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【星幽塔】第七階層 眠れる獅子
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【Epilogue】
『――よくぞここまで戦った。認めよう。お前達のことを』
激闘の末、イヌビスはふわりと杖を浮かび上がらせると人間に戻ったレオーネに授けた。
「感謝する。獅子座のアステリズムの名にかけて、必ずやこの杖を悪しき者達から守ると誓おう」
そう言って一礼したレオーネの服は、さっきと変わっていた。
獅子座のアステリズムの力を使うと、服が全て破けてしまう。
そこで、彼女はラサラスにくくりつけた荷物に着替えを用意しておいたのだ。もっとも変身を解除した瞬間は、生まれたままの姿で、男性の冒険者達を大層に動揺させたものだったが。
「にしし。ところで、できればそのイヌコロの杖をあっしにもよーく見せて貰えませんかねぇ?」
そう言ったのは、
骨削 瓢
だ。
(チンピラどもを手ごまに加えるのは失敗したが、イヌビスの杖があればこっちのもの)
瓢はそう思ったものの、日頃の彼を知る者達は無論それをよしとしなかった。
「ううん。やっぱり杖はレオーネさんがしっかり持っていた方が――」
「いや、恵御納、少しぐらいはいいだろう」
「え?」
そう言ったのは、意外にも、亮だった。
亮は瓢とレオーネの間に立つようにして彼女から杖を預り、瓢に渡してやった。
「ひゃっはぁ! それじゃあ、こいつはあっしが頂いていくよぃ!」
「「「「あ」」」」
次の瞬間には、瓢は脱兎のごとく杖を持ち逃げした。
「……ふむ。あれでよかったのか?」
と、訊いたのはレオーネだ。そんな彼女の手にはいまだきちんとイヌビスの杖が握られている。
「ええ。すぐにバレるでしょうけれど、とりあえずこれで杖は安心です」
亮は、作戦が上手く行ったことに気づき、一つ息を吐く。
彼はこうなることを予想し、あらかじめおひつじ座の力で幻の杖を持たせる作戦を考えていたのだ。
「これで安心だね! やっぱり財宝は、街のみんなのものにするのがいいよ!」
と、
アリス・ミーティア
は顔をほころばせた。
「あ、でも、マスターへのお土産はちょっと欲しかったかも」
と、アリスが呟けば、
「確か情熱サソリの唐揚げを仕入れたいと言っていたな。今回の礼に、よい取引先を紹介しよう」
と、レオーネが微笑む。無事に杖を手に入れて、彼女はいつもよりもこころなし上機嫌に見えた。
「え? ほんと!? やったぁ、マスターもきっとよろこぶよ! レオーネ、ありがと!」
アリスはその場で跳び上がらん勢いでレオーネに抱きついた。
「あぁ、とてもいい汗を流しました。こんな冒険なら、また何度でも参加したいですね」
アケーチ・タッマーキ
も恍惚の表情でそんな感想を漏らしている。
「でも、お墓、結局、だいぶ荒らしちゃったね」
夏朝はそのことが心残りだったようだ。
『案ずるな、少女よ。実を言えば、ここは墓ではない』
「「「え?」」」
イヌビスの意外な言葉に、一同は目を丸くする。
「おいおい。犬用ビスケット、そいつはどういうことだ?」
鎌八 まもる
が不敬ともフランクとも言える口調で訊ねれば、
『ここはそもそも「杖」を守るための宝物庫だ。ただみだりに賊が入らぬように、墓を荒らせば呪われるという噂を流れるようにしたに過ぎぬ』
「じゃあ……あの包帯は……」
『私のゼロシフトを封じた、あの宝玉を抱いていたという異形か。おそらくは古い王の残留思念のようなものだろう。おそらくお前達が杖を持つに相応しい者かどうか、試したのだろう。そして、その力が認めたからこそ、私の切り札を封じる力をお前達に託した。私の力を封じることができるものなど、王以外にありえぬからな』
「……そうか。僕達は墓荒らしをしたんじゃなかったんだね……」
そのことに、夏朝の心にかかっていた靄は晴れたようだった。
「ていうか、イヌビス、お前はいったい――」
『残念ながら時間だ』
「「「え?」」」
そう言うと、イヌビスはゆっくりと半透明になっていき、じょじょにその輪郭を消失させていった。
『ではな。もしも運命がそれを望むなら――いつの日かまた会おう。冒険者達よ』
そして、イヌビスは完全に彼らの前から姿を消したのだった。
かくして、彼らはピラミッドからレオーネの屋敷に戻り、そこであらん限りの歓待をうけた。
これが、今回のイヌビスの杖にまつわる一応の顛末である。
なお、出された食事の中には、当然のように情熱サソリの唐揚げもあり、シーナが思わず「ひゃあ!?」と可愛らしい女の子のような悲鳴を上げたのだが、それはあくまでも余談である。
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あとがき
担当マスター:
水月 鏡花
ファンレターはマスターページから!
というわけで、ご参加頂いた皆様、お疲れ様でした。MSの水月鏡花です。
そんなこんなで、イヌビス戦とレオーネさんの星の力のお披露目となるシナリオを書かせて頂きました。皆様、それぞれに個性のあるアクションが書かれていて、非常にやりがいのある執筆となりました。本当にありがとうございます。
ところで、ライオンに変身するというレオーネさんの星の力ですが、少々ここで補足を。
彼女の能力は、単純な変身能力というよりも、生命の危機を感じることで理性の鎖を引きちぎり、秘められた力を解放する能力です。水月はこれを(勝手に)『手負いの獅子』と呼んでいます。リアクションで、レオーネさんがあえて戦闘中に傷を回復しなかったのは、そうすることでより力を解放し、イヌビスに対抗する力を引き出そうとしたわけですね。
そんな感じですので、これまで判明していなかった魔星の力(獅子座)は、変身能力ではなく秘められた力の解放というかたちで発現する(PCさんが使用可能になる)ことになります。
端的に言うと、
魔星の力(獅子座):ダメージを受けるごとに身体能力向上
ということですね。
あしからずご了承ください。
だいたいそんな感じ。ついに明らかになった獅子座の力。
あれ? でも、まだ明らかになっていない力もありましたよね?
はたして残りのアステリズムの力はいったいどういうものなのか。
どうか期待して、今後の展開をお待ち頂ければと思います。
それでは最後になりましたが、ご参加頂いた方、ここまでお読み頂いた方、そして「らっかみ!」に関わる全ての方々に感謝を。
ではでは、またどこかのあとがきでお会いできることを祈って。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月11日
参加申し込みの期限
2018年01月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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