はなるべく大きなゴミを優先してトラックまで運び、戻ってきて、また大きなゴミを持ち上げる。その繰り返しの中で見つけた大きなスコップを拾い上げると、土汚れを払い、まじまじと見つめてから河原の端に立てかけておいた。
「頑張るのもいいけれどー……、体は大丈夫?」
「ん?」
「やっぱり疲れた顔してるような気がするんだよねー、邪衣くん」
口調は変わらずとも優は心配そうだ。最近は猫鳴館のイメージアップについての激務を共にした仲であり、優のくれる心配がよく分かったから、士は手袋を脱いで、不安げな顔をしてこちらを見上げている優の頭をポンポンと軽く叩いておいた。
「心配は嬉しい。だが、俺なら大丈夫だ」
穏やかに言って、優に笑みが戻ったのを確認すると、士は再びゴミの片つけに専念する。そこに転がっているゲーム機を持ち上げれば、差しっぱなされていたコードまでだらりとぶらついた。
「あ!」
「ん?」
士がそれを持って再びトラックに向かおうとしていた矢先、近くで紙類などを束ねていた
努努 天才
が驚きの声を上げた。
「どうした? 努努」
「それっ、よく見せて!」
ゴミを蹴散らし、とびきり目を輝かせて駆け寄ってくる天才に、士は一歩後ずさりながらも、今しがた拾い上げたゲーム機を手渡した。
「あー! やっぱりこれ超レアなハードだ! このハードのレトロゲーやりたかったけど、古すぎてもうどこにも置いてないんだよなー!」
若干置いて行かれている士や優を気にも留めず、天才は嬉々としてそれを両手で持ち上げた。
「……持って帰るのは自由だと思うが、とっくに壊れてると思うぞ?」
「えっ! そうかな?」
士に言われて、天才は落胆の目で抱えているゲーム機に視線を落とす。考えてみれば河原という多湿な場所で何日も雨風にさらされたのだ、精密なゲーム機が無事でいられる方がおかしいかもしれない。そうでなくともゴミとして捨てられていたものだし、もとより壊れていたとみるのがまぁ妥当であろう。
「ま、取りあえず試してみよっと。コレもらってもいい?」
「ああ、俺はかまわないよ」
「やったー、ありがと!」
天才は飛び跳ねるように礼を言って、そそくさとゲーム機を河原の端に持っていった。間違って捨てられてしまわぬように「天才のもの」としっかり張り紙をしておくのを忘れない。
「でも、みんなが協力してくれるからここもすぐにキレイになるね、カッシーも喜んでごほうびをくれるよ」
僕は逃げるけど。天才が蚊の鳴くような声でぼそりと呟いたのを、士はあえて聞かなかったことにした。
「いや、見返りなどいい、全くもっていいんだ。努努」
士は目をつむって首を振り、かと思えば唐突に立ち振る舞いを正し、天才を悠々とした笑みで見下ろした。その影に覆われ、ひたすらに向けられるその笑みを不思議に思って天才は首を傾げている。
「……ただ、猫鳴館のイメージアップ、樫本さんによろしく頼むぞ?」
天才が樫本と顔見知りなのは知っている。隣にいる優が明らかな愛想笑いを浮かべているのに気付いているのかそうでないのか、士は天才の肩に力強く手を置いて、その耳元でぼそりと呟いた。
「やぁ、やがみん、君もこっちに来てたのかい?」
本人の希望もあり、長靴をはいて水辺に散乱したゴミを片付けていた
新井 すばる
が、えらく渋い顔でゴミと向き合っている
八神 修
を見つけて、思いつきのあだ名で呼びかけてみた。
修は大袈裟なほどに長手袋、マスク、ゴーグル、帽子、作業着、長靴等々、不潔さへの完全な防御策でその全身を身を包んでいたのだが、修が先程に一生懸命装備を整えていたのをすばるは目撃していたので、逆に一目で修だと分かった。
「あぁ、樫本さんに川辺の掃除を頼まれた。俺としては『ブラックごみごみホール』の調査をしに行きたかったのだがな……」
「不思議な話だよね。でも、川がこんなことになると活きのいい魚がとれなくなるから気合を入れないと」
空き缶やビニールは無論、粗大ゴミまで川の中に広がっており、魚屋であるすばるとしても、河川の水質汚染は決して他人ごとではない。
「そういえば、やがみんの『ろっこん』を使えば、こんなのはすぐに片が付くんじゃないのかい?」
あまりにゴミの量が多そうだったので何か楽な方法はないかと考えていれば、ふと思いついたのですばるは言ってみた。修の『ろっこん』は『分解』で、制限はあるが素手で触れたものを粉末レベルに至るまで分解することが出来た筈。
「……確かに、そうだ。俺なら可能だ……」
いつかは言われるだろうと覚悟していたのだろうか、腕を組んだ修はえらく低い声で答え、ゴミまみれの河原を遠い目をして見渡した。手袋をしてやっと触れることのできるこのゴミの不潔さは、修にとっては虫唾が走るほどの嫌悪そのもので……。
「だが! こんな不潔なものに素手で触れるなど絶対にお断りだ! 俺は手袋を取らぬ、媚びぬ、省みぬ!」
手袋越しには、ゴミを対象に『ろっこん』を発現させることは出来ない。となれば、手袋を脱いで直接にゴミに触れなければならないわけだが、無論そんなことが出来る筈もない。言葉が意味不明になるほどに、そんなことは絶対にしたくない。
「なるほど、言葉が崩れるほど嫌だということはわかったよ、やがみん」
まぁ、汚いゴミに好き好んで触りたい者などそうはいない。すばるは肩をすくめて、水辺のゴミをまとめるのに専念した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
tsuyosi
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月17日
参加申し込みの期限
2013年06月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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