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- 00月00日生 00歳
- AAA000000
携帯戦記カプセルギア 外伝「ダストバトル！」
●●●援軍の進撃●●●
汚れたギアとダストパーツの行動は単調ではあるが、物量は半端ではない。
じりじりと蓄積するダメージに焦りが見え始めた時、底抜けに明るい声が響く。
「お！ おおおお！！ 面白そうなことやってるね。私も混ぜて！」
「みかたえんぐんー！ 『ラピちゃん』、皆を助けるよぉ！」
「何やらピンチのようだな！ よかろう！ 私が助太刀してやろう！」
それぞれ騒ぎを見つけ、駆け付けてきた新田 樹、曖浜 瑠樹、煌 白燕。
三者三様の掛け声とともに空地へと入ってきた。瑠樹は自分のギアの名前を間違えながら。
注目が逸れたギアマスター達の隙を突き、汚れたギアはダストパーツを操ろうとする。
「行くよ！ 蟻地獄、充填開始！」
起動と同時に土煙を上げて構えるのは樹のギア、蟻地獄だ。
アームの装備、超高熱のレーザーを充填するように命じると、エネルギーを充填するエフェクトが発生する。
汚れたギアは危機を感じたのか、慎重なのか、ボディを中心とした防具で周りを固めていく。
「フルバーストォ！ 焼き払え！」
樹の合図がきっかけとなり重々しい振動と共にアーム装備から赤黒い筋が放たれる。
適当に撃ったようにも見えるが、その筋はまっすぐに汚れたギアへと向かっていく。
蟻地獄のヘッドがギアの位置を正確に把握していたのだ。
吸い込まれる赤黒い筋はダストパーツをそぎ落としていくがレーザーの時間は終わってしまった。
汚れたギアはこの時を狙って遠距離武器を展開させており、防具の後ろにまで待機させていた。
その量を見て、いくら蟻地獄が防御型であっても敗北の二文字がよぎり、樹も顔が引き攣る。
「えっ、あっ、やばっ」
「皆、守るよ。ミミック、バリア再展開、デコイも展開」
「おー！ あのカッコいいのを守れー！」
驚いて蟻地獄を操作するも逃げきれない樹のカバーに入ったのは興奮気味の子供たち。
それらを指揮しつつ、文字通り矢面に立つのは月詠のミミックである。
汚れたギアは意趣返しとでも言うように一斉に放射させる。
ショットガン、スナイパーライフル、火縄、弓矢などなど…さながら流星のようであった。
「デコイの展開は正解だね。バリアはやられたけど、倒れてない」
「お姉ちゃん凄い！」
威力は低いが量は半端じゃなく、中にはホーミング性能を持つものもあったようだ。
ミミックのデコイにヒットしたことを確認した月詠はしたり顔をするが、代わりに瀕死の状況になってしまう。
その姿に高揚する女の子から賛辞を得た月詠。
「ダストパーツ…はなんか悲しい…『スーパーさん』って呼ぼう！」
「瑠樹、悪に『スーパー』はどうかと思うが…いい名だ！ それでこそ倒すにふさわしい！」
側面に回っていた瑠樹と白燕は既にギアを起動している。
『A.I.C.O.』はやはりエラーであったが、エネミー表示に時折表示される『ダストパーツ』が気にかかった瑠樹。
普段からゆるキャラや着ぐるみ、ぬいぐるみを好んでいる瑠樹にとって、ぞんざいな扱いは悲しいと感じられたようだ。
瑠樹のつけた名に乗ってきた白燕は自らのギア、人型のサンゴクナイトを操り浮遊する遠距離武具に切りかかる。
彼の三国志の英雄が使っていた武器を模したアーム装備、青龍偃月刀はモーションは遅いものの攻撃力は十分。
ほぼ無抵抗のままにダストパーツ……改め、スーパーさんは力を失い、地に伏せていく。
「命がいらぬ者は前に出よ！ このサンゴクナイトが切り伏せてくれよう！」
「白ちゃん、相手は『スーパーさん』と『まもりさん』だけだけどね」
ノリノリな白燕はサンゴクナイトにボディ部分の華美な鎧を見せつけるような動作をする。
隣の瑠樹は白燕に突っ込みを入れつつ自らのギア、兎型のラズちゃんの速さを生かしスーパーさんの後ろに回る。
ちなみに『まもりさん』は汚れたギアの呼称。由来は「自分の身を守ってるから」だそうな。
えいっ、と元気よくスマホをタップするとラズちゃんは肉球付の白いお手手をスーパーさんに向かってかざす。
すると可愛らしいエフェクト共に輪っか型のビームがスーパーさんを襲う。
攻撃力がなさそうな見た目だが、スーパーさんのいくつかは地面に落ちていく。
「今のうち今のうちー」
「こっちは見えてない、ってわけじゃなさそうだけど…やっぱり頭脳は一つなのかな」
年季の入った金属が擦られるような音を鳴らしながらST93を走らせるクミは楽しそうである。
少し余裕が出てきた真白は考察を再開しつつ、ネージュリェーツに装置を設置させていく。
そう、先ほど蔦を発生させたアーム、やどりぎあーむで、わさわさと。
汚れたギアとダストパーツの行動は単調ではあるが、物量は半端ではない。
