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ライブラリ・ラビリンス
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■右の部屋
「ミステリアスな物語では、絵や柱時計に
何かしらの仕掛けが施されていたりするものだけど……」
紫が、壁に掛けられた静物画を調べながら呟く。
「おや、あなたもこの絵を調べに?」
紫に声をかけながら現れたのは、美術・芸術の類に造詣の深い 静だった。
「はい。こういった状況のセオリーかと思って」
「確かに。まあ僕は廃墟に眠る美術品に浪漫を感じたところもあるけれど」
わかるわ、と紫も頷き、意気投合した二人は一緒に絵画を調べることとなった。
「ええとカメラは、と……使えないんだったか」
静物画を写真に収めておこうとして、
静は先ほど全員で共有した、カメラは使用できないという情報を思い出した。
仕方なしに、紫と二人で絵画の情報をしっかりと頭に叩き込む。
花瓶に生けられた花が描かれた油彩の静物画だ。
モチーフ自体はよくあるものだし、特にこれといって特徴的な花が描かれているわけでもない。
強いて言えば花瓶の外、卓上に一輪の薔薇が落ちていることが気になるくらいだろうか。
画面で言えばちょうど右下隅のあたりだ。
経年によってあちこち絵具が剥離してはいるものの、
この図書館が置かれた状況を思えばむしろ保存状態は良い方だろう。
額縁にも、特にこれといって変わった点はない。
ズレや傾きもなく、壁の日焼け跡から考えても、
ずいぶんと長い間そこに掛けられたままだったのだろう。
念のためふたりで細心の注意を払って額を下ろし、裏側まで覗いてみる。
裏板はボロボロに朽ちていて、いつ崩れ落ちてもおかしくなさそうだ。
静はこういった絵の定石に則って裏板の隅のあたりを調べる。
案の定ちょうど一輪の薔薇の裏あたりに何かが書かれていた跡が確認できたが
こちらも経年と風化でぼろぼろに朽ちており、何が書いてあったか判読できない。
「作者の署名くらいはあるかと思ったが、これじゃあ読めないな……」
「私がやるわ、こういうのは少し得意なの」
署名と思しき風化した文字列に、目を閉じた紫が指先を滑らせる。
「……A.Rと書かれているわ。聞き覚えはあるかしら?」
「いや、ないな。しかしまあ、皆に伝えた方がいいだろうな」
紫と静は静物画を元あったように壁に掛け直し、その場を後にした。
天吏はひとり、柱時計の前に立っていた。
先ほどの情報共有で、この時計が振り子時計であること、
何らかの理由で振り子が動かなくなっていることまではわかっていた。
ならば、振り子が動かなくなっている理由を突き止めようと
天吏は柱時計を再度調べることにしたのだった。
まずは全体を観察するが、事前に聞いていた以上の情報は得られない。
時計にはなるべく手を触れないようにしながら内部を覗いてみると、
振り子の根元にボロ布にくるまれた何かが挟まっているのが確認できた。
「どうしようかしら……」
おそらく引っ張り出しても危険はないと思われるが、
天吏はなんとなく時計に触れるのをためらってしまう。
考えた末に、引っ張り出すのは諦め皆と情報を共有する事にして
時計の前を離れたのだった。
美咲紀と修は、揃って蔵書の調査に取り掛かった。
書架全体を見渡して蔵書の傾向を把握しようとする美咲紀と
書架を中心に部屋全体の状態を確認する修で、連携を取りつつ進めていく。
まずは、書架に収められた本から。
「蔵書の傾向がわかれば、オーナーさんがこの図書館で
何を重視したのかもわかるはずなのですよ」
「しかし……見れば見るほど、傾向がないのが傾向、という気がしてくるな」
「えっ」
修が取り出した蔵書は、言語も分野も年代も様々だ。
外国語で書かれた本が多く断定はできないが、
あまり一般的でない本が多く感じられるくらいだろうか。
「オーナーさんは、ひねくれものだったのですかね?」
「判断材料が少なすぎるな……」
続いて、修は辺りの様子を調べる。
床や机に積もった埃の厚さや、そこに示された足跡などから、
直近この図書館に出入りした者がいないか確認しようとしたのだ。
床の埃に残った足跡は、いずれも今回の探索メンバーのものと思われる。
机も、一台だけ埃の積もっていないものがあったが、
先ほど皆ですり合わせた情報から考えて、静が座って美術書を読んだ跡だろう。
「なんか、もしかして空振りです……?」
「そのようだな……もう少し探索範囲を絞るべきだったか」
「う~、悔しい! もっと調査したいですね~」
美咲紀が悔し気な声を上げるが、窓の外はそろそろタイムリミットが迫り始めている。
悔しさをにじませながら、ふたりは部屋を後にした。
楓は一人、書架の中からまだ新しい本を探しては開き、
検分しては次の本に手を伸ばすことを繰り返していた。
図書館を管理していた者の情報、開かない西館に収まっている蔵書の手がかり、
何でもいいからタイムリミットまでに何か一つ、新しい発見が欲しかった。
「っつっても、何を探してるかすらわかんないまま探してもなあ……」
書架に備え付けの脚立を登って棚の上まで調べてみるも、
そこにあったのは先ほど綾花が話していた日記のみ。
書架に収まった本については先に来たメンバーが調べつくしたあとであり、
特にこれといって新しい発見があるわけではなかった。
「結局、俺の収穫はこれだけかよ……」
肩を落として、楓はさきほど受付カウンターで拾った印章の指輪を見る。
しかしよく見れば指輪の内側に、なにか文字が刻まれているようだ。
「なになに……A.R ?」
聞き覚えのない単語だが、
指輪の裏に彫ってあるということは何か意味のあるものなのだろう。
一応、皆に報告しておこうと楓は部屋を出ることにした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
白丸 あこ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月12日
参加申し込みの期限
2017年12月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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