this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
『ねこねこ団』参上!
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
11
つぎへ >>
■食堂にて 1
アシンメトリーの茶髪を揺らしながら、
八神 修
は食堂へ足を向けた。新聞部員のカンというやつだ。
多くの生徒が利用する昼休みの食堂は、ねこねこ団の恰好の標的となりそうだと踏んだのだ。
まずは記者の基本——聞き込みから始めよう。
コーヒーを飲みながらビデオを回す。なにか怪しい動きをしている人がいれば、直撃インタビューだ。
修が食堂内を見回していると、気になる生徒を発見した。
山盛りご飯の焼き魚定食を食べながら、鋭い眼光で周囲に睨みをきかせている男——
御剣 刀
だった。
(何をしてるんだ? 誰かを待っているふうでもなさそうだし……)
……と。考えるまでもないか。
十中八九、ねこねこ団を探しているのだろう。
修はさっそく席を立って、刀に声をかけた。
「よう、御剣。新聞部なんだけど、ちょっと聞いてもいいか?」
「八神か……。何だよ?」
刀は焼き魚を食べながらも、視線は周囲の探索を続けたまま返事をしてくれた。
その眼光は鋭く、意志の強さを感じさせる。だが全体の雰囲気は柔らかさがある。強さと弱さが同居しているというか、そんな感じだ。
「誰か探してるのかなって」
「ねこねこ団だ。とっ捕まえてやろうと思ってな」
「……ってことは、ねこねこ団については否定派?」
修の問いに、刀は眉をひそめた。
「そりゃあ、迷惑だからな。八神だってそう思うだろ?」
「イエスともノーとも言えない。報道は中立だから」
「ダメなことをダメと言うのが新聞の仕事なんじゃねえの?」
修は首を振った。もちろん、刀の言いたいことも理解できるが、基本的には新聞は中立的な情報や事実の列挙に徹するべきだろう。
「まあ、報道はどうあるべきかって話は一旦置いといて、ねこねこ団について聞きたいんだけど——」
「待て。なにか様子がおかしい」
刀は修の言葉を静止して、周囲を見回した。
「様子?」
つられて修も顔を上げ、アシンメトリーの茶髪をかき上げて辺りに目を配った。
食堂全体が、少しざわつき始めていた。そわそわと浮き足立つような、奇妙な空気だった。
入り口付近に、ちょっとした人だかりができている。
「あれは——?」
人だかりの中心にいるのは、小柄な黒髪ポニーテールの少女——
響 タルト
だった。
「ねこねこ団でーす! 今日は鼻眼鏡day! どうぞ持ってって〜♪」
と華やかな声を上げている。。
その手には定番のパーティーグッズ『鼻眼鏡』が握られていて、「なんだなんだ?」と面白がって群がる生徒たちにどんどん配っている。
「はいはーい! まだまだ在庫あるよー! もってけドロボーッ!」
見ていると、食堂の生徒たちの『鼻眼鏡』着用率がじわじわ上がっていくのがわかった。
「響……?」
見知った顔を見つけた修は、ビデオカメラをタルトの方へと向けて撮影を始めた。
響がねこねこ団の正体……? ってことはなさそうだけど、撮れ高は確保できそうだ。
「はは。どうやら今日は鼻眼鏡dayらしいぞ?」
「…………」
カメラに注視したまま刀に話かけるが、返事がない。
「……ん?」
振り返ると、そこにいたはずの刀がいなかった。
あれっ——
「きゃんっ !?」
と、突然、女性の短い悲鳴が上がった。
「響、なにやってるんだ」
「えっ、なに? 御剣くん? 手、離してよー!」
見ると、鼻眼鏡を配っていたタルトの手を、刀が掴んで止めていた。
「なにって、見ればわかるじゃん! 鼻眼鏡配ってるんだよ?」
「配ってどうするんだ?」
「どうもしないけど、みーんな鼻眼鏡かけてたら面白いじゃん! ね?」
「まったく……」
刀は半ば呆れながら掴んだ手を離し、脱力した。
響と話していると、ねこねこ団を捕まえるんだと息巻いていた自分がアホらしくなってくる。
まあ、それが響のいいところか——
「本物のねこねこ団と間違われたら痛い目見るぞ。ほどほどにな」
「うん、わかった!」
刀の柔らかい忠告に、タルトは元気よく返事をした。
*
「……ふいー、楽しかったっ!」
まもなく鼻眼鏡を配り終えたタルトは、満足感に包まれながら食堂を出た。
みんなが鼻眼鏡をかけて、それで少しでも笑顔になってくれたらいいなぁ。
しみじみとそんなことを思いながら、廊下を歩いていると——
「
響 タルト
さん?」
「はい?」
背後から声がかかった。
振り返ると、そこには猫のお面を被った一人の男が立っていた。
「えっ……なに? だれ?」
「————あるかい?」
「えっ、なに?」
お面越しの声は少しくぐもっていて、聞き取りづらかった。タルトが手を耳に添えて「よく聞こえなかった」というジェスチャーをすると、男はもう一度言った。
「ねこねこ団に興味あるかい?」
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
11
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
『ねこねこ団』参上!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
リルカ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月22日
参加申し込みの期限
2017年11月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!