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「せり、クッキーもらってきたよ」
本を預けて、少し離れて待っていた
佐藤 瀬莉
の元に、オネーサンの所にいたうさぎのゆきが戻ってきた。
「美味しそうだけど、食べられるのかな……?」
「大丈夫だよ! おねーさんのクッキーだもん」
瀬莉とゆきは児童コーナーのマットの上に置かれたブロックを、二つ並べて運びその上に腰掛けながら、一人と一体で同時にクッキーをかじった。
「あ、美味しい……」
クッキーの粉が手につかず、汚れた様子もないのに、かじったそれは口の中でふわりと優しいバターとチョコの風味として広がった。
そして、軽く言葉を交わしている間にもクッキーはあっと言う間になくなってしまう。
「ねえ、せり。今度は紅茶も一緒にもらってこよう?
きっと美味しいよ! それでもっとたくさんお話しよう!」
「うん、そうしよっか!」
それに美味しいクッキーに心も解けて、瀬莉もすぐに頷いた。
「あ、ナイト、帰ってきたんだ」
「うん、本も選び終わったからね」
紙皿と紙コップにクッキーと紅茶を乗せて歩いていた
綾辻 綾花
の足元に、黒猫のナイトがとことこと歩いてくる。
「それじゃあ、一緒に紅茶とクッキーを食べない?」
「うん」
そして、その場に座った綾花に倣って、隣にちょこんとナイトが座った。
そして簡単な会話と共に、何度も訊ねていない事柄にも『本は明日の秘密』と誤魔化そうとするナイトに、綾花は微笑みながら頷いて。
ふと、綾花は側でこちらのクッキーを美味しそうに見つめていた、可愛らしいいもむしのぬいぐるみを見つけて、そっと笑顔でクッキーを差し出した。
「いいのっ?」
「うん、一緒に食べた方が美味しいから」
綾花の言葉に、いもむしはぱくぱくとクッキーを食べてから、ほわりと花が咲くような笑顔を見せた。
てでぃに教えられるだけの勉強を教えた後、
八神 修
はオネーサンから軽く紅茶だけをもらいほっと一息ついていた。
「あ、ご主人さまだっ」
「ごしゅじんさんだー!」
そこに掛かった声の方を振り向けば、そこにはぜんまい式のハムスターを一緒に乗せているカピバラぬいぐるみの姿が目に入った。
「やあ、二人とも」
本探しを手伝ってもらった
曖浜 瑠樹
の元を離れて、こちらに来た二体との再会に、修の顔も自然と綻ぶ。
「丁度、あの女性から紅茶を受け取ったんだ。
せっかくだ。クッキーも持ってくるから、皆で食べよう」
修の発案に、足元に来た二体のぬいぐるみも大喜びで頷いた。
「そうだっ。今日、図書館を回って思ったんだっ!
ご主人さま、ボクに名前付けて欲しいよっ! 猫の皆に名前があって、ぜんまいじゃないハムスターにも『アレキサンダー』って名前があったのに、ボクだけ無いだなんてやだよっ!」
修の側でクッキーを食べ終えたぜんまいハムスターが、二本足で立ち上がって訴え掛ける。
「それならぼくも名前あると嬉しいなぁ。名前があった方が、今まで以上に大事にしてもらってるんだなぁって!」
同時にゆったりとクッキーを食べ終えたカピバラが、同じく修に希望を出した。
「そうだな、名前を付けるなら──てでぃ、ちょっといいか?」
修達から少し離れた所で話をしていたてでぃが、一緒に話していたヌイとキアを連れて修の元へ訪れた。
「おっ、どうかしたか?」
「今、この二人の名前を考えているんだ。何か良い名前はないか?」
修も二体を見て、じっと考える。三体もじぃっと好奇心を交えた瞳で、一緒にぜんまいハムスターとカピバラのぬいぐるみを見つめて考えた。
「ぜんまいのねずみの方は『ネズネズ』でどうだ?」
「ダメよ、何かもごもごしているみたい!」
てでぃの言葉を、キアが速攻で却下する。
「本物のカピバラはのほほんとしていると聞いたのだ。
だから、カピバラくんの方は『のほほん君』でどうなのだっ?」
「ぼく、そんなにのほほんしてるかなー……」
ヌイの言葉にカピバラが困ったように八の字気味に眉を寄せる。
そうして、主にヌイとてでぃとキアが喧々囂々と話し合った結果、
「そうね、ぜんまい式のハムスターくんの方は、チイチイたくさんお話するから『チイ』」
キアが、ぴしっとぜんまいハムスターの方を指差す。
「そしてカピバラさんの方は、ほのぼのの半分くらいのんびりしてそうだから『ほの』──でどうっ?」
そして、続けてカピバラの方へと指を指し示して、キアが宣言した。
「『チイ』に『ほの』か……二人はそれでいいか?」
修が、確認するように自分のぬいぐるみ二体についた名前を反芻して確認する。
ぜんまいハムスターとカピバラのぬいぐるみは、新しくついた自分の名前をじんわりと確認するように心で味わって、それから目を輝かせた様子で修を見た。
それから、二体と一人はマットの上に座りながらゆったりとした雰囲気で話を始めた。
「ちなみに、二人は、どんな本を選んだんだ?」
「ボクは家のみんなより、もっとずっと大っきな猫の狩りの写真を見て勉強する本を借りたんだっ。
読めばもっとずっと皆とたくさん遊べると思うから、明日になったら、ボクと一緒にまた読んでよっ」
ちっ、ちっ! と時折勢いづいて鳴き声が混じったぜんまいハムスターの内容に修がその勉強熱心さに感銘を受ける。
「ぼくは『忙しい人をリラックスさせる本』~っ」
そして何とはなしに続いたカピバラの言葉に、修は不意に胸を射抜かれたかのようにその驚きを露わにした。
「どうして、その本にしようと思ったんだ?」
「ごしゅじんさん、いつも勉強してるから。たまにはぼくを抱えてのんびりまったりして欲しくて──」
『だめ、かなぁ』──そう言葉を付け足して、カピバラが上目遣いで修を見やった。
「……」
むしろ修は、家でもそんなに余裕がなさそうに見えるのかと少し己を振り返っては、むいぐるみ達にまで心配を掛けてしまった事が申し訳なく思えて。
「……ああ、すまない。たくさん、気を遣わせてしまって、ありがとう」
何とか、その言葉までを口にした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月04日
参加申し込みの期限
2018年01月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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