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風邪ひきの唄
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「あのな、多分風邪だけど……万一のこともあるし頼むから大人しくしててくれよな」
美咲紀をなんとか宥めた修は、ぽんぽんと頭を撫でながらこう諭した。美咲紀はそれに掛布団を深く被って呟く。
「……私、風邪引いていたとは気がつかなかったれすー」
ようやく大人しくする気になったのか、美咲紀はもうじたばたと動かず、布団の中でじっとしていた。修はさらにその頭を撫でて、遠くで聞こえる車の音に耳を澄ます。
「イイコにしてたらあとでご褒美やるから、ちんとしてろ」
「はいなのです、大人しくしてるです」
そうしていると、インターホンが鳴った。呼んでいた医者が来たのだろう。修はその医者を出迎えて、ベッドの傍まで案内した。医者が美咲紀を見ている間、修はその様子を見守っていた。
「ああ、風邪ですね。今日は一日安静にしていてください」
「わかりました。ありがとうございます」
往診を終えた医者が出て行くと、修は氷嚢と濡れタオルを出し、加湿器のスイッチを入れた。そうして、薬を飲ませてやる。美咲紀はなんとか飲み込んで、また布団に横たわった。
「猫達は面倒見るから心配するな」
修は寝転がる美咲紀に優しく語り掛ける。にゃおーと鳴きながら、猫たちが寝込む主人を心配そうに見た。美咲紀は修にこくりと頷く。修は次いでこう言った。
「してほしいことは無いか? 遠慮なく言え。俺はここにいるし」
修の言葉に、美咲紀は逡巡して唸る様に答えた。
「美味しいプリンが食べたいです。高級アイスでも可です」
「プリンねプリン」
あっさりとした受け答えに、美咲紀は付け加える。
「蜂蜜入れたカモミールティでもいいれすよ」
修はふむ、と息を吐いてから台所に立ち、美咲紀に言う。
「この前、卵が好きだと言ってたな」
美咲紀が呻くと、修は調理器具を出しながら言った。
「卵ぷりんを作ってやるよ」
カモミールティーがほんのりと優しい香りを立てて美咲紀を暖める。プリンを待っている間、美咲紀は起き上がって修の目を捉えた。
「あと、うたってほしいのです」
「仕方ないなあ」
とことん甘えるつもりの美咲紀に、修は昔の歌謡曲を低くゆっくり歌い出した。静かな音に美咲紀はうとうとと舟を漕ぎだしている。歌い終えた修に、美咲紀は言う。
「しぶいのです、うたが」
「ほっとけ」
それから修は何曲か歌った。美咲紀が歌に飽きると二人はプリンを食べて休憩し、修は勉強の続きをするべく机に戻ろうとした……その時、修の服の裾を美咲紀の手が掴んだ。
「今日はお勉強……えーごで童話朗読してくださいなのです」
「仕方ないな」
修は振り向いて、タブレットからスノーホワイトを検索する。暫し経って、部屋には朗々とした声が響いていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月16日
参加申し込みの期限
2017年12月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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