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【星幽塔】第七階層 眠れる獅子
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【番人との問答】
一方、玄室に入った冒険者達は驚いていた。
「……思ったより広いな」
御剣 刀
は、いつでも刀を抜けるようにしながら、ぐるりと室内を見まわして言う。
「……玄室って、棺を納める部屋のことですよね? なら、部屋のどこかに……あ、あれかな?」
水上 桜
も、クロスボウを構えながらあたりを観察し、その視線の先に一段高くなった高座のような場所に置かれた物体に気づく。
「王様って、強いのかな、ボク、戦ってみたい!」
アスワド・クロノワール
は、魔火をまとった緋王双刃を松明替わりに、その物体に近づいていく。
見れば、それは確かに、いかにもな感じのする漆黒の棺であった。
「気をつけてくれ。言い伝えによれば、王の棺には侵入者を迎撃するシステムが――」
レオーネが、そう言いかけたときだった。
――ほう。ここまでやってくる賊は久しぶりだな。
『……っ!?』
冒険者達の頭に直接語りかけるような声が聞こえた。
その瞬間、ガタンと音がし、黒い棺の蓋が外れた。
そして、棺の中からふわりと浮いて出てきたのは、玄室の扉の左右に設置されていたイヌビス像そのままの姿をした本物のイヌビス(?)だった。その手には、イヌビスの杖と思しき、豪奢な杖が握られている。
「黒いわんこ……。あれがいぬびす?」
メリィ・ランページ
が、その異様な姿に目を瞬かせる。
「……なんだか強そうです」
と、
リリエル・エーテライト
もそのオーラに気圧されている。
「今度はイヌミミか、強そうだな!」
アスワド・クロノワール
は恐れるどころか、むしろ楽しそうな表情をしていた。
『虎の獣人に、ヴォーパルバニー、それにワタリか。今回の賊はずいぶんと賑やかなものだ』
「……っ!?」
イヌビスの言葉に、息を詰まらせたのは
シーナ・キュクノス
だ。
(……どうして、僕が『ワタリ』だと?)
シーナは、じっとイヌビスを見つめて考える。
「あぁ、私達は賊ではありません……!」
両手を上げて、大仰なポーズとともにそう叫んだのは
アケーチ・タッマーキ
だった。
「むしろ、貴方を愛を持って囲いたいのです!」
そのアケーチの言葉に、彼らの視線の温度は急降下した。
『なるほど。何を言っているのかわからんが、お前が変態だと言うことはわかった』
「なんと!?」
イヌビスの返答に、アケーチはびっくりした。
「まあ、待ってくれ。彼の言うように、私達は賊ではない」
軌道修正するように言ったのは、
旅鴉 月詠
だ。
『ほう。では、訊こう。賊ではないとすれば、お前達は何者だ? いったい何をしにここに来た?』
「私達はただの冒険者だよ。そして、ここにやってきた理由は、この墓で眠る王と、財宝の安全を守りたかったからだ」
『必要ない』
ぴしゃり、とイヌビスは言い放った。
『王の眠りと財宝を守る者を排除することは私の仕事だ。お前達の手を借りる必要はない。むしろ、私には、お前達の方こそ、王と財宝を掠め取ろうとする賊のように見える』
「勝手に墓に踏み入ったことは謝ろう。だが、我々の目的は墓荒らしではない。私達はここを根城にしている輩をこらしめて、この階層の統治者の適切な管理の下に置くことだ。そうだよね?」
そう言って、月詠はレオーネを見る。
「ああ、彼女の言う通りだ。お初にお目にかかる。現在、この階層を統治している
レオーネ・ナジュム
という」
レオーネはそう言って、イヌビスに目礼をする。
「私はこのピラミッドに眠るというイヌビスの杖を私の管理下に置きたい。その財宝を狙って、このピラミッドにならず者がたむろし、彼らが私の治める街で悪さをしている。宝が私のてもとにあれば、彼らは墓荒らしのような真似をすることもないだろうし、杖を狙いに来た輩を逆に捕えることもできる。何より、この階層に伝わる神聖な道具の管理を人任せにしておくことは耐え難い」
レオーネがまっすぐな目で、こんこんとイヌビスに語る。
「というわけだよ。なんなら彼女なら街で王の棺を適切な管理下に置くこともできるだろう。正直、ならず者が容易く出入りできるこのピラミッドよりも安全ではないか、と私は思う。悪い話ではないと思うが?」
『……なるほどな。一理ある。だが、このイヌビスの杖には力がある。それもただの人間が持つには余りある力が、だ。それをお前達が悪用せん、という保証はあるのか?』
イヌビスが、こちらの真意をはかろうとするような目でレオーネ達を見つめてくる。
「……そればかりは信じてくれ、としか言いようがない」
レオーネはそう言って、イヌビスの目を見つめ返す。
しばらく沈黙があった。
やがて、
『……いいだろう』
と、イヌビスが静かな声を響かせた。
「……っ、では」
レオーネが表情を明るくする。
『だが、条件がある』
「……なに?」
『この杖が欲しくば、この杖を持つに相応しい実力があることを私に示してみせよ!』
その瞬間、イヌビスの背中に黒い翼が出現したかと思うと、伝説の杖を手に冒険者達に戦いを挑んできた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月11日
参加申し込みの期限
2018年01月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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