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放課後何する?
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屋敷野 梢
と
如月 庚
は、シーサイドタウンをぶらぶらと歩いていた。
「ひまですねー」
「ああ、暇だな」
別に、どちらが誘いをかけたわけでもない。
ただなんとなく、どこまでも有耶無耶に。2人は、行動を共にしているのだった。
「つーかよ」
零して、庚は首の後ろをがしがしと掻いた。
何せ、兎角手持無沙汰なのである。
そんな庚のかんばせを、梢はオリーブ色の双眸で見上げた。
「何ですか? この暇な時間をふっ飛ばす、素晴らしいアイデアでも思いつきました?」
「ハードルを上げんな。……このままブラついててもしょうがねぇし、テキトーにゲーセンでも行こうぜ」
お、ゲーセン! と、梢の声が弾む。
「いいですねー、クレーンゲームに如月君が大金をつぎ込むとことか見たいです!」
「つぎ込まねぇよ。ありゃ沼だろ、沼」
「ドキドキを買うゲームですよ! いわば夢の国です!」
それに、漁夫の利を体験できるいいゲームだと思いまーす! との言に、庚はため息一つ。
「夢の国発言と漁夫の利発言の乖離が激しすぎんぞ」
「二面性ってやつですねー。まあ、取れなければ店員さんに上目づかいでお願いすればいいだけですし!」
「そりゃあぼろくていいこったな」
「如月君もやってみたらどうです? すぐとれるよーにしてくれる……可能性も無きにしも非ず」
「適当言うな、馬鹿」
とか何とか言い合っているうちに、2人はゲームセンターに辿り着いた。
店内を見回した梢が、わざとらしく肩を竦めてみせる。
「残念、如月君に上目づかいを許す身長の店員さんがいませんね。……あ、しゃがみます? ヤンキー座り?」
「俺の中では、それはお願いじゃなくて脅しって言うな」
「それは穏やかじゃないですねー。で、なにしますー?」
問われて、庚は「あー……」と唸るような声を漏らし、髪をくしゃと後ろに撫でつけた。
「ここ最近来てねぇからどんなんがあるのかあんま知らねぇな……」
「じゃあ、あれはどうでしょう?」
梢が庚を引っ張っていったのは、かなりきらきらしい写真シール機の前。
飄々としている梢の横、庚の顔に渋い色が乗った。
「また派手な……何だこれ、目が痛くなりそうだな」
「痛くなったその目を大きく加工してくれますよ? あと、肌が妙に白くなります!」
「よし、却下」
「ええー、如月君がやると、なかなか愉快なことになると思うんですけど!」
「益々採用の余地がねぇよ」
やれやれとばかりに全体的にきらきらオーラを放つ機械から視線を逸らして――庚は、それに気付いた。
おお、と、声が漏れる。
「こういうのでいいじゃねぇか」
「こういうの……ああ、成る程。ガンシューティングですね」
庚の眼差しを追って、梢も頷いた。
「そう、それだそれ。……おっ、あやデカじゃねぇかこれ」
「『あやうい刑事・ゲームエディション』! 殉職しないようにがんばらねばですね!」
いっちょやっちゃいますかー! との梢の言葉を受けて、不敵に口の端を上げる庚。
「いいぜ、ちょうど二人で出来るみてぇだしよ」
「その余裕、すぐに崩してあげましょう! ゲーマーな私をなめちゃだめですよー」
かくして、2人の熱い戦いが幕を開ける――!
と、その前に。
「ガンシューティング……つっても、そこまでやった事はねぇんだよな……」
「あ、今、負けた時のための保険かけてます?」
「違ぇよ。やりかたは……トリガーを引けば発射、画面の外を撃ってリロード……」
隠れる時は足元のペダルを踏む、というところまで理解して、
「なるほどね、把握した」
と、庚は重量感のある銃をジャキ、と画面に向けた。
そうして、目線だけを傍らの梢へと寄越す。
「で、ただ遊ぶだけじゃねぇんだろ?」
「当然です! 私がスコアで勝ったらおごってくださいね!」
「分かってるって。スコアで俺が勝ったら……そうだな……」
「あ、負けたら脱ぎますね!」
「脱ぐな。その際は奢れ。速やかにメシを奢れ」
「えー」
梢がいかにも不服げに唇を尖らせてみせるのに、
「えー、じゃねぇよ。始めるぞ」
と、庚はにべもない反応を返し、梢は梢で、「はいはーい」とけろっとして銃を構える。
そんなこんなで、今度こそ、戦いの火蓋が切られた。
「こんなもん、やられる前に撃ちゃあいいんだろ?」
と、庚はガンガン敵を撃ち抜いていく。
持ち前の反射神経の成せる技、という具合で、反応がとにかく速い。
隠れる時も、その動作は素早いだけでなく的確だ。
先ほどシステムを把握したばかりとはとても思えない奮闘っぷり。一方の梢は、
「FPSゲームで鍛えた技術を見るがいいです!」
なんて、こちらも気合と実力、共に充分だ。
偏差撃ちにも慣れたもので、同じ箇所をエイムしながらの連射にだって隙がない。
(でも、アーケードのガンコントローラーだと勝手が色々違いますねー)
操作はよくあるガンシューティングゲームという感じながら、そこのところが中々に難しい。
(進行路も敵に狙われまくりそうなところ移動してますし……でも、負けませんよー!)
そして――やがて、画面に表示される2人分のスコア。勝者は、
「えっへん、やりましたー!」
と、ドヤ顔を庚に見せつけるようにして言い放つ梢である。
「夕飯は高級イタリアンですかねー? パスタにこう、トリュフが乗ってたりして……」
「ファミレスのスパゲッティを食え。くそ、手応えはあったんだがな……」
「負け惜しみお疲れさまでーす」
煽るような軽口を零しながら、梢は胸の内で舌を出す。
(隠すことでもないですけど、如月君狙いの敵は須らく放置したんですよねー)
その辺りが最終的なスコアに響いたのは、梢の中では明白だった。
(仲間の足を引っ張るのも作戦の一つですよね、ふふん!)
何はともあれ、2人のバトルはこれにて終了。
ファミレスで2回戦が待っている……かどうかは、本人達のみぞ知る、である。
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あとがき
担当マスター:
巴めろ
ファンレターはマスターページから!
お世話になっております、ゲームマスターの巴めろです。
まずは、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!
個性溢れる放課後な時間、楽しく描かせていただきました!
リアクションが、PC様方が過ごす日常の佳き1頁となっておりましたら幸いでございます。
重ねてになりますが、ご参加くださった皆様に心からの感謝を。
この度も、本当にありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月26日
参加申し込みの期限
2018年01月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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