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【三猫三様】
「お財布……ねこさん用のごはん……ぬいぐるみさん」
遠野 まほろ
ははやる気持ちを押さえつつ、カバンに必要なものをむぎゅっと詰め込みます。にゃんこのぬいぐるみさんは窮屈な思いをしないよう、顔が見えるようにゆったりと入れました。
「うん……準備よし」
カンペキに準備を整えたら、まほろはさっそくカバンを持っておでかけです。
「あとは、気ままに……ねこさんと、おさんぽするだけ……!」
にゃあ、みゃあ。うにゃあ! 家を出たとたんに、これです。どうやらウワサどおりです。
往来は、おさんぽを満喫する猫たちでいっぱい!
さっそくシルバータビーのマンチカンがてててっとまほろに駆け寄って、すりすりすり。
「わぁ……! こんにちは、ねこさん……私もいっしょに、いっていい……?」
くるりんと踵を返して歩き始めたシルバータビーのあとを、まほろもついていくことにしました。
おさんぽ猫たちの話を聞いてから、まほろはもう、決めていたのでした。今日はめいっぱい、のんびりまったり、猫たちと歩いてみよう! って。
「どこにいくの? ねこさん……素敵なところ?」
ふにゃあ。機嫌よく鳴いたしましまにゃんこの揺れるお尻を眺めながら、まほろの顔にも笑顔がこぼれます。
いつも元気で、悩みなんてないように見える
海月 珊瑚
だって、時には落ち込むこともあります。
「全部落選だなんて……さすがに運がないのだわ。どこか一か所くらいは当たると思っていたのだけど……」
かわいいキャラクターやアニメとの限定コラボカフェ。大人気で抽選必至なイベントに思いを馳せながら、ちょっぴり肩を落とした珊瑚。
けれど、それも束の間のこと。珊瑚はすぐに気を取り直して、しゃきしゃきと歩きはじめました。
健脚でやってきたのは、潮風香る波打ち際。エノコロ岬近くの、あまり人が訪れない秘密の場所。珊瑚の特等席です。
「ふう」
ベンチにすとんと腰を下ろして、ほっとひと息。
がっくりしてしまうような残念なことがあると、珊瑚はここへやってきます。静かにゆっくりとここで過ごすと、もやもやした気持ちがしゅわっと溶けていくような気がします。
「……あら? 猫なのだわ!」
にゃー! どこからかやってきたスコティッシュ・フォールドが、まるでそれが当然のように珊瑚の膝へぴょいんっと飛び乗り、丸くなりました。おさんぽの途中、ちょうどよくぬくぬくな休憩場所を見つけたとでも思ったのでしょうか。
「ふふっ。あなたもここが好きなのかしら?」
背中を撫でてやると、そうだよ、と言わんばかりにみゃおう! すっかりくつろぎモードです。
珊瑚も息を吐いて、そっと手のひらでにゃんこの背中をなぞりながら、波の音に耳を傾けます。
「気分がもやもやとする時は、ここで心を落ち着けるのだわ。静かで、海が良く見えて……」
テストの点数が良くなかったとき。友だちとささいなことでケンカをしてしまったとき。趣味のイラスト描きがイマイチはかどらないときも。
珊瑚はこうしてここにやってきては、じっと海を眺めるのです。いつもの快活さがウソのように、静かに。フラットな気持ちで。
「そうしていたら、ちっぽけな悩みなんて、吹っ飛んでいっちゃうのだわ!」
まあもともと悩みは少ないのだけど……なんて笑うと、にゃんこは珊瑚をひょいと振り返り、言いました。人生ってさ、割とそんなもんだよ。僕にはニャン生だけどね。
そんな言葉が聞こえたような気がして、珊瑚はふんわり、太陽みたいに微笑みました。
ウチノコがイチバンです。美咲紀の家にも、野良から保護した二匹が幸せに暮らしております。愛らしいその姿を見つめているだけで、
「はにゃ~ん!」
こんな声もウッカリ漏れてしまおうというものです。
でも、それはそれ。これはこれ。
もちろんウチノコは愛しいですけれど、ヨソノコも可愛いのです。可愛いは平等であり、分け隔てなく愛でることもにゃんこスキーのたしなみというやつなのです。
というのが、
椿 美咲紀
の譲りがたき矜持であります。たぶん。少なくとも路上を歩くヨソノコなにゃんこたちを見つけるなり、美咲紀のお顔はふにゃふにゃになり、
「はにゃ~ん!」
でした。今日は家を出てから、何度同じ声を漏らしたことか!
