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休日のシーサイドタウン
街の賑わいから少し離れたところに小さな公園があった。
アケーチ・タッマーキ
は黒い品のあるスーツを着てベンチに腰掛けていた。組んだ足にスケッチブックを乗せて繊細な絵を描いていく。
隣にはうら若い女性が座っていた。身体を横に傾けて恥ずかしそうな表情を浮かべている。
「いいですよ。その初々しい表情、とても素敵です」
前髪に隠れていない紫色の左目が女性の全身を捉えた。手は休みなく動かす。相手の雰囲気まで描き込んでゆく。
「とても、恥ずかしい気持ちに、なります……」
「貴女の本質を私にもっと見せてください。ああ、微かな息にも傷つきそうな儚い美に、いつまでも浸っていたい気分になります、ふふ」
「あの、絵が完成したのですか?」
女性はほんのりと頬を染めて聞いた。アケーチは悲しそうに笑う。
「本当に残念なのですが、完成してしまいました。貴女へ捧げる似顔絵、どうぞ受け取ってください」
完成した絵をスケッチブックから切り離して恭しく差し出す。
その絵に女性は滲み出る喜びで身体を震わせた。
「……別人みたいに綺麗なのに、柔らかいタッチで私ってわかる。とても素敵な絵をありがとうございます」
「モデルに大いに助けられました」
アケーチの言葉に女性は照れ笑いを浮かべて、嬉しい、と小さな声で呟いた。
数人の似顔絵を描き、それなりの金を手にした。空を見上げると太陽はやや西に傾いている。
「甘い物が食べたくなりました」
ベンチから何気なく辺りを見回す。左手に顔を向けた瞬間、驚愕で目を剥いた。乙女のように頬を染めて自身を抱き締める。震える足で立ち上がり、荒い息遣いで近づいていく。
ベンチの左手にちゃぶ台を見つけた。その上には
白玉クリームあんみつ
が渋い色合いの大皿に綺麗に盛り付けられていた。
「ああっ、我がソウルフードが、何故ここに!」
蕩けた表情で器の中を覗き込む。
「ああ、無垢なヴァニラアイスが溶けて、誰か、誰か食べないのでしょうか。あんみつの黒に純白の色が混ざって、ああ、この窮地を黙って見てはいられません!」
座布団に座ると即座に銀色のスプーンを手に取った。こしあんとアイスの境目を掬い、一口にした。言葉にならない声を漏らし、仰け反った。左目が潤み、敏感になった上半身が脈打つように震える。
「……あぁ、極上の甘さに精神が蕩けてしまいます、ふふ!」
裏返りそうな目を無理矢理に下ろして、スプーンは白玉を掬い上げた。蛇のように舌先を出して舐る。丹念に舌を這わせたあと、口に含んだ。噛みながら恍惚となる。
「この弾力がたまりません! どれだけ噛まれても文句を言わない……この懐の深さにいつまでも抱かれていたい! もう、私はあなたの虜なのです!」
少し息が荒くなる。スプーンは寒天とエンドウ豆を同時に攫った。アケーチは大きな口で自ら食べにいく。
左目を閉じて項垂れる。口を動かしながらゆっくりと両腕を左右に広げる。飲み下した瞬間、顔を天に向けた。
「……寒天を形作る天草の香り……エンドウ豆の塩気が合わさって極上の大波で私を呑み込みました……決して抗えない、至福の大渦に嵌った私は自身を見失うところでした、ふふふ!」
アケーチは小さな器を見下ろす。濃厚な色合いの黒蜜が入っている。
「私は蛮行に及びます!」
黒蜜が白玉に降り掛かる。ヴァニラアイスに黒い線が入り、ホイップクリームまで染められた。
「不可侵の白に黒が襲い掛かって、私は、こんなにも……歓喜しているのです!」
限界まで口角を上げた。スプーンは器の中を蹂躙する。片っ端から掬っては一口にした。
その時、微量のクリームが零れてシャツの一部を濡らした。
「私としたことが、なんてはしたない!」
背広とシャツを脱いで上半身裸となった。
「これは、どうしたことでしょうか」
アケーチの目の前を中学生くらいの少女達が平然と通り過ぎていく。
「見えていないのでしょうか。これは好機なのでは……あの、美しくも、背徳的な男体盛りを自分の身体で試すことが……」
陶酔の極みの中、左目が不自然に揺れていた。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月27日
参加申し込みの期限
2017年12月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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