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【星幽塔】第七階層 眠れる獅子
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【王の間(3)】
冒険者達は、終始、ならず者達を圧倒していた。
「くそ! 囲め! 囲んで、燃やしたれや!」
「「「うす!」」
ならず者達は分が悪いと悟ったのか、距離を取り、魔火と魔水による遠距離攻撃に徹し始める。
「させるか!」
新田 亮
は大蛇で、その出鼻を潰しにかかる。
大蛇の放つ弾は、ある程度まで射手の意思で、コントロールできる。
しかし、全ての敵を撃ち落とすには手数が足りない。
(……く、数が多い。そういえば骨削は何を?)
そう思って亮がチラと後ろを見れば、
「にしし、ごめんなさいねぇ。あっしは癒しの力しか持ってないもんでねぇ」
瓢はそんなことを嘯く。が、彼はろっこんを持っているはずだった。
「はははっ! 臆病に風に吹かれたかぁ! おら、反撃開始だ!」
亮の銃弾で捌ききれなかったならず者達が、一斉に射撃を開始する。
メリィ・ランページ
と
リリエル・エーテライト
の二人は、そこに恐れずに突っ込んでいく。
「メリィちゃん、魔火は私が逸らして見せます。突っ込んで」
「うん! 信じてるよ、リリエル!」
メリィはそう言って、ハンドクローの届かない彼方の敵へ向かって地面を蹴る。
「うけけっ! 飛んで火にいる夏の虫や!」
ならず者達がここぞとばかりにメリィを狙う。
しかし、メリィは怯まない。本来なら、虎にとって「火」は恐怖の対象だ。
それはメリィも同じはずだったが、彼女は怯まずに突っ込めている。
何故か? もちろん、リリエルがいるからだ。
実際、メリィに飛んでくる魔火はリリエルの魔風によってことごとく阻まれている。よしんばメリィにその余熱が届いたところで、それは頬を撫でるただのぬるい風だ。
(メリィちゃんは絶対にやらせません!)
リリエルのそんな強い意志と、魔風を操る才覚が、メリィのともすれば無謀な突撃を一つの戦術たらしめている。
(リリエルと一緒ならなんだってできる!)
次の瞬間には、もはや敵は目の前まで迫ってきている。
「そんなアホな……!?」
「最近のネコミミ少女は化け物か!?」
ならず者達は驚愕の表情を浮かべながら、メリィのハンドクローによって戦闘能力を奪われていく。
ばったばたとなぎ倒し、最後に残ったのは先程メリィを夏の虫呼ばわりしたあの男だった。
その男をキッと睨みつけて、メリィは言う。
「あたしはゴキブリじゃない! 虎の子メリィだーー!」
「そ、そこまで言ってね……ぎゃあああああああああああ!?」
心外そうな悲鳴を上げつつ、そうして王の間のならず者達は残らず倒された。
「……おや、もうおしまいですか。ああ、でもたまには縛られるのではなく縛るのもいいですよねぇ。く、ふふ」
アケーチ・タッマーキ
は、少し残念そうに、けれどもやはり楽しそうに見える表情で捉えた盗賊達をしばる。
「口ほどにもない相手でしたね」
と、シーナも剣を鞘に収めながら一つ息を吐く。
「いやいや、みんなお強いねぇ。ところで、宝箱の中身は……」
と、そそくさの物陰が出てきた瓢が、仲間に治療よりも何よりも先に一つだけ無事だった宝箱を開けようとしたときのことだった。
パカッ、と何かが開く音がした。瓢の足下、宝箱のちょうど目の前の部分に落とし穴が仕掛けられていたのだ。
「あーーーーーれーーーーーーーー……」
瓢はヒューッといい感じの音とともに、落とし穴の奥底へ落ちて行った。
「……まさか身を挺して、罠にかかり、仲間を救ってくれるとはな。何か企んでそうな外見によらず、よい男だ……」
レオーネ・ナジュム
が感心したように言った。
「あいつはしぶといし、松明も持っているから大丈夫でしょう」
そう言って、亮は側面からまわり込んで宝箱の開錠に臨んだ。
盗人の力がなかったために、時間はかかったが、なんとか鍵は開いた。
「……これは、宝玉?」
亮が中から取り出したのは、青い宝玉だった。
「凄く綺麗! レオーネさん、これがピラミッドの財宝でいいんですか?」
椿 美咲紀
が杖を抱えもちながら、うっとりした様子で宝玉を見つめて言う。
「ああ。それも財宝の一つだな。だが、私が持ち帰りたいのは、杖だ」
『杖?』
レオーネの言葉に、冒険者達が一斉に視線を彼女に向ける。
「そう言えば、まだきちんと説明していなかったな。すまない。私が探し求めているのは、このピラミッドの奥深くに眠っているという、神話上の存在イヌビスが持つ杖なんだ」
「レオーネ! イヌビスって、これか?」
そのときアスワドの少し興奮気味な声が響いた。
「……む、それは」
そちらを向いたレオーネが大きく目を見開いた。
アスワドが『これ』と差し示したのは、彼女が魔火をやどした双剣で照らし出した壁に描かれた壮大な壁画の中にいる犬頭を持つ人間だった。壁画の中で、イヌビスは青い宝玉を持ち、目の前にたくさんの奴隷をひざまづかせている。
「ああ。まさしくその壁画に描かれているのが、イヌビスだ」
「ほう。犬の被りものとはなかなか高尚な趣味をお持ちですねぇ。ところで、そのイヌビスさんが持っているものは、その宝玉と関係があるのでしょうか?」
アケーチが、財宝にはさほど興味がなさげにそう言えば、皆の視線は自ずと青い宝玉に集まる。
「とりあえずその財宝は屋敷を持ち帰り、階層の皆の共有財産にしたいと思う。異存はないな?」
レオーネの言葉に、一同は、素直に頷く。唯一、異存がありそうな瓢は、すでに落とし穴の底なので意思表示は不可能だった。
「では、探索を続けよう。どうやらまだならず者達の首領は姿を見せていないようだ。先行したサキリも心配だ」
「そうだ。サキリは――」
アスワドが、ふと思い出したように、アンテナアスパラを取り出したそのときだった。
アスパラが、ピカ……ピカ……と儚く明滅した。
それは、本来の光り方よりも淡く、儚く、発信者の危機を伝えているようにアスワドには見えた。
「……みんな、サキリが大変だ! 急ごう!」
アスワドの言葉に、一同は一斉に頷き合い、大回廊へ通路を目指して走り出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月11日
参加申し込みの期限
2018年01月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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