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【星幽塔】第十三階層 『おもちゃのおしろ』と「こびと」の少年
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【ゲオルグ・ロイターとお約束の展開】
玉座の間は、想像以上に広がった。
「ぐぬぬ……。ついにここまで来てしまったか。あの役立たずどもが……」
広大な玉座の間の奥にある豪奢な赤い椅子に腰かけたゲオルグ・ロイターが、現れた冒険者達を見て、苦々しげに歯噛みする。
「……くく。観念するがいい、ゲオルグよ。先刻は不意を突かれたが、今度はそう行かぬぞ……」
冒険者達から同行を許されたリヒトがクククと笑う。
「……またお前か。黙っていれば可愛いのに、どうしてそう残念なのだ……」
ゲオルグが心の底から残念そうに言うと、リヒトは大変心外そうな顔をした。
「ふ……。この我の身の内に流れる赤き血の高貴さがわからぬとは……。愚昧な老人よ……。少なくともこの間の調度の趣味は悪くないというのに……」
リヒトもまた残念そうに息を吐く。
白いブロックで構成された竜と騎馬兵の石像や床一面にラクガキされた魔法陣から察するに、その良し悪しは別として二人の趣味は似ているようだ。
そんな玉座の内装を見て、すでに思考を巡らせている者達がいる。
(……なんか絨毯ブロックに魔法陣が描いてある! あやしい!)
アリス・ミーティア
は、絨毯を模した床ブロックに描かれた魔法陣の存在に目をつけた。いっそブロックでなく本物の絨毯なら丸めてなんとかできたのに、と。
その魔法陣には、
八神 修
と
椿 美咲紀
も注目していた。
(あの魔法陣は見るからに怪しいな。それからあの石像も。美咲紀は石像の方を頼む。俺は魔法陣をなんとかしてみる)
(了解なのです!)
二人が小声で作戦を確認しあう隣で、
サキリ・デイジーカッター
も蛇腹剣を鞘から抜き放ちつつ、如才のない視線を走らせる。
(あの竜の石像がいかにもあやしいな。サジタリオと同じガーゴイルのおもちゃがいたということは、この竜も……)
サキリがそう考えたまさにそのときだった。
「ふははは……! まあ、よい! 貴様らに我が「こびとまほう」の恐ろしさを教えてやろう! くぁwせdrftgyふじこlp!」
ゲオルグがロイターがおもむろに玉座から立ち上がると、杖を手に天井を仰ぐように哄笑し、早口言葉のような呪文を唱えた。
刹那、青い雷が六つ、魔法陣に描かれた六芒星と円の接点に落ちる。
その次の瞬間、
『Guoooooo!!』
『Gyaooooo!!』
白一色のブロックで構成されていた竜と騎兵がパーツごとに綺麗に塗り分けられた、おもちゃの竜と騎兵になって冒険者達に襲い掛かった。
「……っ! やはりそうきたか!」
修は、動きだしたおもちゃの竜が大きく口を開いて吐いてきた火のブレスを、冷静に方形盾を構えて防ぎきった。
「……っと。そんな上から振りまわした槍で俺を刺せると思うなよ。野球少年の足なめんな!」
と、
高杉 かよう
はホームベースに頭から飛びこむ野球選手のような身のこなしで、おもちゃの騎兵の槍をかいくぐる。
「ふはははは! どうだ! 驚いたか! ……って、むむ? あまり驚いていないようだが……」
自慢の魔法を前に、落ち着き払った冒険者達にゲオルグは怪訝そうな顔をする。
思い通りに事が運ばないことに苛立つ様子のゲオルグを見かねたように修は一つ溜息を吐き、
「……ゲオルグ。お前は優れた王にはなれない。お前は王としての資質に欠けている。帝王学的な見地に立っても、それは明らかだ」
と、帝王学に基づいて諭すように言う。
「やかましいっ! わしが王様と言ったら王様なんじゃ!」
ゲオルグは、そんな修のもっともな意見に、駄々っ子のようにわめきたてることしかできない。これではどちらが年上なのかわからなかった。
そんなゲオルグを見て、サキリはやれやれと頭を振り、
「そもそも、どこからサジタリオ城の攻城戦のことを調べたのかは知らないけれど、同じ手を使うなんて負けフラグなんだよね」
と、呆れたように、竜に向かって蛇腹剣を突きつけた。
「その竜の弱点はわかっている。そちらがそういう態度に出るのなら、こちらも相応の出方をさせてもらうよ」
次の瞬間には、サキリはその弱点を突くべく、ブロックの床を蹴っている。
「……っ!? ひぃいいいいいいい!?」
サキリの瞳から敵意を感じ取ると、ゲオルグは悲鳴をあげて玉座の後ろに隠れようとする。
動く石像がお約束の展開であるのと同様に、言って分からぬ悪党を懲らしめるのもまたお約束の展開だ。
(……ゲオルグはあとだ。まずはろっこんによる高速連続転移で敵の攻撃を掻い潜り、懐へ……!?)
そこで、サキリはハッと息を詰まらせた。
目を見開き、思わず蛇腹剣を握る己の手を見やる。
確かに、サキリは剣を、刃物を持っていた。
それなのに、
(……ろっこんが、発動しない!?)
条件を満たしているにも関わらず、ろっこんがまったく発動しない状況にサキリはわずかばかりの動揺を隠せなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月08日
参加申し込みの期限
2017年12月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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