this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【星幽塔】第十三階層 『おもちゃのおしろ』と「こびと」の少年
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
…
15
つぎへ >>
【ニーナの想い】
その頃、
旅鴉 月詠
はニーナ達を連れて、無事に城の外まで脱出することができていた。
「うん。ここまで来ればもう大丈夫そうだね」
月詠は、橋の向こう側に渡りきったニーナ達の姿を見届けると、にこりと笑って城を振り返る。
「……さて、どうにも嫌な予感がするし、私も玉座の間へ向かうとしよう」
ゲオルグに興味はなかったが、ともに戦った仲間を捨ておくわけにはいかなかった。
「……あ、あの」
と、そんな月詠の背中を呼び止めたのはニーナの声だった。
「お願いです。どうかリヒトを助けてあげてください。彼は生意気だし、ちょっとおかしいところもありますけど……本当は優しい真っ直ぐな子なんです」
「……ああ、わかっているよ。それが私達が引き受けた依頼の内容だからね」
小さく手を上げて、リヒトを連れての生還を約束し、月詠は来た道を走って戻る。
(あれでリヒトはなかなか慕われているようだね。どうやらただ面白いだけの少年というわけではなさそうだ)
そんなことを思いながら、大広間に辿り着くと、
曖浜 鴻
、
水上 桜
、
リリエル・エーテライト
、そして白鳥がおもちゃ兵隊を食い止めてくれていた。
「三人とも――いや、三人と一羽というべきかな? とにかくありがとう。おかげでニーナ達を安全に城の外まで送り届けることができたよ」
月詠がそう伝えると、三人の顔に安堵と疲労の色が広がる。
「……そうか。そろそろ限界が近いから、助かったぜ」
鴻がぐっしょりと汗に濡れた額を袖で拭いながら言う。
「私も……もうへとへと……かも……」
桜も、残りの矢が少なくなってきたクロスボウに次の矢を装填しつつ、疲労を滲ませた声で呟く。
「……みなさん……あと……もう少しだけがんばリリエルです……!」
リリエルも、さすがに消耗が激しいのか、いつもの台詞にいつもの覇気が感じられなかった。
三人の疲労の色は激しい。
だが、彼らの活躍のおかげで、無尽蔵にも思えた大広間への援軍はついに途絶えたようだった。
あとは満身創痍の残存兵を確実に駆逐するのみである。だが、
「……ふむ。困ったね。回復してあげたいのは山々なのだが、青汁ももう残りわずかだし」
だからこそ、月詠は判断に迷った。
いまだ他の仲間達が帰ってこないところを見ると、対ゲオルグ戦は想像以上に難しいことになっているのだろう。
そうなれば、残りの青汁はより戦闘力の高い仲間への切り札にとっておきたい。
『……!』
と、そのとき、満身創痍のおもちゃの兵隊が決死の突撃をしかけてくる。
「……っ、来たか。もうあまり星の力は残っていないのだが……」
月詠は、今一度、魔星の力とろっこんの合わせ技でおもちゃの兵隊を封印しようと、メモ帳を取り出す。
一つ、二つと兵隊を絵に封印し、さらに進化能力も活用していく。
が、捌ききれない。
(む……。いけないな、このままでは……)
と、そのとき、目前にまで迫ったおもちゃの兵隊が真っ二つに切断された。
「え……?」
月詠は思わず声を上げた。
「――加速、完了」
と、その次の瞬間には、どこからともなく現れた
御剣 刀
が残心の構えで呟いている。
伏兵も含めて想像以上の数がいた城壁の敵をようやく片づけた刀が、その場に駆けつけて《加速》でおもちゃ兵を寸断してみせたのだった。
「やるな、カタナ! ボクもだいぶ《加速》の使い方がわかってきたけれど、まだまだキミには敵わない!」
気がつけば、
アスワド・クロノワール
もそこにやってきていた。
彼女もまた刀から虹の力でコピーした《加速》を駆使し、クークゥルとヴォーパルで瞬く間に残った敵を斬り伏せていた。
「……助かったよ、御剣、アスワド。お礼と言ってはなんだが最後の青汁だ。使ってくれたまえ」
そう言って、月詠は二人に最後の二杯の青汁を手渡そうとした。
「いや。俺達はまだ動けるし、青汁は旅鴉達で使ってくれ」
刀はそう言って、月詠や疲労困憊した様子の鴻達を見た。
しかし、
「……いや、俺達はもうクタクタだ。これ以上の戦闘は厳しいし、あとは隠し通路探しに専念したい」
『グワァッ……』
鴻はそう言って青汁を辞退し、白鳥も疲れ果てた声で頷く。
桜とリリエルに視線を流せば、二人も異存はないと言うようにこくりと頷く。
「カタナ、皆の言葉に甘えよう。ゲオルグをぶっとばすなら、物理攻撃役が必要だ」
「……わかった。じゃあいただくよ」
刀は頷くと、アスワドとともに月詠から最後の青汁を受け取る。
「……不味い!」
「……苦い!」
二人は叫びつつ、疲労が確かに回復していくのを感じた。
「苦いが、効果は抜群だろう? では、私もそろそろ限界なので、ここで彼らと残ることにするよ。そうそう、ニーナからリヒトのことを頼まれているんだ。彼のこともよろしく頼む」
「ああ」
「任せろ! ゲオルグはボクがぶっとばす!」
かくして、仲間達の分の想いも背負って、刀とアスワドがゲオルグ戦に加勢すべく玉座の間へ向かう。
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
…
15
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【星幽塔】第十三階層 『おもちゃのおしろ』と「こびと」の少年
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月08日
参加申し込みの期限
2017年12月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!