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◆第四節 死を想え
「へえ。ってことは……地図のここにその、女騎士のいるっていう城が?」
「そうなのです」
ドラゴンを追い返したのち、美咲紀の集めた情報を聞きながら、蒼の指が地図上を滑る。
「意外と近ぇな」
「その女騎士を倒せばクリア……かな」
カノンも優も、その地図を見ながら言った。それに、美咲紀が頷く。
「そうなるはずです」
「じゃあさっそく向かいましょ」
からりと言う蒼に、美咲紀は慌てて付け加えた。
「ま、待ってください! この話、続きがあるのです!」
「なんだ?」
優の言葉にさらに慌てつつ、美咲紀は真紀をちらりと見る。
「花菱さんと戦った神霊はどんな感じの人だったですか?」
真紀は暫し考え込んで、やがて思い出したのかこう言った。
「そうだな……俺が会ったのはゴーレムに囲まれてる魔術師、暗殺者っぽいやつ……あとは……」
「あとは?」
言葉に詰まった真紀にカノンが続きを促したが、真紀は苦笑しながら口を開く。
「……なんていえば……。やばい女だ」
「表現が抽象的すぎないかな?」
男の言葉にも、真紀は苦笑したままだった。しかし表情を戻して美咲紀を見る。美咲紀はふうっと息を吐いた。
「で、何だ?」
「私が聞いた情報と殆ど同じです……けど、敵はゾンビの他に植物のようなモンスターも使役しているみたいなのです。そちらも気を付けた方がいいですね」
「植物のね。へえ?」
「でもやばい女の人の話は初耳なのです」
「用心した方がいいわね」
方針も決まり、これ以上新しい情報や考えが出ないとみると、皆荷物を持って立ち上がる。
「それじゃ、出発すっか」
「行こう、皆」
草原に寝子島の面影は薄い。涼やかな風が頬を撫でた。城へ向かう一行の前に、ひらひらと舞う蝶が現れる。美咲紀と修は蝶が現れては消えるのを見て首を傾げた。
「あれ……蝶、ですか?」
「何かおかしい」
すると、遠くから剣戟と怒声が響いてくる。
「あっちの方に誰かいるわよ!」
蒼は槍を手に颯爽と駆けだそうとしていた、が、それを真紀によって止められる。
「何よ」
「待て、あれは……!!」
空気が、変わった。
戦場は不自然なほど静まり返っていた。沈黙、その中心に、大剣を手にした三つ編みの少女が現れる。蒼は小さな声で、呟いた。
「あれが真紀くんの言ってたやばい女?」
動かす唇から零れている、少女の言葉は風の音に流され、蒼たちには聞き取れないが――彼女の大剣、その一振りに兵士たちが一斉に倒れ伏した。風が去った後、そこには死の香りだけがある。その光景を見て、皆、息を呑んだ。
「あれだけ居た人が、一瞬で……!?」
「やべぇ……」
「どおりで情報がないわけなのです」
そんな中、男は独りだけ冷静に呟く。
「相変わらず恐ろしいな。僕ら神霊はともかく、魔術師があれを食らったら……」
しかし、それも一行の視線が少女の視線と絡み合ってから動揺に変わった。
「まずい、気付かれた!」
蒼が今度こそ、槍を手に地を駆ける。その後を、真紀も追う。美咲紀も優も止めようと手を伸ばすが、彼らの方が早かった。
「ひきつけるわ!」
「ここは俺に任せて……ってやつ」
「生きてたら、また後で!」
その背中を見ながら、二人は叫んだ。
「……ありがとな!」
「無駄にはしないのです!」
彼らが逃げるのを見届けて、蒼と真紀は少女と対峙する。少女の放つ圧倒的な覇気――今まで遭遇した魔物や神霊とは別格のそれに圧倒されながら、蒼と真紀は武器を構えた。少女は再び剣を手にし、消える。蝶が草原を舞っていた。
「どこから――」
「もうだめか!?」
その正面に、少女の姿が突如現れる。二人の中に生まれた隙を狙って、彼女の剣が走る。
「あれ? 生きてる?」
「俺たちには効果がない……のか?」
が――、未だ感じる生の息吹に、二人は声を上げた。その様子に少女は剣を下ろし、再びその場から消える。
「攻撃が止まった……? オッケー、今のうちに逃げるわよ!」
「おう!」
その一瞬の隙を、何者かが狙う。走る蒼の後ろで、真紀が倒れ伏した。
「ぐ、あっ……!」
「真紀くん!?」
悲鳴に振り向いた蒼は周囲を見回し、気を張った。しかし何処にも敵の気配はない。
「まさか、一人だけじゃない――!?」
慌てて傷の様子を見た蒼だったが、あの少女が持っていた武器のものとは似ても似つかぬそれに、困惑するばかりだった。そんな蒼の手を、真紀は振り払う。
「ちょ、ちょっと!?」
「逃げろ」
「そんな……!」
「俺はもうダメ……だ……」
体の隅が光に包まれゆく真紀を心配そうに見ながら、蒼はその場から逃げ出した。そして……陰から大男、蛇那伊が現れる。
「ふん、逃がしたか。まあいい」
「残念……だったな……」
蛇那伊に不敵な笑みを返しながら、真紀は迫っていくそれに眉を顰めた。
「『歴史を守る』……か」
そして、自分の加わった一行を思いながら……真紀は消え去った。
「まったく、柄じゃないんだけどな……」
「
屋敷野 梢
……。目的を忘れたのか?」
「忘れていませんよ?」
戦場から離れた、どこかの城――少女、梢は蛇那伊の横をひょいと、過ぎる。
「これだから、狂った連中は扱いづらい」
「は、はっ……!」
「……おい、残りの二人はどうした」
拠点の近くまで走った優とカノンは、その後ろに修と美咲紀の姿が見えないことに――猫の指摘を得てやっと気づいた。陰陽師風の男もきょろきょろと辺りを見回すが、見つからなかったのか止めた。
「はぐれてしまったみたいだね……」
「乱戦だったししゃーねぇ、けど……」
慙愧を滲ませる二人を、男が軽薄に慰めた。
「たぶん、大丈夫じゃないかな?」
「……。戦力を補充する。一度拠点に戻るぞ」
猫が、彼等の前を歩いていく――。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月30日
参加申し込みの期限
2017年12月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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