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【三寮祭】猫鳴館、アロハ・オエ♪
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●先輩たち来たる
元自治会長・
海原 茂
は春から木天蓼大学の寝子島キャンパスに通う大学生になっていた。
「卒業して間もないが、もう懐かしく感じるな」
「そうね」
同じくマタ大に進学したよしみで一緒に来た
北風 貴子
は、相も変らぬ荒廃さとハワイアンな熱気が妖しく混じりあった猫鳴館の中を見回し、眉を顰める。寝子高生時代は、風紀委員長としてネズミも出るという――貴子はネズミ嫌いなのだ! ――猫鳴館を目の敵にしてきた。だからつい眼鏡を光らせて「もっと清潔に暮らせないの!」と叫んでしまいそうになるのだが、喉までせり上がってくるその言葉を、もう風紀委員長じゃないんだから、と頑張って飲み込んでいる。
そのとき目の前を、ちょろりっと小さな生き物が横切って行ったような気がした。
「きゃ、きゃあああああ! ネズミ!」
その場にいたシラワキシーザー三世こと
雨崎 荒太郎
がすかさず答える。
「今のは小人のメネフネでがんす。ハワイの伝説的な妖精さんだよー?」
ねー? と荒太郎は茂にウィンク。今通り過ぎたのが、ハワイっぽい格好をした
ねずの鳶色彦
だと気づいた茂は、ごほんとわざとらしく咳をして貴子に言った。
「そうだ。知らなかったのか北風。ハワイにはメネフネ伝説があるんだぞ? その昔カメハメハ大王が泉を散歩していると急に小人が現れてだな、『お前の落としたのはこの金のツルハシか、銀のツルハシか』と聞くという……」
嘘八百である。ネズミが出たのをごまかしたわね、と思った貴子は憤慨した。
「何よそれ。変な話! とにかく私はネズミがいるところは御免よ。帰るわ」
すると聞き知った後輩――
伊賀 解理
の声がそれを引き留めた。
「待ってよ! 北風せん……貴子さん!」
解理はアロハシャツに白衣を羽織り、トレードマークのスパッツの代わりに短パンをはいている。
「ここまで来てそれはないですよ。貴子さんのムームー姿を拝む前に帰らせるなんて……じゃなくて、あれは本当にネズミじゃないから大丈夫! 僕が保証します。それにここは僕のホームグラウンド。なら僕がエスコートするのは当然! さぁさどうぞ、このムームーに着替えて」
なによなによ、と訳の分からぬ間に、解理に青いムームーに着替えさせられてしまった貴子。
赤い花のレイと髪飾りを付けてもらう頃には、まんざらでもない顔になっている。
「余裕の着こなしだ。魅力が違いますよ! じゃ、行きましょうか!」
解理は貴子の腕に自らの腕を絡めて、さぁさあちらへ、なんて言いながら言ってしまった。
解理の視界にも入らず、置いてけぼりにされたのは茂である。
「お、おーい……? 俺は?」
荒太郎が、慰めるように茂の肩をぽんぽんと叩く。
「ぼっちな先輩には、夜に向けて『ふぁいあーだんす』の練習に参加してほしいがんす。人が足りなくて困ってるがんす。わらしもチャレンジするがんす!」
「お、おう……」
「――でも、その前に!」
荒太郎が茂を伴って向かったのは地下帝国だった。
客人用のスコップが用意されていて、何人かがスコップを振るっている。
「おーい、骨くん!」
荒太郎が骨風のアロハに瓶ジュースの王冠で作った冠を被り、わいのわいのと陣頭指揮を執っていた地下帝国皇帝ホネソギウスこと
骨削 瓢
を呼ぶ。瓢はスコップを振う手を止め、汗をぬぐった。
「おんや、雨崎はんに……そちらは、懐かしい顔だねぃ。海原はんじゃないかい」
「骨削。元気か……などと聞くまでもなさそうだな。ここは何をしてるんだ?」
「遊びに来た連中に宝探し感覚で掘らせて地下帝国開拓を体験させてるんだよぃ。穴掘りで一汗かいた後に裏寝子温泉で一風呂などオツだろう?」
「相変わらず好きだな、穴掘り」
茂は笑った。
そのとき、向こうの方でスコップを振っていた
椎井 莉鳥
が、
「あった……!」
と息を呑んだ。埋まっていたものを拾い上げる。
手のひらに収まる大きさの木の像だ。筒状で細長く上半分が顔、下半分が身体である。トーテムポールにも似た原始的なデザインで、大きく口を開けた奇妙な顔に、アーモンド形の大きな目。
「なにこれ? 魔除け?」
「ティキでがんす」
荒太郎が教えてくれた。
「ハワイの神様の像で、幸運のお守りがんすねー、お土産にどぞ~」
「へぇ。運試しのつもりだったけど、幸運なのね。有難く貰っておくわ」
ティキ人形は、瓢が事前に埋めておいたものだ。このように瓢は、掘りやすいところにいくつかお土産などを埋め、エンターテイメント性を高めていたのである。
「折角来たんだ。海原はんもひと掘りしていくがいいさぁ」
瓢にスコップを手渡され、茂も運試しに、脇道の、いかにも土を埋めたような跡があるあたりを掘ってみる。すると――。
カチッ。
「カチッ……って、うわあっ!」
茂の身体は落とし穴の中にずどんと落ちた!
「おい! 骨削! なんだこれは!」
瓢はけらけら笑っている。
「土産物の他に変な物が出てきても不思議はなかろう?」
「トラップもあるなんて聞いてないぞ!」
「此処は猫鳴館なんだからしょうがないさぁ。それにほれ、尻の下をよく見てみなよぃ」
茂が探ると菓子箱くらいの大きさの宝箱がある。蓋を開ければその中には、メイド服の上に白衣を纏った美少女可動式フィギュアがあった。
「これは――」
何と懐かしい!
『御神体様』人形(複製)
である!
「幸先いい……のか?」
「DTの守り神がんす!」
「ひゃーっはっはっは! そいつを見つけたやつぁ今後10年はDTを貫くだろうさぁ」
「嬉しくないぞ!」
わいのわいの。賑やかな地下帝国である。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月19日
参加申し込みの期限
2017年12月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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