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【三寮祭】猫鳴館、アロハ・オエ♪
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●大部屋も大盛況
「ぱんだ、ぱんだ、ぱんだなのー」
「ロコモコ丼いかがっすかー。隠し味に40年前のニャンカレー使ってまーす」
「とっても健康にいい、ユーグレナのトロピカルドリンクはこちらですよー」
普段、寮生が適当に集まってたむろする大部屋は、たくさんの屋台が出ていて盛況だった。
お昼の時間になってきたので腹ごしらえをしようと、お客さんがひっきりなしに訪れている。
「わぁ、屋台が沢山だぁ! ハワイの屋台、初めて見るよぉ……楽しみだなぁ!」
曖浜 瑠樹
が目を輝かせている。この天然マイペースな小学生の男の子は、わりと真面目にハワイの屋台だと信じているようだった。
なりゆきで瑠樹といっしょに見て歩いてきた
青山 絢
は、何か言おうとして、やめた。
こんなにキラキラと楽しそうな小学生の夢をつぶす必要もないかと思ったからだ。
「温泉卵とか、カレーとかおいしそうだねぇ……食べてみようっと!」
「温泉卵はともかく、カレーはやめておいたら? 隠し味が怪しげよ?」
「そっかー。じゃあ温泉卵!」
「そう? 買ってあげるわよ」
「大丈夫、三寮祭楽しんできてねってお小遣いはもらってるからー!」
猫ちゃんのかわいいお財布を握りしめて温泉卵を買いにいく瑠樹の背中がかわいい。絢はあらためてぐるりと屋台の数々を見回した。思ったよりまともだ。もっとゲテモノやG系料理があるかと思った。
まあしかし、40年前のニャンカレーが隠し味だというロコモコ丼はナシだ。
「ユーグレナ……ってミドリムシよね。どんな味かしら」
絢は、白衣に眼鏡のいかにも研究者っぽい少女――
神野 美野梨
が売っているトロピカルドリンクのコーナーに立ち寄る。それから美野梨の背後に貼られたパネルをちらり。美野梨の研究結果のようだ。三日月型した細胞の顕微鏡写真は、ユーグレナの拡大写真らしい。
(この写真のせいで、ちょっと買うのをためらうわよね……)
でも、せっかくなので勇気を出して。
「それ、ひとつください」
「かしこまりました」
美野梨はグラスの下半分に緑色のどろっとした液体を注ぎ込み、上半分にパイナップルジュースを注いでグラデーションをつくった。ストローを挿し、赤い花を縁に添えてユーグレナトロピカルドリンクの完成だ。
「どうぞ」
「へえ、けっこう綺麗ね。味も……そんなにまずくないわ」
瑠樹のところに戻ると、少年ははふはふと温泉卵を食べている。
「あったかくてとろっとしてて、おいしぃー!」
「よかったわね。このジュースもまあまあよ」
「そうなんだー! オレもあとで飲んでみよーっと」
「ほう、温泉卵があるのか。美味そうじゃないか」
風呂上がりの兄・
新田 亮
は、ほかほかと温まった体でやってきた。
「せっかくだから貰おうかな。ひとつ……」
「ふたつくださーい」
妹の
新田 樹
がちゃっかり追加する。兄の財布で食事をするハラらしい。
亮が横目でにらむと、樹はへへっと笑ってウィンクした。なんだか手玉に取られている気もするが、まあ、ここは兄の威厳にかけておごろう。
温泉卵をちゅるっと一口で啜って、次は何を食べようかなと見回す。
(流石にG(ゴキブリ)とかは無いだろうが。……無いよな?)
ない。大丈夫だ。亮は『ロコモコ丼』のコーナーに行ってみた。
そこでは
綾辻 綾花
と
北里 雅樹
がロコモコ丼を販売していた。
「40年前のニャンカレー……って、
あのときの?
『匂いは酸っぱめ、口当たりは謎のパサつき感、微妙に吐き気を催す味わい』ってヤツだよな……もご」
雅樹の掌が亮の口をふさぐ。
「お客さん……営業妨害はちょっと……」
「あ、あの。隠し味なしのロコモコ丼もあります。限定30食で」
綾花がフォローをいれる。
「フツウのヤツの方が数決まってんのかよ!」
いろいろ突っ込まずにはいられない状況だが、そこはそれ、猫鳴館なのだろう。
もっとも、隠し味アリのロコモコ丼はあまり売れていないようだ。
「まあ、G料理よりはマシか。じゃあ、隠し味なしのやつをひとつ」
「はい、喜んで!」
綾花はいそいそとご飯をよそい、ハンバーグと野菜と半熟の目玉焼きを乗せた。
「はい、お待たせしました。隠し味なしロコモコ丼です」
「見た目はまともだ。味は……」
亮はおそるおそるぱくり。その途端、ぱあっと顔が輝く。
「うっま~~~~~!!!」
「彰尋くん、温泉卵食おうぜ!」
長湯をしてしまったせいか火照った頬をした
卯木 衛
と
鴻上 彰尋
が顔を出す。
「こんなのもあるなんてすげーなー」
「楽しそうだね、卯木君」
「いや~こういうお祭り騒ぎすっげー好きだからさー。準備も毎日楽しかったんだろうなって思うとちょっと寮に憧れるよなー」
「そうだね」
衛も彰尋もシーサイドタウンに住まいがあり、寮では暮らしていないので、こんなふうに同世代ばかりで賑やかに暮らしている雰囲気は素直に眩しい。
衛は、ぴこん! と頭に電球を灯らせた。
「せめてお泊りでもすりゃ気分味わえっかな。今度みんなでしてみようぜ!」
誰かの家に集まって、夜中トランプしたりお喋りしたり。
彼女との夜もいいけれど、友人同士のそんな夜も楽しそうである。
十二支団の皆さんも、風呂上がりの腹ごしらえにお越しくださった。
なにしろ、腹が減りすぎて、うっかり
コル・ティグリス
が
ティクス・ソル
を食べるなんて事態になってしまったら困ってしまう。
「飯だ!」
これは団長命令である。
イダス・アグリオス
が
サキリ・デイジーカッター
が饗するハワイアンカレーを三人分買ってきた。
パイナップルとココナッツミルクで甘く仕上げたルーをご飯にかけ、トマトとレタスが添えてある。
見た目は、とてもおいしそうだ。
ぱくり。
「美味い! ……けど、」
「なんか後味がぴりぴりする?」
「隠し味にこっちの世界特有のスパイスでも使ってるんじゃないか?」
ハワイアンカレーを初めて食べる三人は、これも寝子島の文化だろうということで納得してしまった。
「作り手の個性が出ていて悪くない」とティクスは言った。
「大味だが実に面白い料理だ。今度作ってみるとするか」
盗賊団の台所番を務めるコルがそういうと、それなら、第九階層の無人島で採れるフルーツを入れてくれ、とか、野菜は第三階層で採れたやつで、とか、イダスがあれこれ注文をつける。
ティクスは空になった皿と、楽し気な仲間たちを代わる代わる見ているうちに、愉快な気分になってきた。
「はは。楽しい祭りだったな!」
「凄いよ!」
「猫鳴館マジハワイだよ!」
その後、三人は星幽塔のアジトに帰るまでずっとけらけら笑い続けたのだが、それもまあ、寝子島の思い出ということで。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月19日
参加申し込みの期限
2017年12月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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