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喫茶「セピア」営業日誌:歩き始めた
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◆ 続いて、ご注文を(対談編)
それから、程なくしたころ。『セピア』に、三人の来客があった。
まず一人目は、旧市街をぶらつきながらスケッチをしていた、
三宅 葉月
だった。彼女もまた、以前は助っ人として『セピア』を訪れたことがあり、今回はスケッチの休憩をするために立ち寄った。
このとき。ドアベルを鳴らし、店内へと入ってきた葉月を出迎えたのは依菜里で、注文されたコーヒーと、それに合わせたカステラを運んだのもまた、依菜里であった。
以前は、この依菜里によって、ほとんど巻きこまれるようなカタチで手伝いをすることになった葉月だったものの、その後の『セピア』のことは、それなりに気にかけていた。つぶさに、店内のようすを観察する。幸い、前と比べたら、客の入りは断然によくなっている。葉月は少しの安堵とともに、優雅な所作でカステラを切り分け、口へと運んだ。
(あまり日にちは経っていないけど……しっかり改善されているのね)
甘く、ふわふわとした食感のカステラを楽しみながら、店のメニューを眺める。けれど、開いたメニューは、葉月にわずかな違和感を抱かせた。新しいメニューが増えたこともあって、全体のデザインが崩れているのだ。
しばし、考えるように手を止めた葉月は、やがて、持っていた画材をテーブルに広げ始めた。
(メニュー用に、店のイメージに合わせたイラストを描いて……そうね、あとは絵ハガキも用意しようかしら)
できあがったら、あの店長にポイントカードの導入を提案して、ポイントの交換品として絵ハガキを提供してみよう。チラシやメニューにも描かれたタッチの絵であれば、きっと店の雰囲気を壊すこともない――
※
続く二人目は、「週刊少年ニャンプ」で「猫の奇妙な散歩」という漫画を連載している、漫画家の
工藤 来夢
。
締め切りが刻一刻と迫る中、漫画のネタがまとまらず、ネームを切ることもままならない。このままではいけないと判断した来夢は、気分転換にと外出をした先で、偶然にも『セピア』に目をとめた。そうして、まるで吸い寄せられるかのごとく、入店していたのである。
漫画の締め切り間近ということもあってか、すっかり憔悴しきった顔をしていたのだろう。店に入ってきた来夢を見た綾花は、ぎょっとして彼女を空いていたカウンター席へと案内した。それと間を置かずに、お冷やを出す。
「ありがとう」
「いいえ。どうぞ、ごゆっくり」
綾花が礼をして仕事に戻ると、来夢は水に口をつけながら、店内のようすを見た。レトロな雰囲気が漂う店内、それに合わせた制服で働く店員。そして、そこに混ざる詰め襟のシャツに着物といった出で立ちの男――来夢の目は、その男こと悠弥が店長であることをすぐに見抜いた。注文がある度に店の奥へ姿を消すところを見ると、調理全般は彼がしているのだろう。
何はともあれ、今は来夢にとって貴重な気分転換の時間だ。根を詰めすぎて疲れた頭に、糖分補給をするというのも悪くはない。そう考えた来夢は、店の看板メニューと思しき和風パフェを注文したのであった。
※
そして、最後の三人目は、寝子高新聞を見てやってきた
花風 冴来
である。
硯いろはの大ファンで、その執筆作品はもちろんのこと、個人サイトも常日頃からチェックしている彼女は、件の作家が『セピア』の店長をしているという話を聞きつけてもいた。
空いているカウンター席に着くなり、冴来は近くを通りがかった師呉を呼び止めた。
「はい、ご注文ですか?」
「ええ。温かいミルクティーをひとつと、寝子高新聞に載っていたこちらのスイーツを」
冴来は、事前にスマホで撮っておいた気になるメニューの画像を、師呉に見せる。寝子高新聞に掲載されていた、かわいらしい絵本の世界のようなケーキだ。当然、それは師呉にも見覚えのあるものだった。けれど、自然と師呉の眉尻はさがる。
「すみません。実はそちらのメニューは試作品で、まだ正式なメニューではないんです」
「そう、なの?」
たちまち、冴来の表情が曇る。師呉は、あわてて言葉を続けた。
「でも、最近できたばかりのメニューに、こういった雰囲気のパフェがあるんですよ。飴細工の妖精とエディブルフラワーが飾ってあって」
「本当? じゃあ、それでお願いするわ」
ふと微笑みをこぼした冴来に安堵してか、師呉も常のような明るい笑みを浮かべる。
「かしこまりました。少々お待ちください」
一礼をした後、注文を厨房に伝えるべく、きびすを返した師呉を見送り、冴来はエディブルフラワーと飴細工の妖精で彩られたケーキの写真を見つめる。たしかに、寝子高新聞では、このメニューの名前は記載されておらず、だからこそ、冴来も写真に撮ってきたのだが、
「新しいメニューというのも、悪くはないのかも」
まだ、あまり人には知られていないだろうスイーツ。写真に撮って、他の人にも紹介できるようにしておこう。これから運ばれてくるパフェも、きっと素敵なものに違いないのだから。
まだ見ぬパフェに心を踊らせながら、冴来は手にしたスマホを指先で撫でた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
かたこと
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月25日
参加申し込みの期限
2018年01月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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