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◆第五節 喧嘩番長
「うむ。夏だな!! サマーバケーション気分だ!!」
ざぱーん……優やカノンの拠点から近い場所、波の音を遠くに聞く平原に突如水着の女が現れた。ギターがあればかき鳴らしていただろう、それくらい上機嫌な彼女は、こぶしを握り呟く。
「力がみなぎってくる……!!」
女はスカジャンをばさりと羽織り、波の音がする方を向いた。
「どうすればいいのかまったくわからないが……とりあえず、海の方に行くか。夏だしな!」
「あちゃー」
「予想はしてたが……蹴散らすぞ」
拠点の周囲に群がる魔物に、優たちが立ち向かおうとしていた――その時だった。
「お困りですか? ならばお手伝いしましょう」
ぱっと桜の花開く、そんな香りと共に薙刀の一閃が敵を倒していく。圧倒されている優たちの顔を見ては、ふっふと笑って彼女は言う。
「私は
薄野 五月
。お茶の間の正義の味方です」
そしてまた、薙刀が敵を切り裂いた。
「よし、あとはあのゾンビだけ……」
静寂の戻った平原に一人、土気色の顔をした男がぽつりと立っていた。ゆらゆらと揺れるその姿、まさしくゾンビ。カノンも絵筆を構えてその男と対峙するが――。
「待て! 俺は敵じゃねえ!」
男は両手を上げ、降参の意を示した。
「
屍 骸
! 神霊だ、攻撃するな!」
突然の出来事に、誰もが困惑している。優は陰陽師風の男に苦笑を向け、何か言葉を求める。
「どうだ?」
「うーん、彼の言ってることは本当だよ。この雰囲気……はぐれ神霊かな?」
武器を下ろす皆を横目に、猫は苦々しく言う。
「紛らわしいぞ」
「ったくよ……」
骸も遺憾の様子で、頬を掻いた。
「もうちょい血色よくした方がいいか……? いやできねぇけど」
「それで……そこの水着の方は誰でしょうー?」
五月の言葉に、一行の視線が水着の女に注がれた。女は召喚機を指差して口を開く。
「いや……楓子はアレを見て身体が勝手にだな……とにかくアレを動かしたくて仕方がない! 石の尽きるまで、いや尽きた後も召喚(まわ)してみたいものだ!」
女の言葉に、優は猫にそっと囁く。
「そういう……召喚も出来るのか?」
「無理をするな。石は本来貴重なものだ」
楓子は周囲の反応を無視して、続けた。
「そして……何か召喚出来そうなものの近くにいて、謎の動物……ということは……歴史の守護者だな。わかるとも!」
「わかるのか?」
女は頷いて、言う。
「ああ。……名は
千歳飴 楓子
だ。アレを使わせてくれる限り力を貸そう!」
紹介もそこそこに、カノンは楓子の姿を見て呟いた。
「水着……寒くないの?」
「何を言うんだ、今は夏だろう?」
これには骸も困惑して言う。
「いや、春だろ」
「夏だ!」
「うん……夏だな」
やがて対話を諦めたのか、骸も一緒になって夏だ夏だと言うことになった。
「さて……気を取り直して召喚、いってみよう!」
男の軽薄な声を合図に、石がまた召喚機に入れられる。また光が走った後、そこにいたのは中折れ帽にスーツの男。
「あれは……!?」
「復讐者――名をネルガル。
如月 庚
でもいい」
ネルガルと言う単語に、陰陽師風の男は肩を震わせた。男は続けて、
「どうにも同じ匂いがするヤツがいる……死の匂い。魂を狩る匂いだ」
と言い、胸に手を当てる。
「それに、奴を止めろ……奴と戦わせろ。この身体がそう言っている」
ネルガルの言葉に、優とカノンは囁き合う。
「魂を狩る……まさか」
「あの神霊のことかな……」
それを聞きとったのか、ネルガルが二人を睨んだ。優はカノンから離れ、手を差し出す。
「俺は
吾妻 優
。いい時に来たな……よろしく」
「おう」
「ネルガル? ネルガルって、まさかあの? これはこれは……大物が来ちゃったな」
「神霊氏、何か知ってるのか?」
「神霊氏……。まあ名を明かしてないから仕方ないか」
猫がにゃーんと鳴いた。
「ネルガルはメソポタミアの神、その一柱だ。一般には冥界を統べる神と言われているが、戦を司る神でもある」
「戦の神か」
優は感心したようにネルガルを見た。カノンと五月も、畏敬を込めて彼を見る。
「強そうだね」
「心強いですねー」
猫の言葉に付け加えるように、陰陽師が口を開く。
「太陽神でもあるよ。特に夏の太陽だね、うん」
夏という単語に、楓子の目が光った。
「夏か。いいな。彼も夏の属性で召喚されることがあるのか?」
「何を想像しているか知らないが、そんな生易しいものじゃねぇ」
古代の夏の――とりわけ悲惨だった時の事を語るネルガルに、楓子の瞳から光が消え、心なしか存在も青菜のように萎んでいくようだった。
「おお……楽しくなさそうな夏だ……」
骸は彼の話に頷きつつ、
「俺にはわかるぜ。死と隣り合う夏……わかるわかる」
「骸氏にはわかるのか……」
楓子はまた萎んだ。対して、五月は明るい声を響かせる。
「この戦いが終わったら、現代の夏も満喫したいですねー、ふっふ」
「冥界の神……なら」
「これであの女とも戦えそうだな」
優とカノンが囁き合う中、軽薄な声が重くなった。
「さてと、そろそろ……かな」
「何だ? 神霊氏」
その言葉の続きを待つ前に、猫の声と地響きがする。
「向こうからゴーレムが来るぞ、備えろ!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月30日
参加申し込みの期限
2017年12月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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