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【星幽塔】第十三階層 『おもちゃのおしろ』と「こびと」の少年
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【みんなの心が一つになれば】
アスワド・クロノワール
と
御剣 刀
が玉座の間に辿り着く頃には、戦いは相当に苛烈な状態になっていた。
「なんだ……。随分と苦戦しているみたいだな……。それに、なんだこの違和感は……」
「……カタナ! なんか変! ボク、《加速》できなくなってる!」
「……なんだって?」
アスワドに言われて、刀も頭の中でガチンと撃鉄を落としてみる。
確かに、発動しない。
どうやら足下に広がる光る魔法陣の仕業らしい。
これが想像以上に仲間達が苦戦をしている原因か。
「……いいさ。《加速》が使えないなら、己の剣を信じて戦うだけだ」
「行くぞ、カタナ! ゲオルグをぶっとばそう!」
かくして、二人はうなり声を上げて、戦線に突撃していく。
* * *
八神 修
は盾を構えて駆けていた。
「こっちだ! 来い、竜!」
竜に挑発を仕掛けながら、修はゆっくりと騎士の方へと距離を近づけていく。
(騎士の槍で竜の翼を貫かせることができれば、そこで一気に両方を撃破できる!)
と、そのとき、竜が翼をはためかせながら大きく息を吸って、これまでで一番大きな火のブレスをこちらに突っ込みながら吐いてくる。
「そこで魔風の力なのです☆」
そこに
椿 美咲紀
が打ち合わせどおりに魔風の風で防御壁を巡らせる。
だが、竜の火は鉄球兵士の鉄球の火とは比べ物にならないほど強力だ。
「だったら、駄目押しでこれもくらっちゃえ!」
と、そこでさらなる水の防御壁――という名の水の弾幕を張ったのが、
アリス・ミーティア
だった。
水と風の防御壁に竜のブレスもただの熱い風になる。
それをしっかりと盾で防ぎつつ、ギリギリのところで横に跳び退いた。
『!?!?!?』
『!?!?!?』
そこで、竜は驚きにブロックの目を見開いた。
修が跳び退いたすぐその向こう側に騎士が走ってきていたのに気づかなかったからだ。
「よっしゃ、これでゲッツーだ!」
と、ガッツポーズを取ったのは、修の方へ上手に騎士を誘導していた
高杉 かよう
だった。彼は修の作戦を、美咲紀の魔風の力で遠くから聞いていて、ひそかに協力行動を開始していたのだった。
そして、騎士の大槍と竜の翼が激突する!
竜は地に墜ち、騎士も落馬して絨毯ブロックの上を転げまわる。
そこに、サキリとアスワドが走り込む。
「このタイミングを待っていた! 逆鱗は――そこだ!!」
サキリは、己の精神を研ぎ澄まして、蛇腹剣を鞭のように振るうとその先端を見事に竜の顎の下の逆鱗部分――そこだけ色が違うブロック部分にヒットさせた。
(やはり弱点は色が違う。それなら――)
それを見たサキリは、すでに次の行動へと思考を巡らせた。
『……!?!?!?』
と、その次の瞬間、竜はバラバラのブロックになって玉座の間へと飛び散った。これにてブロックドラゴン、撃破完了。
「……っ!? ば、馬鹿な……! わ、わしのドラゴンが! ええい、騎馬は何をしておる!?」
ゲオルグが泡を食って叫ぶ。
『……!?』
おもちゃの騎兵が、落馬した状態から復帰しようと身を起こしている。
だが、そこにはアスワドが走り込んでいて、
「お前、邪魔!!」
言うが早いか、交錯させたクークゥルとヴォーパルで、そのおもちゃの首を刎ね飛ばす。
「……!? くうっ!? 騎士までも! ええい、兵隊ども、早くわしを守らんかっ!」
ゲオルグが喚くと、おもちゃの兵隊の壁がアスワドの前に立ちはだかる。
「ああ、もう! キミ達、邪魔だ!」
「焦るな、アスワド、一つずつ片づけるぞ!」
「わかった!」
そこに駆けつけた刀とともに、アスワドは剛爪の篭手による突き刺しと投げ技を交えて、敵を圧倒する。
「くっ……! おのれ、この役立たずども……が……!?」
ゲオルグはそこで目を見開いた。
すぐ後ろにまで走ってきている何者かの気配に気づいたからだ。
「……ゲオルグよ、審判のときは来たのだ。終わりの始まりの鐘に身を委ねるがよい……!」
「……お、お前は何を言って……ぐわあああああああああ!?」
次の瞬間には、リヒトのこびとのけんによる一撃がゲオルグにクリティカルヒットしていた。
リヒトの剣は荒削りではあったが、一応、それなりに訓練されたものであり、近接戦闘力がゴミのゲオルグを倒すには充分過ぎる威力だった。
「ぐふっ……」
そして、バタリとゲオルグが倒れると、同時に全てのおもちゃ兵は動きを停止した。
「……ふ、ふ……はは……これでニーナは安……全……」
そして、それを見届けると同時に、リヒトもまたその場に倒れた。
「……おい、坊主っ!?」
「リヒトっ!?」
レグルスとアリスが慌てて駆けつける。
「……なんだ、気を失っているだけみたい」
アリスがリヒトの状態を確認して、ほっと息を吐いた。
「……かなり無理してたみてぇだな。ま、そうまでしてでも、あのお嬢ちゃんに危害が及ぶ前にゲオルグの野郎をぶちのめしたかったんだろうよ」
レグルスが苦笑しつつ言った言葉が、おそらく真実だったのだろう。
ともかく、そうして、玉座の間の敵は全て排除された。
「……さて、あとはゲオルグと話をつけるだけだな」
修は一つ息を吐くと、まだかろうじて動けるゲオルグの身体を盾で押さえつけながら説得に移行する。
「ぐ……離せ……わしはハーレム王に……ハーレム王になるんじゃ……」
「……もう抵抗はよせ。大人しく金品を返し、二度とこんなことをしないと言うなら命までは――」
と、そのときゲオルグの口の端に、ニヤリと笑みを浮かべた。
「……!?」
「ふ、はは……。やはりお前達は甘いな……。そんなでは、ハーレム王にはなれぬぞ……!」
いや、誰もハーレム王になりたいとは言っていなかったのだが、その突っ込みを入れるよりも早くゲオルグは目深に被っていたローブを外して、その綺麗に禿げあがった頭部を露わにした。
「我が最終魔法を見るがいい! ゲオルグ・サンシャイン!!」
「「「なっ……!?」」」
次の瞬間、ゲオルグの禿頭かた眩い閃光を放ち、冒険者達から視覚を奪った。
「ふはは! さらばだ、冒険者達よ!」
真っ白に埋め尽くされる視界の中で、ゲオルグの哄笑だけがいつまでも山彦のように玉座の間に響き渡っていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月08日
参加申し込みの期限
2017年12月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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