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■受付カウンター
廊下の突き当りでは貸し出し用の受付カウンターが来訪者たちを待っていた。
利用者や蔵書の情報など、かつての図書館の息吹が最も近く感じられる場所だ。
受付カウンターの調査に向かったのは、美咲紀、樹、修、楓の四人だった。
図書館の謎の解明に乗り気な四人は、ここぞとばかりに情報収集に乗り出した、
美咲紀と修は、手分けして調査を進めることにした。
美咲紀が探すのは、
貸出カードやその履歴、業務日誌、もしくはそれに類するもの。
抽斗やデスクマットの下なども、見落としがないように確認する。
一方の修は、周囲の把握だ。歩きながらこの図書館の背景に思いを巡らせていく。
エントランスの正面階段を封鎖している有刺鉄線。
これがあることにより、この図書館は自然に風化したのではなく、
誰かが意図的に閉館したと考えられる。
しかし、これだけの蔵書が放置されていることを考えれば、
少なくとも最後にここを出た者は、
本というものの持つ価値の本当の意味を理解していないか
あるいは理解していても持ち出せないほどの事態に巻き込まれていたのではないか……。
立地、規模、島の記録との齟齬も気になる点として押さえておきながら、
修は美咲紀を手伝おうと受付カウンターへと足を向けた。
「あっ、シュー君! カードとか日誌、見つけたんだけど……」
受付カウンターに向かってくる修を見て、美咲紀が声を上げた。
美咲紀の手には、数枚の貸出カードと業務日誌がある。
しかし、美咲紀は何ともすっきりしない顔をしていた。
訝しんだ修は、美咲紀と共にカードと日誌の精査に入る。内容は何の変哲もない、平凡なものだ。
ふたりはそこに書いてある年代から、図書館が使用されていた時期を割り出そうと試みた。
しかし、カードも日誌も、西暦や和暦どころか内容すらわからないほどに水分を含み
水溶性のインクで書かれていたのであろう記述は滲むかカビるかして、
とても判読できる状態ではなかった。
「ずいぶん、管理が杜撰だったようだな」
「山奥の図書館ですし、厳密に管理しなくても困らなかったのかもですね」
とりあえず写真に収めておこう、と。
シャッターを切ろうとした美咲紀は気が付いた。
……シャッターが下りないのだ。
カメラが故障したのかと修に撮影を頼んでみるが、結果は同じだった。
「これ、皆にも伝えた方がいいですね」
「ああ、そうだな」
そういって受付カウンターを出ようとして、修は思い立って美咲紀に尋ねた。
「美咲紀、ここに電話機はあったか?」
「えっ? ん~と……」
美咲紀は受付カウンターを調べた記憶を探る。
「ありませんですね」
美咲紀から聞いた結論に、修はひとつ頷いた。
樹もまた、受付カウンターの書類から図書館の情報を探り出そうとしていた。
受付カウンターに備え付けの抽斗は勿論、資料が入っていたであろう棚、
手書きのメモや散らばった書類の類を、一枚一枚丁寧に調べ上げてゆく。
が、しかし。
「うええ~、ナニコレ~」
貸出カード、業務日誌、その他書類は長い放置の時を経て
波打ち、滲み、あるいはカビて判読不可能になっていた。
「これじゃあなんにもわかんないよ……。
カメラも壊れちゃったしさ~」
あーあ、とため息を吐いて、樹は受付カウンターを出る。
そのほか面白そうな場所はないかとあちこちを歩き回っているうちに、
ふと、資料棚の側面に掛かっていた一枚の紙に気が付いた。
こちらは、書類と違って密閉されていなかったためか、酷く汚損された様子はない。
手を伸ばし壁から剥がしてみると、インクは薄くなっているものの
おそらく図書館一階全体の地図のようだ。
「大変、みんなに教えなきゃ」
樹は地図を手に、廊下を後にした。
楓も、貸出カードの類を求めて受付カウンターを訪れた一人だった。
しかし、楓もまた酷く汚損された書類の山を発見し、肩を落とすことになる。
せめて他のメンバーや
これから先迷い込んでしまうかもしれない人達が怪我をしたりしないようにと
受付カウンター周辺の危険物を自身も怪我に注意しながら足で退けていく。
割れたガラス、ささくれた木片、ぐらついた棚など、
危険と思われる箇所はそこかしこにあるのだ。
「ま、階段の有刺鉄線だけで既に危ないと言われればそうなんだけどな」
あんな見え見えの危険に近づくやつはそうはいないだろう、と。
足先でガラスの破片を廊下の隅に押しやっていた楓は、
ふと、ガラスの中に混じって転がる輝きに目を止めた。
「西館を開ける錠でもあればラッキーなんだけど、な……?」
注意して拾い上げたそれは、金属でできた指輪だった。
背の部分が印章になっていて、猫の足跡のような絵柄が掘られている。
「一応、報告してみるか」
楓は印章の指輪をポケットに入れ、受付カウンターを後にした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
白丸 あこ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月12日
参加申し込みの期限
2017年12月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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