ヨソノコと分かっていても、見れば後をつけてしまう美咲紀さん。なんとも愛らしいトラネコのお尻を追いかけますと、トラネコは振り返ってうみゃっと鳴き、
「にゃ~!」
美咲紀は猫語でお返事。こんにちは! なにしてるにゃん? というイミです。
トラネコはとてとてとマイペースに歩き出しながら、ふみゃあ。今からいいトコいくけど、ついてくる?
「にゃあ~♪」
わーい、もちろんオトモさせてもらうのですにゃん♪ というイミです。美咲紀のなかでは当然にして、カンペキなまでに会話が成立しておりました。
トラネコのおさんぽへ同行を許され、美咲紀は嬉々として後ろをついて歩きます。
星ヶ丘からシーサイドタウンを抜けて、旧市街へ。のんびり、ゆっくりとした歩調で、気ままにまったりと。
「……って、あれれっ? どこいくにゃん~!?」
参道商店街へ差しかかるなり、ててて~っ! トラネコは放たれた弾丸のごとくに勢いよく走り出し、美咲紀は慌てて後を追いかけます。
商店街を歩く人々がそれを見て、ほっこりと笑顔を浮かべました。
シルバータビーは、まほろをお気に入りの場所へ連れてきてくれたようです。
「ここが、目的地……? 良いところだね」
旧市街の港近く、鮮魚店や釣具店なんかが軒を並べるあたりです。
その一角に、何匹かのにゃんこたちが集まって、ひなたぼっこをしておりました。
「あら! あなたもおさんぽかしら?」
「あ……こんにちは。うん、そろそろごはんをあげようかなって……」
やってきた珊瑚は、再び歩き始めたスコティッシュ・フォールドのお誘いで、ここまで歩いてきました。
お腹が空いたのか、にゃあにゃあとハモりながら鳴く二匹ににっこりと微笑み、まほろは用意してきた猫用ごはんを取り出します。
小さなボウルにドライタイプとウェットタイプのフードを入れてあげると、二匹は飛びつくように食べ始めました。
「わあ、食べたのだわ!」
「うん……持ってきてよかった」
まほろと珊瑚は思わず顔を見合わせて、ふんにゃり笑顔。
どうやらこのあたり、商店街の人々が時折ごはんをあげている場所のようで、猫たちにとっては定番スポットであるようです。
「なーるほど! ここのお魚屋さんが超オイシイと、教えてくれたんですね! これはきっと猫の恩返し的なやつで、はあはあ」
目の前を一匹のトラネコが横切り、近くの鮮魚店へ飛び込んでいきました。ちょっぴり息を切らしながら駆けてきた美咲紀も、猫だまりでにゃんこに囲まれている珊瑚とまほろを見かけて、にっこり顔です。
「ふふ……ねこさんたち、みんな幸せそうだね……」
「ええ、本当なのだわ! 海が見えて、猫たちもたくさんいて、賑やかで。私もここが好きになりそうなのだわ」
「さすが寝子島、猫の島なのです。にゃんこたちはみーんな、街の人たちに愛されてるのですね~」
お魚くわえたトラネコがやってきて、シルバータビーとスコティッシュ・フォールドの目の前へぺいっと置きました。遠慮せず食べなよ。僕からのおごりさ。なんて言っているかのようです。
三人はゆるゆる顔のまま、愛らしい猫たちを心ゆくまで眺めるのでした。
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月16日
参加申し込みの期限
2017年11月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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