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●呉服屋にて
本日、呉服屋で店番をしているのは
学生支援部
に所属する、
夏神 零
だった。
学生支援部仲間である刀に、声を掛けられて。
「学生だけでなく、街のちょっとした支援をするのも悪くなかろう」
そう快く応じての、一日バイトである。
とはいえ、普段から和服と親しみのある零。
接客も神社でこなしているので、さして苦労はしていなかった。
呉服屋は右から左に、お客が訪れるものではないから、むしろ手持ち無沙汰になっているくらいだ。
ゆえに、星ヶ丘寮から能美子の自前の浴衣を持参して、一仕事終えた弘明寺家のメイドが捕まってお茶を出されていた。
お嬢様の着替えスペースをこちらで借りた手前、メイドもそれを無碍には出来ない。
零は夏本番に向けて浴衣の柄の話題、そしてそれにどんな小物を合わせるかについて、談義していた。
メイドもそれに、耳を傾ける。
なにせ彼女のお嬢様は、美貌の持ち主だから。毎日顔を突き合わせるうちに、自然と美意識もファッションへの関心も、高くならざるを得ない。
そんな呉服屋の入り口に、千歳が立った。
「おや、いらっしゃい」
「あの、お邪魔します。浴衣のレンタルって、やって……って、あら? ここも一日バイトなのね」
千歳を招き入れた零の外見は、あどけなさの残る男の娘。
元々、男性としては小柄で細身だから、これからのシーズンに合わせた麻の着物も、しっくりとよく似合っている。
「お察しの通り。お客様も、浴衣をご所望であらせられるか?」
「ええ、ビラを配るのに、いい宣伝になるからって……刀君が……。あの、急な話だし、無理ならいいのよ」
どうしても遠慮が勝る千歳に、心得たという顔で、零は奥から色柄も豊かな浴衣のハンガーを、引っ張り出してきた。
そのどれもが魅力があり、目移りしそうだ。
「きれい、どれも素敵ね」
「拙者も丁度暇を持て余していたところじゃ、似合うものを、じっくり選ばれると良い。
それでも敢えてお勧めするならば、お若いゆえ、華やかなものでござろうか」
「華やか……赤系かしら?」
零の勧めに従って、千歳は浴衣を手に取る。
気持ち色味を抑えた、赤地に白のストライプ。藍の千鳥が踊るように配置してある。かわいらしさの中にも、鮮やかでパンチのあるデザインだ。
「お気に召しましたかな? ふむ。それでは、姿見で合わせてみると宜しかろう」
全身が映る鏡に掛かった布を、零が無駄の無い所作で捲り上げる。
そうして千歳の肩に、浴衣を斜めに掛けて、顔映りを確かめた。
零もメイドも口々に誉め、そのチョイスに満足げだが、唯一人、千歳は表情を曇らせた。
「いかがなされた? ピンとこぬようなら、別の浴衣でも」
「ううん、違うの。浴衣はとても気に入ってるわ、ただ……私に本当にこんな女らしいの、似合うのかなって」
姿見から目を逸らし、沈黙する千歳。
しかし零は、ゆるりと目を細める。
「そんな事を気にされていたのでござるか。拙者の目に狂いはないのじゃ、とてもお似合いでござるよ。
百聞は一見にしかず、奥で着替えられるようになっておるので、袖を通して見ると宜しかろう」
そして。
「お、千歳。いいじゃないか!」
「本当だ、似合ってるよ」
「そ、そうかしら?」
「背筋を伸ばすと、もっと綺麗に見えるわよ」
「そっか、こうね」
「そう、素敵よ」
やがて浴衣姿の千歳が、ビラ配りに表に立ち、人々はその凛とした少女らしさに目を奪われる。
「乙女心とは、繊細なものじゃな」
草履を見やすいようにディスプレイし直しながら、零は初々しい笑顔を振りまく彼女を、そっと応援した。
●薬局『アネモネ』訪問販売&呉服屋
「……親父もお袋も、俺に留守番させてバスツアーかよ。
……正直、あの馬鹿夫婦は、旅先で迷惑を掛けないか心配だ……」
ぼやくのは薬局
アネモネ
の看板娘、
毒島 林檎
だ。口にシガレットチョコをくわえ、白衣を羽織った褐色肌の少女である。
少々ぶっきらぼうな印象があるが、内面はデリケートな彼女。
両親に対して辛口になってしまうのも、愛情の裏返しなのだろう、多分。
「ともあれ、親父からは『店は休みだがお前に任せるぜ!』と言われたし……仕方ないな。
散歩がてら、訪問販売でもするか」
店を閉めざるを得なかったのは、薬剤師である両親が不在なため医薬品が販売出来ないためだ。
これについては薬事法など制約があるので、致し方ないと言えよう。
林檎は肩からクーラーボックスを提げ、本日店番に赴いた学友をねぎらうため、スポーツドリンクを差し入れし、ついでに父作・アネモネブランドの栄養ドリンク(指定医薬部外品)の販売をしていた。
*医薬部外品の製造販売を行う際には、品目ごとに厚生労働大臣の承認を受けなければなりません。
承認とは、製造販売を行う製品の品質、有効性及び安全性に関する事項について適当か否か判断され、原則厚生労働大臣が与えるものです。
「(いっぱい買ってほしいな……)」
本音を、つい小声で漏らしてしまうのは彼女の癖であり、かわいらしさでもある。
そんな林檎がまず訪れたのが、クラスメイトの零が店番をする、呉服店だった。
「いらっしゃい……おや、林檎殿。本日はどのような御用向きで?」
明らかに呉服屋の客には見えない林檎に、零が問う。
「ああ、悪い、俺は客じゃないんだ。なあ喉乾いてないか? 良かったら飲めよ、スポーツドリンクだ」
「これはかたじけない、お気遣い感謝致す」
「ああ、気にすんな。こっからが本題だからよ」
「販促ですかな?」
「うん、まあそんなトコ。
これ、うちの薬局のオリジナル商品で『ニャンダフルD』と『ニャンニャン打破』だ。
Dが滋養強壮と、疲労回復。打破の方が、眠気覚まし。一本200円なんだけど、買ってもらえないか?」
クーラーボックスからドリンク剤を取り出す、林檎。
しかし見た目とは裏腹、日ごろより体を鍛え、神社で規則正しい生活を送る零には、今のところ用のない品だ。
零は丁重に、林檎の売込みを断った。
「ふむ……しかし、そんなに荷物を抱えたままでは重かろう。半分程ここへ置いて行ってはどうじゃ?
置き薬ではないが、ここへ参られたお客人に拙者が勧めよう。その方が、お主も楽じゃろうて」
「!! いいのか?(うそー、ホントに? 助かるー)」
「構わぬよ、拙者も暇でござるゆえに。ここなら年配のお客人が多かろう、案外需要があるやもしれぬ」
「そうか、じゃあ頼んだ(嬉しいな、ありがとー♪)」
「後で受け取りに参られると良い」
口調にそぐわぬ態度でペコリと頭を下げると、林檎は軽くなったクーラーボックスを抱えて、零の元を去った。
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グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月31日
参加申し込みの期限
2013年08月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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