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初島 優
は紺色の着流しで街中を歩いていた。
「この街に囚われた女性がいるのかー」
手甲を装備した右手を目の高さくらいに上げる。少し微調整を加えた。
「小柄だとこんな感じかなー。身体はどうだろうねー」
両手を受け皿のようにして自分の胸の下の部分に宛がう。重そうな手の動きで嬉しそうに上下させた。
「女性は囚われた時に足首を痛めていたりしてー。俺が背負うことになったら、絶対に背中が幸せになれるー」
周辺の女性の眼差しは意外と優しい。童顔のおかげかもしれない。
「よーし、張り切って救出いってみよーって、あそこにいるじゃないかー」
優の視線の先に青い髪をした小柄な女性が歩いている。地味な薄茶色の外套で全身を包んでいた。
「一人みたいだし、俺が守らないといけないねー」
優は通り掛かる人を避けながら女性の元に急いだ。
しかし、先を越された。横手から太い腕が伸びてきて女性の肩を掴んだ。相手は背の高い男性で軽装備の戦士という身なりであった。左胸には特徴的な翼竜の紋章が描かれていた。
「どうやって抜け出したんだ!」
女性は強引に振り向かされた。足元がふらついて斜めになった身体を駆け付けた優が支える。驚いた表情の男性は瞬時に渋面を作った。
「人違いのようだ。行ってもいいぞ」
男性は踵を返した。鋭い眼で威嚇をしているのか。進路上にいた人々が素直に道を開ける。
その姿を横目に優は女性と向き合った。
「青い髪でも囚われの女性ではないのかなー」
「僕は佐藤。変身して周囲の反応を窺っていた。それよりも、あの戦士を追いかけて欲しい。囚われの女性の居場所を知っているかもしれない」
「佐藤くんはどうするんだよー」
「僕は目立つから、変身が解けるまで隠れておくよ」
「わかった、美女の頼みだ。あとは俺に任せろー」
優は手甲を眼前に構えて不敵に笑う。英二は微妙な笑顔を作って見せた。
通行人に何度か視界を遮られたものの、優は男性に追いついた。塔に半身を隠して様子を窺っている。
「なんだよー。立ち止まったり、振り返ったりー。俺は顔を見られてるし、どうすればいいんだよー」
「あたしが、なんとかするよ」
水色のレインコートを着たアンが優の真横に立っていた。ピンクの長靴は水溜りには有効と言える。
「晴れた日に、その格好でだいじょうぶかなー」
「あなた、今まであたしの存在に気付いてなかったよね?」
「え、今までどこにいたのー」
「教えて上げない」
アンは口の端を僅かに上げた。じゃあ、と無表情で行動を開始した。
「僕も続行だよねー」
気楽な様子で優はアンを追いかける。尾行の苦労から解き放たれて表情には余裕が生まれた。
その数分後、事態は急変した。アンの姿を完全に見失ってしまったのだ。
「なんでだよー。珍しい雨合羽で動きも遅いのにー」
アンの存在感の薄さはゲーム内でも健在であった。
「これから、どうすればいいんだよー」
「囚われた女性を救出するには、それなりの人数が欲しいかな。扉には鍵がかかっていると思うから、それもなんとかしたいね」
すぐに冷静な言葉が返ってきた。優が背後を振り返ると、そこにはアンが立っていた。どこか状況を楽しんでいる風に見えた。
「あたしと一緒にきて」
アンは先頭に立った。優は背後に張り付くようにして従う。
往来の人を避けながら二人は数分の道程を歩いた。
「ここだよ。道を挟んだ左側の塔にいるよ」
アンは五階に相当する高さの窓を指差した。優は示された部分に目を凝らし、乾いた笑い声を上げた。
「えっと、どこかなー」
「女性が椅子に紐で結ばれているよ」
「うん、青色の髪……彼女かな」
軽装備に身を固めた天野が塔を見上げる。
隣り合う形になった優はぎこちない笑みを作った。
「い、いやー、逆巻くんもきたんだねー」
「真央ちゃんもいるのだ」
「早く助けに行こうよ」
タルトは待ち切れない様子で周囲を急かす。まあまあ、と円は手で押し止めた。
「戦士に変装したい人は今のうちに装備品を受け取ってね」
「まぁ、そういうことだ」
熊皮を被った士が抱えていた木箱を傾ける。アンは覗き込んで顔を左右に振った。
「あたしは体力的に無理」
「俺はお言葉に甘えようかなー」
優は品定めをするような目で言った。
各々の準備が終わる頃、スケッチブックを胸に抱えた月が周囲に目を向けた。
「詳しくはないけれど、私が描いた街の地図だよ。少しはみんなの役に立つと思うから、使って欲しい」
月は手製の地図を次々に渡した。受け取った者は例外なく目を見張る。
「すごいね。よくわかるよ」
「俺もびっくりしたよー」
「僕も貰えるかな」
遅れてきた英二に月は、どうぞ、と快く手渡した。
その後、大まかな役割を決めた。
「長の帰還が気になるし、急ごう」
円の声を受けて一斉に動き出す。見張りで残った者達は手を振って送り出した。
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ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
冒険
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月11日
参加申し込みの期限
2013年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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