じりじりと蓄積するダメージに焦りが見え始めた時、底抜けに明るい声が響く。
「お！ おおおお！！ 面白そうなことやってるね。私も混ぜて！」
「みかたえんぐんー！ 『ラピちゃん』、皆を助けるよぉ！」
「何やらピンチのようだな！ よかろう！ 私が助太刀してやろう！」
それぞれ騒ぎを見つけ、駆け付けてきた新田 樹、曖浜 瑠樹、煌 白燕。
三者三様の掛け声とともに空地へと入ってきた。瑠樹は自分のギアの名前を間違えながら。
注目が逸れたギアマスター達の隙を突き、汚れたギアはダストパーツを操ろうとする。
「行くよ！ 蟻地獄、充填開始！」
起動と同時に土煙を上げて構えるのは樹のギア、蟻地獄だ。
アームの装備、超高熱のレーザーを充填するように命じると、エネルギーを充填するエフェクトが発生する。
汚れたギアは危機を感じたのか、慎重なのか、ボディを中心とした防具で周りを固めていく。
「フルバーストォ！ 焼き払え！」
樹の合図がきっかけとなり重々しい振動と共にアーム装備から赤黒い筋が放たれる。
適当に撃ったようにも見えるが、その筋はまっすぐに汚れたギアへと向かっていく。
蟻地獄のヘッドがギアの位置を正確に把握していたのだ。
吸い込まれる赤黒い筋はダストパーツをそぎ落としていくがレーザーの時間は終わってしまった。
汚れたギアはこの時を狙って遠距離武器を展開させており、防具の後ろにまで待機させていた。
その量を見て、いくら蟻地獄が防御型であっても敗北の二文字がよぎり、樹も顔が引き攣る。
「えっ、あっ、やばっ」
「皆、守るよ。ミミック、バリア再展開、デコイも展開」
「おー！ あのカッコいいのを守れー！」
驚いて蟻地獄を操作するも逃げきれない樹のカバーに入ったのは興奮気味の子供たち。
それらを指揮しつつ、文字通り矢面に立つのは月詠のミミックである。
汚れたギアは意趣返しとでも言うように一斉に放射させる。
ショットガン、スナイパーライフル、火縄、弓矢などなど…さながら流星のようであった。
「デコイの展開は正解だね。バリアはやられたけど、倒れてない」
「お姉ちゃん凄い！」
威力は低いが量は半端じゃなく、中にはホーミング性能を持つものもあったようだ。
ミミックのデコイにヒットしたことを確認した月詠はしたり顔をするが、代わりに瀕死の状況になってしまう。
その姿に高揚する女の子から賛辞を得た月詠。
「ダストパーツ…はなんか悲しい…『スーパーさん』って呼ぼう！」
「瑠樹、悪に『スーパー』はどうかと思うが…いい名だ！ それでこそ倒すにふさわしい！」
側面に回っていた瑠樹と白燕は既にギアを起動している。
『A.I.C.O.』はやはりエラーであったが、エネミー表示に時折表示される『ダストパーツ』が気にかかった瑠樹。
普段からゆるキャラや着ぐるみ、ぬいぐるみを好んでいる瑠樹にとって、ぞんざいな扱いは悲しいと感じられたようだ。
瑠樹のつけた名に乗ってきた白燕は自らのギア、人型のサンゴクナイトを操り浮遊する遠距離武具に切りかかる。
彼の三国志の英雄が使っていた武器を模したアーム装備、青龍偃月刀はモーションは遅いものの攻撃力は十分。
ほぼ無抵抗のままにダストパーツ……改め、スーパーさんは力を失い、地に伏せていく。
「命がいらぬ者は前に出よ！ このサンゴクナイトが切り伏せてくれよう！」
「白ちゃん、相手は『スーパーさん』と『まもりさん』だけだけどね」
ノリノリな白燕はサンゴクナイトにボディ部分の華美な鎧を見せつけるような動作をする。
隣の瑠樹は白燕に突っ込みを入れつつ自らのギア、兎型のラズちゃんの速さを生かしスーパーさんの後ろに回る。
ちなみに『まもりさん』は汚れたギアの呼称。由来は「自分の身を守ってるから」だそうな。
えいっ、と元気よくスマホをタップするとラズちゃんは肉球付の白いお手手をスーパーさんに向かってかざす。
すると可愛らしいエフェクト共に輪っか型のビームがスーパーさんを襲う。
攻撃力がなさそうな見た目だが、スーパーさんのいくつかは地面に落ちていく。
「今のうち今のうちー」
「こっちは見えてない、ってわけじゃなさそうだけど…やっぱり頭脳は一つなのかな」
年季の入った金属が擦られるような音を鳴らしながらST93を走らせるクミは楽しそうである。
少し余裕が出てきた真白は考察を再開しつつ、ネージュリェーツに装置を設置させていく。
そう、先ほど蔦を発生させたアーム、やどりぎあーむで、わさわさと。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2017年12月01日
- 参加申し込みの期限
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- 2017年12月08日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2017年12月08日 11時00分
