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◆第六節 七色の大蛇、禁断の果実
「
旅鴉 月詠
……だったかしら」
「名前くらい、覚えてくれ」
女騎士の言葉に、月詠は頭を掻いた。
「いやはやしかし……。私はただの芸術家なんだけどな」
「優れた魔術師でもあるでしょう?」
包む殺気に月詠は口を噤み、彼女の指示を待つ。
「じきにあの神霊と魔術師の軍団が来るわ、迎え撃って」
それに月詠は口を尖らせた。
「えー」
「実験のついででいいのよ。貴女だって完成した魔術の威力を試したいでしょう?」
「……まあそれなら」
少々やる気を取り戻した月詠に向かって、女騎士は冷たく言う。
「私は城に戻ります。月詠、失敗は許されないわ。殲滅なさい」
「善処するよ」
女騎士が去った後、場に一人残された月詠はこう呟いた。
「まったく、神霊遣いの荒い人だな」
「あのカード、すごい威力だな」
「……ゴーレムも斬るなんて、並の力じゃないね」
戦場で、林檎の描かれたカードが飛ぶ。カードは楓子の手からひゅんひゅんと、鎌鼬の如く飛んではゴーレムの硬い外殻を剥がしていった。あまりの切れ味に持ち主たる楓子も上機嫌な様子である。
「おお、強い強い!」
「えいっ……と。あんなにたくさんの林檎のカード……いったいどこから出てくるのでしょうかー」
それに首を傾げるのは、五月だ。五月とてCGOを知らないわけではなく、それを遊ぶ上で買うこともあるものも――薄らとではあるが知っていた。先程から楓子の手から飛ぶカードの枚数、正確に数える者は居ないが十枚以上は確実だろう。楓子は五月の疑問に力強く答えた。
「うむ。これはな、使い終わったカードのリサイクルだ! ははは!!」
その答えに骸は怪訝な顔をして、
「聞いちゃいけねえことを聞いちまった気がする」
と呟いた。楓子の言う神霊氏とやらはへらへらと笑う。
「強くなったら魔法のカードも投げるようになるのかな?」
「やめろや、そういうのは」
「ゴーレムはあそこからやってくるみたいですねー」
「おい、誰かいるぜ」
ゴーレムの群れの中、一番大きなそれに乗った白髪の少女――月詠が首を傾げた。
「む? 白露。君……どうしてそちら側に居る?」
彼女の言葉に、場は静まり返った。それを破ったのは、楓子だった。
「知り合いなのか、神霊氏――いや、白露氏」
「おっと」
白露の言葉に、楓子が詰め寄る。
「なにがおっと、なんだ?」
「おっとっと」
「なるほど……すまないことをした」
申し訳なさそうな月詠の声が上から響いた。
「敵が謝っている……? 不思議なこともあるものだ……」
楓子が離れた隙に、白露はダッとその場を離脱する。
「いやあ、僕はちょっと、拠点の方を見てくるよ! ほら、ゴーレムが来てるかもしれないし! じゃあね!」
「いや怪しすぎるだろ!!」
「……騙されてたのか、僕らは」
「えー防御陣地突破されたわ。戦争とか興味ないのにー」
神霊たちの一撃が、次々とゴーレムを倒していく。月詠は目と鼻の先――といったところで、彼女は乗っていたゴーレムから降りた。
「かくなる上は……実験を遂行するのみ」
彼女の向かう先は森。鬱蒼と茂る木々が彼女の姿を隠す。
「ゴーレム達は足止めよろしくー」
微かな号令に、ゴーレムの動きが早まった。
「逃げやがった!」
「追うぞ」
ゴーレムを退けながら、森を抜け、また平野に戻ってきた優の前に、魔導書を片手に立つ月詠が現れる。魔導砲と触媒に囲まれた彼女は勝ち誇ったような笑みを浮かべながら彼らを待っていた。
「なんだ、あれは?」
「フハハハハ完成したぞー」
月詠は哄笑し、描いた魔術式に星の種と呼ばれる魔道具を入れた。
「実験の成果そこで見てるがよいわー!!」
すると、彼女の周囲に物々しい魔術の光が走る。バチバチと火花を上げ、彼らの頭上に七色に輝く星たちが打ちあがった。光は渦を巻き、その中から空を覆いつくす七色の大蛇――その姿を模した大花火が召喚される。
「ありゃあ……」
「ただの花火だな……」
月詠は呆然としながらも、一行に笑いかけた。
「……。素晴らしい! 最高のショーだと思わんかね?」
「当てが外れたみてぇだな?」
「降参するなら今のうち、です。ふっふ」
しかし武器を突き付けられては魔導書を捨て、こう言う。
「あ、はい。降参します」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月30日
参加申し込みの期限
2017年12月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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