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●文化の違い?
ティクス・ソル
、
コル・ティグリス
、
イダス・アグリオス
という十二支団メンバーも、温泉にやってきた。
褌は使い方が分からず、水着だ。
「このパンツ穿いてはいなきゃいけねえのか。こっちの風呂は窮屈だな」
イダスは忌々しそうに水着を摘まんで弾く。
「男同士なんだからそんなこまけえこと気にしなくても……って女がいる!? なんでだ!?」
「なるほど、水着とやらを着なければいけないのはこういう訳か。いわゆる、混浴ってやつだ」
コルは落ち着いた様子でこともなげに答える。
「チッ……そういう風呂なら仕方ねえあっち行こうぜ」
「はいはい。……団長?」
コルは、ティクスを振り返った。
ティクスはこちらの世界に来ても隠し切れないネズミの尻尾を、飾りのように足に巻き付けているので、できれば湯船につかるまではそばについて、その尻尾が目立たないようにしてやりたいと思っていたのだ。
「ああ。どうやらイダスは目のやり場に困っているみたいだからあちらの男が多い方に行こうか」
「だな。女性たちの姿は眼福だが仕方がない」
男性の多いあたりで湯に浸かり、ゆらりと尻尾を水中で泳がせながら一息つくと、ティクスは持ち前の観察力であたりを見回した。
「風呂場の内装も中々すごいな……。南国らしさがよく出ている。だが……、」
湯は、マーライオンならぬ『桃ライオン』と呼ばれる女の子の像の口から鹿脅しを伝って浴槽に流れていた。どこをどうみてもよだれを垂らしているようにしか見えず、なかなかシュールだ。
「ずいぶんといい趣味の石像からお湯を出しているんだな。こちらの文化は中々面白い」
猫鳴館のカオスな風景も、ほしびとにとっては寝子島の文化になってしまうのだから、視点というのは面白いものだ。いずれ『ネコジマ風温泉』などというものが星幽塔にオープンしたら、寝子島の文化のひとつとして『桃ライオン』が当たり前に置かれてしまうのかもしれない。
「傷にお湯がしみてちっとばかしいてえけど、あー極楽極楽」
イダスは湯の中で大きく伸びた。
「っつーか波起こしたりしてんだなこの風呂。おもしれー」
波の方向に逆らって腕を動かし、打ち消す様に波を起こしてみる。
「はは! いい運動になるなこれ」
すっかり楽しくなったようで、イダスは何度もそれを繰り返した。
ティクスはゆったりとそれを眺めて言った。
「イダスは何時も元気でいいな」
「だな」
コルが苦笑する。
するとイダスはコルの方に寄って来て、コルのしっかりと筋肉のついた二の腕をまじまじと見つめた。
「しっかし団長たちと風呂に入る機会なんか滅多にねえけど、……コル兄さん、いいからだしてんなー。勲章みたいな傷がいっぱいでかっこいいぜ! ちょっと触っていいか!?」
「いいぞ」
コルは腕を差し出す。
イダスはコルの上腕二頭筋に触れて、その堅さに感激した。
「うおーすげー筋肉!」
「まあな。今は人の手だが、敵をなぎ倒す為に鍛えた自慢の腕だ」
「流石コル兄さん。団長は反対に傷がすくねえよなぁ」
「お前らと戦い方が違うからな。傷が少ないのは当たり前だ」
ふふん、と鼻を鳴らす団長。コルがそれに補足する。
「ティクスは素早いし正面からなぎ倒さないからな。ほら、大体避けているだろう」
「確かに攻撃されてるとこ見ねえな」
「それになイダス」とティクスは言った。
「コルと比べれば筋肉はそりゃないだろうが、触ればわかるだろう、ほら」
ティクスは、コルよりずっと華奢な腕をイダスの前に差し出す。
イダスがその腕に触れると、にやりと笑って力を籠める。
「意外とあるだろう?」
「マジだ! 意外とあるな!」
「そうなのか」
筋肉を確かめるイダスに便乗して、コルも団長の腹筋と腕の筋肉を確かめる。
そしてぼそり。
「ふむ……こうしていると、腹が減って来るな」
ティクスはびくっとしてコルの手を振り払った。
ふたりは盗賊団の団長とよき仲間という関係だが、一方で種族的にはネズミとネコ――正確には虎だけど――、すなわち被捕食者と捕食者の関係でもあるのだ。
ティクスは以前噛まれた事を思いだし、胡乱気な目でコルを見た。
ネズミ鍋なんて思われていたら堪らない!
この体格差で押し倒されたら敵わない可能性の方が高いのだ。コルには充分自制してもらわなくては!
「屋台があるだろ」
押し殺した声でいう。するとコルは喉の奥で笑って言った。
「はいはい。仕方がない、上がってから何か食べるか」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月19日
参加申し込みの期限
2017年12月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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